
皆さんおはようございます
昨日はお仕事お休みで久々に
パチンコ行きました^^結果w1000円儲かりましたw
お昼代浮いたかなw(笑
そんな木曜日ですがみんなヨロシクw
あで今日もライアン第2章です長文スマンw
第一章は
こちら
ドラクエ ライアンですが、馬車内の空気が最悪です 第2章
41 名前:
ライアン ◆bDCt54/oZM 2006/07/30(日) 01:41:47.97 ID:/9cWiOiw0
8月28日
田舎町についた。
勇者様は早速武器屋へ向かった。
レギュラーメンバーを連れて。
俺は少し距離をおいて、そのあとを追った。
武器屋につく。
なめし皮と金属の匂い。
王宮の武具庫を思い出す。
ふと陳列棚を見る。
そこには俺が求めてやまなかったあの武器があった。
『ドラゴンキラー 15000G』
45 名前:
ライアン ◆bDCt54/oZM 2006/07/30(日) 01:50:30.11 ID:/9cWiOiw0
俺はサイフの中を確認する。
当然…足りない。
俺のサイフの中には1章の時に自ら稼いだ2500Gしかなかった。
ため息をつく。ふと思い出し、サイフの小さなポケットを探る。
小さく折りたたまれた写真。
そこには町の住人に暖かく出迎えられる俺が写っていた。
そして…ホイミンも。
写真のホイミンが語りかける。
「ライアン様、勇者様と一緒に、皆が笑って過ごせる世界を作ってくださいね…」
俺は馬車に戻り、誰もいないことを確認してから、
声を殺し、泣いた。
50 名前:
ライアン ◆bDCt54/oZM 2006/07/30(日) 01:53:46.43 ID:/9cWiOiw0
目が覚めるとあたりはすっかり暗くなっていた。
知らぬ間に眠っていたらしい。
暗闇に目が慣れてくる。俺は馬車の中を見回した。
誰もいない。
ジジイも緑も今日は町のどこかにいるようだ。
ゴトッ…
何かが手に当たって倒れた。
それは、俺が夢にまで見たドラゴンキラーだった。
(勇者様…?)
52 名前:
ライアン ◆bDCt54/oZM 2006/07/30(日) 01:57:11.69 ID:/9cWiOiw0
信じられなかった。
夢にまで見たドラゴンキラーを、サブメンバーの俺に…?
俺はおそるおそるソレを手にする。
『ライアンはドラゴンキラーを装備した』
懐かしいテロップが流れた。
もう、夢でも何でも良かった。
一流の戦士を夢見て、いつかは最強と呼ばれるドラゴンをこの手で、
そんな幼き自分に、俺は俺を自慢したい。
それだけだった。
ガサガサッ
(もしや…勇者様?)
俺はどうリアクションしていいかわからず、馬車の中で息を殺した。
55 名前:
ライアン ◆bDCt54/oZM 2006/07/30(日) 02:01:28.90 ID:/9cWiOiw0
「なんだ、起きてたのか…」
俺はビクッとした。
「ゆ…」
喉を絞り上げ、声をひねり出そうとする。
「その武器、お前に似合うと思ってさ…」
涙が溢れそうになる。
言葉が出ない。
「…ゆ……」
「勇者様…」
(!?)
