
本日決勝レースが開催されたF1日本GP。
昨日行われた予選順位からレースはスタートしました。
開始早々、ルノーのアロンソはTOYOTAのトゥルーリをパスし、順位を上げます。また、2周目にはフェラーリのマッサが、チームメイトのミハエル・シューマッハーにトップを譲ります。
このままMSが独走態勢に入るのかと思いきや、マッサとの差を一定に保ちつつ、周回を重ねる展開に。
その後はピット戦略で細かく順位が入れ替わるものの、激しいデッドヒートはそれほどは多くない感じ。
最後のピットストップを終え、あとは10数周を走りきってチェッカーフラッグを受けるだけの状態になったMSが、突然ストップ。
原因は、上海でも使った、2レース目のエンジン。
今季限りでの引退を発表しているMSにとっては、あるいはF1でも最後となる鈴鹿でのレースは、MSリタイヤという結果になってしまいました。
その後はピット戦略でマッサをかわして2位を走行中だったアロンソが独走で優勝。
以下の結果は次の通り。
1位 F.アロンソ(ルノー)
2位 F.マッサ(フェラーリ)
3位 G.フィジケラ(ルノー)
4位 J.バトン(ホンダ)
5位 K.ライコネン(マクラーレン)
6位 J.トゥルーリ(トヨタ)
7位 R.シューマッハー(トヨタ)
8位 N.ハイドフェルド(BMWザウバー)
9位 R.クビカ(BMWザウバー)
10位 N.ロズベルグ(ウイリアムズ)
11位 P.デ・ラ・ロサ(マクラーレン)
12位 R.バリチェロ(ホンダ)
13位 R.ドーンボス(レッドブル)
14位 V.リウッツィ(トロロッソ)
15位 佐藤琢磨(スーパーアグリ)
16位 T.モンテイロ(スパイカーMF1)
17位 山本左近(スーパーアグリ)
18位 S.スピード(トロロッソ)
R M.ウェーバー(ウイリアムズ)
R M.シューマッハー(フェラーリ)
R D.クルサード(レッドブル)
R C.アルバース(スパイカーMF1)
表彰台に上った3人の表情はそれぞれでした。
喜びを爆発させたアロンソ、神妙な面持ちのマッサ、そして、涙を流すフィジケラ。
トロフィーを渡す、地元首長らもなんだか複雑な動きをしてました。
「ホントはミハエルと握手したかったのにな~」「コイツ、誰?」
って感じでしょうか?w
ヨーロッパでのレースにおけるカップ手渡しの際には、プレゼンターは、カップを手渡す相手以外にも、表彰台に上ったドライバー3人全てと握手することが多いんですが、今回はそうではありませんでしたね。
首長らは、表面上ではF1を歓迎しているように装っていますが、実際のところ、レースを楽しむレベルには達していないんでしょう。
ヨーロッパではオリンピック、サッカー・ワールドカップと同列として扱われるF1ですが、日本ではまだまだそこまで浸透していない証拠が現れていたんじゃないか?って気がします。
最後に、コース芝生上にストップしたミハエルのマシンが画面に映し出されていました。
なんとももの悲しい絵でした。
あの絵は今後、いろんな回顧シーンで使われるんでしょうね…
それでは、
ほえほえコンチネンタルのoimo2000さんが以前されていた、ドライバーへのコメントを真似てみることにします(爆)
1位 F.アロンソ(ルノー)
ミハエルのトラブルによって、優勝を得たアロンソ。
これで選手権争いは一気にアロンソ有利に。
このまま選手権2連覇か? それとも…
2位 F.マッサ(フェラーリ)
1度目のピットストップの後、ハイドフェルドに抑えられてアロンソの後塵を拝することになってしまったマッサ。
戦略としては、ミハエルのピットまでに、アロンソをブロックしまくって、ミハエルとのギャップをもっと広げておかなければならなかったのかも…
結果論ですが。
3位 G.フィジケラ(ルノー)
表彰台の上で、男泣き。
今週、親友を亡くしたのだとか。
地味にいい仕事をするフィジコ。来期からはルノーのエース。今季優勝は1度のみ。地味なだけでなく、そろそろ派手な結果もコンスタントに欲しいところ。
4位 J.バトン(ホンダ)
まさかこの位置でゴールできるとは。
マシンのポテンシャルは少しずつ改善されている模様。今季は初優勝も経験し、これからの結果が楽しみ。
来年こそ、「鈴鹿で、君が代、がんばります」をよろしく!
5位 K.ライコネン(マクラーレン)
気がつけばこの位置。
去年は17番手スタートで優勝するなど、実は鈴鹿のコースではかなり速かったりする。
予選の順位が良ければもっといい結果を得られたハズ。
予選の結果が悔やまれる。
6位 J.トゥルーリ(トヨタ)
日本大好き、ヤルノさん。
“動くシケイン”の異名を取るヤルノに、アロンソのブロックを期待したMSファンもいたハズ。
しかしながら、スタート直後にあっさりとアロンソに抜かれてしまった。
やはりルノーの発進能力には勝てなかったか。
終盤ではマシントラブルでペースダウン。
環境さえ良ければそこそこ結果は出るハズ。最近は目立たないことが多いが、頑張って欲しい。
7位 R.シューマッハー(トヨタ)
気がつけばこの位置、その2。
初代・フォーミュラニッポンのチャンピオン。
ピットアウト後、遅いクルマに引っかかりまくったんでしょうか?
