初めて耳にした食べ物。

最近行ってない方面へ行こう、ってことで大洗まで何となくドライブ。
大洗磯前神社に始まり めんたいパーク、リゾートアウトレットに寄るも、あっさり時間を持て余し、現地で読んだガイドブックで発見した ”たらし”。

ナンデスカソレハ???



どうやら知る人ぞ知る大洗の名物で、大洗人のソウルフードらしい(笑)
そんなモノがあるのにスルーして帰るわけにはいかん！…ってことで、紹介されてた店へGOっ！


  アウトレットからクルマで10分も掛からない場所なんだけど、ナビに従って行くと明らかにジモティしか使わない小道へ誘導される(笑)

 疑いつつも入っていくと「お好み焼」の看板が見えた…が、明らかに民家！
真横には ただの空き地 駐車場がある。

 急激にこみ上げる不安感！
 ”きたなトラン（きたなシュラン）”的な雰囲気が充満っ！！




  恐る恐る入ると、中はやっぱ民家。
 さらに客が誰もいない事が不安感をブーストアップ！

  台所 厨房の奥の方に居たバァちゃんに声掛けたら、それがおかみさんだった。

 入り口近くは焼き物しない人、座敷は焼き台が6卓くらいと結構な卓数。たまたま貸切なだけで、客は相応に来ている証???
それにしても内装も鉄板も年季が…




  ”たらし”ってのは自分で具を選ぶセミオーダーシステム。手書きのリストが何とも言えない雰囲気(笑)

 3品 ： \300
 5品 ： \500
 8品 ： \1,000
 ん…なんか計算あわない… まぁ初だし、おかみさん曰く”2人なら\1,000のがちょうど良い”って事だったんで、おとなしくそれに従う。
んで渡された 紙っ切れ オーダー票に希望の8品を書いて注文！




  ど～ん!!

 見慣れた器に8種の具材がプカプカ。
 ま、器なんて…所詮入れ物なので…使いまわしとか気にしちゃいけないね。

 
 8品は…
キャベツ ・ 切りイカ ・ エビ ・ ノリ ・ 天かす ・ 揚げソバ ・ 白魚 ・ 玉子っ！

じっと見てると白湯スープのラーメンに見えてくる妙ｗｗｗ



  ”たらし” って要は「もんじゃ」と「お好み」の中間。

 混ぜながら自分で好みの味付けをする → 鉄板に ”垂らす” → 焼けたらOK。
ただ、もんじゃのように土手を作らないし、お好みみたく丸く焼くものでもない。

 ”一気に入れず、焼く⇔食べるを何度かに分ける” が美味しく食べるコツなんだって。



  食べるときの道具はコレを使う。
 もんじゃと同じハガシと”たらし専用ハガシ” 。

 初めて見たこのタイプのハガシ、なんと特注で職人に作られたものとのこと。
 
 ”ずっと使ってきてるからさ、歯型とか付いちゃってるんだよねぇ…アハハハ” とおかみさんの小ネタ付。

…確かに歯型アリ(笑)




おかみさんはちなみに80歳くらい?のご老人。
にもかかわらず一人で店を切り盛りしてるっぽい。
そして店自体は親御さんから引き継いだ2代目らしいので、この ボロさ 年季の入りようにも納得。

貸切状態だったんで、焼き方含めていろいろ話しながら軽食を楽しんできちゃいました。
店は…だけど、気さくで元気なお母さんなので、近くに行く機会があったらぜひお立ち寄りあれ。



三崎屋
茨城県東茨城郡大洗町磯浜町3575
029-267-6204
10:00～21:00 ※不定休