その時、馬車の外から確かに女の声がした。
「似合ってるぜ、そのキラーピアス」
俺はそっと外を覗く。
そこにはアリーナと、勇者様がいた。
59
名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/07/30(日) 02:06:02.17 ID:5CQJzA3M0
>>57
「エンディングまで皆さんまたよろしく」www
62
名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/07/30(日) 02:06:52.94 ID:FcsjXbTKO
>>55
バロスwwwwwwwwwwwwwww
63
名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/07/30(日) 02:07:08.61 ID:nH7B5ahQO
>>1
ヤバイwwwwめっちゃツボだこれwwwwww眠たいのに・・・
61 名前:
ライアン ◆bDCt54/oZM 2006/07/30(日) 02:06:21.97 ID:/9cWiOiw0
「でも…これ…」
アリーナは頬を赤くしながら、何かいいたげにしていた。
「攻撃力が低い、そう言いたいんだろ?」
(なんだ?俺じゃないのか…)
俺は少しガッカリしたような気がした。
主君と認めた人に、施しを受けることを当然と考えていた自分を恥じた。
「女の子はさ…」
「えっ?」
「女の子は、武器も可愛いほうがいいぜ?」
アリーナは完全に茹蛸状態になっている。
「で、でも、この武器、攻撃力が5しかないんですよ?」
「アリーナがチャーミングすぎるからさ」
「え?」
「いや、言いたかっただけさ。確かに攻撃力は低いけど、二回攻撃できるんだぜ?」
アリーナはピアスをまじまじと見つめる。
「それに、アリーナは会心の一撃がよくでるだろ?だからいいかなと思ってさ」
「あ、ありがとうございます」
「いいっていいって、ほら、つけてやるよ」
勇者様の手がアリーナの耳に伸びていく。
68 名前:
ライアン ◆bDCt54/oZM 2006/07/30(日) 02:09:35.23 ID:/9cWiOiw0
馬車の中から、俺はそんな『BOY’S BE…』な状況を見ていたが、
耐えられず目をそむけた。
するとそこには、何時の間にか緑のヤツがいた。
ヤツはボソボソと何かつぶやいていた。
俺は気味が悪くなって、そそくさと眠る準備を始めた。
馬車の明かりを消すと緑の声だけがやけに五月蝿く響いた。
「ザキ…ザキ…ザキ…ザキ…」
『勇者には効かなかった。勇者には効かなかった。勇者には効かなかった。しかし、MPが足りない』
70
名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/07/30(日) 02:10:41.31 ID:snoJD+4F0
>>1お前凄いわwww
71
名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/07/30(日) 02:10:47.52 ID:99ZM5gnrO
ちょwwwwクリフトwwwwテラセツナスwwww
77 名前:
ライアン ◆bDCt54/oZM 2006/07/30(日) 02:15:00.68 ID:/9cWiOiw0
「ザキ…ザキ…ザキ…ザ…」
「もう、よさないか!」
俺は緑を羽交い絞めにした。
「男の嫉妬は…見苦しいぜ?」
「ラ…ライアンさん…」
緑は涙を浮かべていた。
「どうして…」
「?」
緑は堰を切ったように言葉を投げかける。
「どうして姫なんだ!どうしてミネアなんだ!!!
僕の方が防御力も高い!それに、公式設定でも僕と姫様はくっつくんじゃないのかよ!?
なのに、スタメンは外される、姫はたぶらかされる!
おまけに『ガンガンいこうぜ』の時はザラキしか使わないお荷物扱い!
僕は…僕は…!!!」
そうか、こいつも辛かったのか。
きっとこいつも夢を抱いて勇者のパーティーに入ったのだろう。
しかし、現実と幻想とのギャップに耐えられず、こんな姿に成り果ててしまった。
俺は優しく緑の背中をさすってやった。
「布団を敷こう、な?」
80
名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/07/30(日) 02:16:16.07 ID:YqwGqnHx0
公式設定(笑)
82
名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/07/30(日) 02:16:47.43 ID:CtIn8x6K0
これは良スレ
83
名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/07/30(日) 02:17:13.99 ID:1yP72jmdO
その発想はなかったわwww
88
名前:ライアン ◆bDCt54/oZM 2006/07/30(日) 02:19:20.72 ID:/9cWiOiw0
泣きじゃくる緑をあやしながら、俺は外へ目をやった。
そこには、きっと緑が最も見たくない光景が広がっていると知りつつも。
「そうだ」
勇者様が思い出したように話し出す。
「俺もそう言えば新しい武器買ったんだよ、高かったんだけどな」
「そ、そうなんですか?」
「あぁ、見て驚くなよ?15000Gもしたんだからな!」
『ライアンはドラゴンキラーを外した。』
『ライアンは破邪の剣を装備した』
俺は緑と共に泣いた。
89
名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/07/30(日) 02:19:49.99 ID:3A/+rRZG0
泣いた
91
名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/07/30(日) 02:20:06.17 ID:0rolyDb80
(´;ω;`)ウッ
93
名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/07/30(日) 02:20:18.12 ID:CtIn8x6K0
イイハナシダナー
94 名
無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/07/30(日) 02:20:25.80 ID:x4unSyu40
全俺が泣いた
95
名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/07/30(日) 02:20:42.00 ID:LsQfI/9cO
ワロスwwwwww
ライアンのじゃないのかよwwwwww
98
名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/07/30(日) 02:21:12.04 ID:FcsjXbTKO
>>88
腹痛えwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
111
名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/07/30(日) 02:26:38.77 ID:4XN7q5000
良スレwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
来週に続く