あれから２日。

大学の駐車場に止めてるヴィヴィオの今朝の様子です。

朝方降った雨でぬれ、なんだか泣いてるように見えました。

あんな事があってから２日。
エンジンを動かしたくないんで、こんなところで待たせてます。




思い返せば、あなたと出会ってから３年半。

最初はアルトワークスが欲しかった自分。
クルマが欲しくて、いろんなクルマを検討してました。“過給器付きのキビキビ走るMTのK-Car”が第一条件でした。

あるとき、あなたの仲間（GX-R）を大学構内で見て、「？ 他のK-Carとは何か違うぞ？」って思ったのが始まりでした。

アルトワークス、カプチーノ、ミラアヴァンツァートTR-XXなどなど、他社のK-Carが軒並み3気筒ターボだったのに対して、ヴィヴィオは4気筒スーパーチャージャー。
初めてあなたの仲間を見たときに感じたあの違和感は、エンジン音・排気音から来るものだったのかもしれません。

それ以降、調べれば調べるほど、ヴィヴィオにのめり込んでいきました。
あなたの仲間は、92年のパリ～モスクワ～北京・マラソンレイドでは、プロローグランでワークスパジェロを上回るタイムを叩き出したって？
さらに、93年のサファリラリーでは、一時的とはいえ、ワークスのセリカの前4位を走ったってね。
んでもって、WRCに出場できる唯一のK-Carなんだってね？
すごいじゃん。

そんなこんなで、県内でヴィヴィオRX-Rを探すことにしました。
中古車情報誌、ネットでの中古車検索を駆使して、あなたが東風平で次のオーナーを待ってることを突き止めたのは、2003年の8月でした。

あの暑い夏、友人から原付を借りて、わざわざ宜野湾から東風平まで行きました。
あなたは中古車屋の最前列で待ってたよね。
初めて会ってから、ちょっとだけ待たせちゃったね。
あなたを動かすためのキーを手にしたとき、とっても嬉しかったよ。
あなたを動かすためにキーをひねった瞬間、鳥肌が立ったよ。
あなたに乗って自宅に帰るまでに、Tシャツをグショグショにするくらい汗をかいたのをハッキリ覚えてます。
だって、今まで乗ってみたクルマには、あなたと走ることほど楽しいクルマなんて無かったんだもの。


あれからもう3年半。
いろんなところに行ったよね。

あなたがウチに来てから、しばらくは夜な夜な南部に出かけていって、お互いのことを少しずつ理解していったよね。
とっても楽しかった。

自分の所属してるサークルで移動するときは、何度も何度もお世話になったよね。
ラジオ番組の放送、ボウリングやカラオケ、海水浴やドライブ、夏合宿にも行ったね。
そうそう、学祭の時には重い荷物を何度も何度も運んでくれたよね。あなたのそのパワフルなエンジンと、見た目より多くのものを運べる、その容量。大活躍だったね。

研究がうまくいかないときは、ドライブにつきあってくれたよね。
あなたがいなかったら、もし、一緒に走ったのがあなたじゃなかったら、どうだっただろう…
卒論提出期限前はあんまり相手できなくてゴメンね。
でも、あなたがそばにいてくれたから、そばにいてくれたのがあなただったから、最後まで頑張ってこられたんだと思う。

愛媛から家族が来たときも、あなたと一緒に旅したね。
またあんな機会があるといいなぁ…

そして、去年。
みんカラに登録。
あなたのおかげで、かけがえのない仲間達に出会えました。
みんカラでも、いろんな所にオフしに行ったし、ドライブにも行ったね。
あなたがいなかったら、素晴らしい仲間達にも出会えなかったし、たくさんの思い出も作れなかったんだと思うと、ホントに感謝してる。









ここまで書いて、涙出てきたよ...
やべぇ、止まらないや(泣)


この前はホントにゴメン。
痛かったよね。辛かったよね。
無理させちゃって、本当に申し訳ないと思ってる。
もっと早くにあなたの悲鳴に、異変に気づけば、こんな事にならなくて済んだかもしれないのに。
こんなオーナーでゴメンね。
明日、修理工場に連れて行くから、必ず元気になって戻ってくるんだよ。
元気になるのをずっと待ってるから、また一緒に、あっちこっち走ろうね。
約束だよ！