オーシッタイ探訪記

先日、“オーシッタイ”と呼ばれる集落に行ってきました。



ずっと前から気になってはいたんですが、なかなか行けなくて｡｡｡
オーシッタイは、漢字で書くと“大湿帯”と表記するようです。

事前に得た情報によると…

・沖縄本島で最後に電話・電気が通じた集落
・沖縄本島で唯一、梅の花が咲き、梅の実が採れる
・住民がたった１人になり、廃村寸前になったことがある
・とにかく山奥
・ちいさなカフェがある
・不思議な蜂蜜を売っている

一体どんな所なんでしょう？
これだけ調べただけでもワクワクしますねぇｗ



というわけで出発！
途中、所々で寄り道しながら、エアコンの効いたインプで北を目指します。


国道58号から県道14号へ入り、山道に突入です。
久しぶりに山道に来ましたが、やっぱり峠は楽しいですねｗ
飛ばさなくても、クルージングするだけで気持ちがいいです♪


途中、「恥うすいの碑」の前で休憩。

悲しい物語の舞台はこの碑の近くだったんでしょうか。
蝉の鳴き声だけが山に響いていました。

　→恥うすい物語 （やんばるロードネット：北部国道事務所）
　→恥うすいの碑 （やんばるロードネット：北部国道事務所）


さて、さらにしばらく進むと、こんな看板が。

え～と、どう見てもスグそばに林道入り口を示す案内標識が立ってるんですが？
林道の奥へ進めということですね？
わかりました。


途中、いくつか分岐がありますが、ちゃんと案内看板が立っているので、どんどん山奥へと導かれます。
そしてついに！

舗装が途切れましたｗ
でも、舗装されていない道路脇にはちゃんと電柱が立っていて、この奥に集落があることをにおわせます。


いよいよ道が荒れてきたところで見つけました。
「オーシッタイ自治会 2001.11宣言」！！

きっとこれから先がオーシッタイと呼ばれる集落なんですね♪
ワクワクしてきます♪♪


まず見えてきたのは、カフェ・しゃし★くま～る。

定休日は火曜日だけだと勘違いしてたんですが、月曜・火曜がお休みのようで。
今回は蜂蜜コーヒーを飲むことはできませんでした。
しゃし★くま～るでのんびりとコーヒーを頂くのがメインの目的に近かったのに｡｡｡
残念っ！
次回へ持ち越しです。


その後、ポツポツっと民家があり、その先には蜂蜜の無人販売が♪

「にがあまみつ」というそうです。
やんばるの森に自生している“アサグラ”と呼ばれる木（和名：フカノキ）の花の蜜をミツバチが集め、にが味とあま味が絶妙に調和した世にも珍しい蜂蜜ができるんだそうです。

せっかくなのでお買いあげ♪
みん沖の定例オフでビンゴの景品に出品しますね♪


で、あっという間に集落を通り抜けましたｗ
見た感じ、民家は10軒あるかないかくらいではないでしょうか｡｡｡
集落の全体図はこんな感じだそうです。



そして、最後に見つけました。
…と言っても、わかりづらい所に建ってるんで、3回ほど前を通り過ぎましたが(苦笑)

「電気電話開通記念石碑」

写真では見づらいかもしれませんが、石碑にはこんな事が書いてありました。

「この地に
　電灯がともり
　電話が通じる

　１９８２年１月
　オーシッタイ自治会
　８世帯２３名」

そう、オーシッタイには1982年になるまで電気も電話も通じてなかったようなんですね。
もちろん、沖縄本島で最後に電気・電話が通じた集落だったそうです。
なんだか感慨深いです。



ということで、オーシッタイ探訪記でした。

林道探検はインプよりもヴィヴィオの方が向いていることを改めて確認しましたｗ
対向車が現れて何十mもバックするのは、見切りが良く、取り回しのいいヴィヴィオの方が楽ですね(苦笑)
ヴィヴィオのエアコン、使えるようにしようかなぁ｡｡｡