
紆余曲折を経て、ホンダCG125を購入しました。
新車です。お値段はなんと9万円です!
このCG125とは聞いたことが無いと思いますが、1975年からホンダが海外向けに生産しているバイクで、今も生産を中国などに移管して継続しているものです。
ホンダのホームページでも、その歴史が記事になっています。
ホンダ:想像を絶した発展途上国の2輪車事情
なんでこんなバイクを買うことにしたのか、ここ一か月あまりの私の心の動きをレポートしてみましょう。。。(笑)
始まりは1か月前ほどの、エストレヤでのツーリングの帰り道です。
ふと前に、新型モンキー125が現れました。
それも、私が気に入っているイエローのものです。
信号で止まるたびに、後ろからじっくりと眺めました。
コンパクトなボディにネオレトロなデザイン。
軽くて運転が楽しそう。
そう、以前に自分が乗っていたYB125SPを思い出しました。
それは初めて所有した125ccでしたが、パワーは無いけれど100Kgちょっとの軽量な車体は、なんとも言えない楽しさがありました。
「う~ん、、、モンキー125は良いかもしれない」
そう、また病気が始まったのです。「バイク欲しい病」です。
まあ、ライダーなら時々あることです。ほとんどは、やがて治まります。
帰宅した私は、早速ネットでモンキー125を調べました。
すると、なんとお値段が
40万円です。
高~い!
まだ中古なんか無いので、こりゃダメだ、、と少しずつ気持ちが沈静化してきました。
しかしその後に、「でも125ccは軽くていいよな~。。。もっと安いの無いのかな~」
との思いがよぎり、更に調べてみました。
国産の125ccのMT車は中古の玉数が少なく、値段も高いものが多く、低価格のものは日本メーカーが中国で生産したものを輸入しているものです。
スズキGN125H、ヤマハYBR125、ヤマハYB125SP、ホンダ CB MAN125あたりが14~19万円ぐらいで出ていました。
しかし、どれも125ccにしては立派な車格のバイクで、今の私がイメージしている「できるだけコンパクトで軽量なもの」とはちょっと違います。
イメージとしては、昔のカワサキAR80のようなバイクが良かったのです。
まあ、仕方ないかとあきらめかけたのですが、「しかし、最も安い125ccのMT車って、いったいなんだ?」という疑問が湧き更に調べたら、出てきたのがこちら。
ホンダCG125です。9万円です。
第一印象は、「ずいぶん古臭いバイクだな~。まだこんなの作っているのか」と否定的なものでした。
しかし、その古臭い印象が頭に残り、数日後にもう一度よく見て調べてみました。
まず目につく角目ライトは、1980年代前半を彷彿させました。
RZ125とか、Z400GPとか、FZ400Nとか、一時期流行った時期がありましたから。
しかし、大きな四角いウィンカーもセンスが無い。
メーターボックスも長方形で、ほんと昔のまんま。
チェーンカバーもついて、ホント実用車だな。
しかし、、、
なになに、エンジンは
OHVだって。
OHCの間違いじゃないのか?本当にOHVなのか?
調べたら、本当にそうなのです。
OHVなんて、ハーレーしか残ってないと思っていたのに、こんなところに居たとは!
更に、ミッションはロータリーシフトの5速です。
つまり、N⇒1⇒2⇒3⇒4⇒5⇒N というカブでもおなじみの未体験な不思議なシフト。
フロントブレーキは、ドラムだし。
50ccのスクーター以外では、なかなかお目にかからない。
たしか、以前にSR400とエストレヤでは、わざと懐古主義でフロントドラムがありましたが、こちらは標準採用品。
気に入らないデザインも、ライトを丸目にしたり、ウィンカーも小径化したら、良くなる可能性が高い。
タンクのデザインも、見慣れるとヨンフォアを彷彿させるから不思議。。。
そんなこんなで、ネットでの下調べを完了し、実車を見に行くことにしました。
お店ではGN125HやYB125SPと並んで展示されています。
ハッキリ言って、それらと比較するとCGの質感は低いです。
フロントフォークやアンダーフレームも細く、華奢な印象です。
しかし、跨った感じは、昔の50CCのMT車を彷彿させる薄くてコンパクトなものでした。
なんとも懐かしい。
点数をつけると85点。
90点だったら購入しようと思っていたのですが、微妙なところです。
やっぱり、無駄だしもったいないし、バカらしいかな~という声もこだまします。
しかし、部品を少しずつ交換しながらこのバイクを育てていくのは、きっと楽しいだろうとも想像が膨らみます。
そんなこんなを30分以上、店員さんも付き合わせて迷いましたが、最後に購入を決めました。
こんな、シーラカンスのようなバイクが9万円で買えるなんて、歴史の勉強になる!っと(笑)
まだ手元には来ていませんが、それからはあそこはどうする、ここはどうすると、少ないネット情報を頼りに検討しています。
それがまた楽しいのです。
バイクに愛情を注いでいるとき、それは自分の人生では楽しいひと時なのだなと、改めて実感させられました。
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Posted at
2018/10/17 00:32:57