終盤はヤルノのペースにつきあわされて、ゆっくり周回。
抜き去ることはできなかったの?
8位 N.ハイドフェルド(BMWザウバー)
序盤にはまたまたバリチェロと接触し、また、1度目のピットアウトしてきたマッサを抑えてしまったニック。
BMWではエースなんだけど、どうしても目立たない役回りが多い気がする。
今日も地味に1ポイントゲット。
もっと目立って、女の子たちをキャーキャー言わさんかい!(爆)
9位 R.クビカ(BMWザウバー)
ジャック・ヴィルヌーブ更迭とともにレースシートを得たクビサ(彼の母国語だと、クビカ、というよりは、クビサ、の方が近いらしい)。
これまで怖いもの知らずで(?)目立ちまくり。今日もあわよくばニックを抜き去ろうかというシーンも。
しかし、そこは新人。コースアウトして実現せず。
これからが楽しみなレーサーです。
10位 N.ロズベルグ(ウイリアムズ)
開幕直後は「驚異の新人」と騒がれていたのはロズベルグだったのに、最近はクビサに話題を持ち去られている感が…
今日も目立たないレース運びで、こんな位置でゴール。
プロモート活動の一環でのレースシミュレーションでの対決では、予備校生に負けちゃうし、散々な日本だったかも…
11位 P.デ・ラ・ロサ(マクラーレン)
こんなところにいたのね(汗)
今日は全く目立てず。
2代目・フォーミュラニッポンのチャンピオン。
監督もその肩書きに期待してたんだけど…
12位 R.バリチェロ(ホンダ)
ニックと接触して、レース開始早々に緊急ピットインでノーズ交換。
ピット戦略を変えて、もっと上位でゴールすることはできなかったのか?
今回は戦略変更ができなかったとしても、Hondaは戦略を柔軟に変えるという面では、まだまだ経験不足。これからまだまだ経験を積まなければならない。
13位 R.ドーンボス(レッドブル)
…そうですか。
今季途中で更迭されたクリエンと、どちらが優れた結果を残しているんでしょうね?
14位 V.リウッツィ(トロロッソ)
他のマシンとは比較できないマシンなので、どうとも…
まぁ、こんなもんじゃないの?
15位 佐藤琢磨(スーパーアグリ)
コース上でモンテイロだけはパスできた。
彼にはもっと良いマシンに乗ってもらいたい。そう思っているのは亜久里代表だけではないハズ。
クルマさえよければどんどん上位を狙えるドライバー(だと思う)。今年になって走りに変化が見え始めてきたし、良いクルマでレースさせたらどんな成績を残すのか見てみたい気もする。
上海でのレースリザルトは抹消されたので、これが今季のベストリザルト。
16位 T.モンテイロ(スパイカーMF1)
…まぁ、こんなものなのかな?
地味にビリ争いを展開中。
17位 山本左近(スーパーアグリ)
鈴鹿は走り慣れているはずなのに、他のサーキットでのレースよりもラップタイムで琢磨との差が大きかった気がするのはなぜ?
下位カテゴリマシンでのライン取りで攻略しようとしていたのか?
ともあれ、鈴鹿で完走できてホッとしているはず。
18位 S.スピード(トロロッソ)
パワステが効かなくなってリタイヤ、完走扱い。
でも、辛いかもしれないけど、パワステが無くてもレースは完走できるんじゃない? という声があっちこっちから。
コースのあっちでもこっちでもスピンしまくりでした。
R M.ウェーバー(ウイリアムズ)
最近、全く目立たなくなってしまったウェーバー。
以前は“予選番長”なんてニックネームもあったのに…
今日も、気がついたらリタイヤ。
もうちょっと見せ場作ってくれても良いんじゃない?
R M.シューマッハー(フェラーリ)
先週、ミハエルが上海で優勝したときには、もうこのまま突っ走るのかな? なんて思っちゃいましたけど、そんなに甘くなかった。
ここでリタイヤだなんて…
ミハエルが今年の選手権で優勝を飾って引退するための条件は、「ミハエル・優勝+アロンソ・リタイヤ」。
確率的にはかなり低いですが、全く望がないわけではないわけで…
次のレースを最後に引退する、皇帝・ミハエル。その最後の雄志をしっかりと目に焼き付けておかなければ…
R D.クルサード(レッドブル)
ギヤボックストラブルでリタイヤ。
いぶし銀の走り、もっと見たかったなぁ…
R C.アルバース(スパイカーMF1)
シケインで激しくサスペンションを自爆させてリタイヤ。
いくらお金がないといっても、危険なので、ちゃんと整備したクルマでレースに出場してください。(苦笑)
次は今季の最終戦、ブラジルGP。
ミハエルがF1で走るのも、これで最後。
しっかりと見届けたい。
…とはいっても、衛星生中継のブラジルは起きてるのが辛いんだよね(汗)