瀬戸 昴のブログ一覧

一昨日までの天気予報では雨だったんで、諦めて会社行こうかとも思ったんですが、金曜の退社前ギリギリまで迷って、雲の隙間から日食が見られることを期待して、でもやっぱり見れなくてふて寝かな～とか思いながら年休取得した私ですｗ
今年は今月末あたりからしばらくは忙しくなって年休も取れるかどうかになりそうな雰囲気がしなくもない感じだし。


昨日になって、ウェザーニューズの予報では「日食を見ることは難しいでしょう」とのコメント付きで曇りでしたが、気象庁の予報は明け方前から晴れ。
琉球ゴールデンキングスの優勝とドイツで開催されたニュルブルクリンク24時間レースでのSTIチームの優勝でアゲアゲになったテンションを抑えつつ、晴れることを祈りながら床につきました。


そして、明けて今朝！
雲ひとつない晴天！！
観察にはバッチリなコンディション！

眠い目をこすって、日食グラスを通して太陽を見てみると…


＜6:08＞
右上が若干かけているのがわかるでしょうか？

ここから徐々に日食が進み…



＜6:16＞
おぉっ！ わかるくらい欠けてきた！



＜6:23＞
さらに食分が大きくなってきた！



＜6:31＞
じわじわ食分が大きくなります。



＜6:40＞
一旦は暖かくなってきたんですが、この頃からまた涼しくなってきたように感じました。
2009年7月22日の皆既日食の時もそうでした。
（2010年1月15日の部分日食の時は、太陽が欠けたまま沈んでいってしまったので気温の変化はよくわかりませんでした）



＜6:49＞
かなり日食が進みました。



＜7:03＞
ブレブレ写真でごめんなさい。

この写真を撮影したあと、太陽は厚い雲に覆われてしまって、なかなか姿を現さなくなってしまいました｡｡｡
見えた！　と思ってカメラを構えるとスグ隠れちゃって撮影はできず…
すご～くほっそい太陽がチラチラ見え隠れしてたんですけどね～

で、不思議な事に、日食が進んだこの頃、近所の野良猫が一斉に鳴き始めました。
何か刺激されることがあったんでしょうか???



＜7:39＞
だいぶ戻ってきたときになんとか撮れました。
右上から欠け始め、左下に月が抜けていった感じですね。

この後、また太陽は厚い雲に覆われてしまってその姿を見ることは出来ませんでした｡｡｡
今はまた雲から出てきて強い日差しを浴びせてますがｗ



今回は自宅ベランダから観察しました。
日食が始まった頃は前夜の雨からは想像できない晴天にテンションも上がったんですが、最大食の頃には厚い雲に覆われてしまって、観察ができない状況になってしまいました｡｡｡
流れの早い厚い雲が低層を流れていたようです。

バッチリ日食グラスを準備して観察したんですが、ホームセンター等では売り切れのところもあったようです。
また、粗悪品が流通していたとかで、消費者庁が注意喚起を行ったりしてビビったりしましたが、私が購入したものは問題なく蛍光灯の光を遮ってくれ、安心しました。
イベントに便乗しての商売は結構ですが、粗悪品が市場に流通されてしまったことは残念でした。何も知らずに使って目を痛めてしまう可能性もあったわけで。


今回の観察で撮影した写真は70枚弱。
このブログではその中の一部を掲載していますが、ビシッと撮れたものもあれば、ブレの大きな写真もたくさん撮ってしまいました。
写真をクリックすると、ブログ本文に掲載しているのよりもちょっとだけ大きめで見ることができます。
なお、掲載写真は無断使用厳禁でお願いします。


今夜のコズミックフロントの放送も楽しみです♪
↑このサイトで日本各地でどのように日食が見えたのか、写真を見ることもできます♪

ある晴れた、それはそれはたくさんの星が見える夜のこと。
先輩に連れられて、北部に星を見に行ってきました☆


ワインディングをしばらく登ったところにある、ホタルが舞う駐車場で先輩はクルマを止めました。

ごそごそとトランクから箱を取り出す先輩。

中に入っていたのは…
天体望遠鏡でした♪


「まずは月から見てみようか」

三脚に乗った天体望遠鏡をのぞきながら先輩が言います。

チョイチョイっと微調整を終わらせて、交代してくれました。


接眼レンズの奥に見えたのは、ハッキリクッキリな月でした。
クレーターの影までしっかり見えます。

「すごい！すごい！！」しか口から出てこないほど興奮しながら、夢中で覗いていると…

「じゃ、もっと倍率上げてみる？」

先輩はテキパキと接眼レンズを高倍率のモノに交換してくれました。

次の瞬間、私の目に飛び込んできたのは、…月でした。
もっと的確な表現をするなら、月にあるクレーターの１つでした。

倍率を上げた天体望遠鏡は、私に１つ１つのクレーターの影までクリアに見せました。

さらに興奮していると、先輩が天体望遠鏡の操作方法を教えてくれました。

三脚から伸びている２本のワイヤーの先についているダイヤルで見る方向を微調整します。

色々いじくりながら、月の表面をあっちからこっちまで舐めるように観察します。
大きな岩（もしくは丘？ それとも山かも？）の１つ１つまでハッキリ見えました。


しばらく観察して休憩した後、先輩が言いました。

「今度は土星を探して、しっかりピントを合わせるところまでやってごらん」

先輩に教わった通りの手順で土星を探します。

「見えた！」

でも、低倍率のレンズではまだまだ小さな、光る点です。
接眼レンズを交換して倍率を上げます。

「輪！ 輪が見えますよ！！」

さらにテンションがアゲアゲの私を、先輩が笑いながら見てましたｗ


この日は土星の輪までハッキリ見ることができました。
冬に空気が澄んでくるともっとキレイに見ることができるんでしょうね♪

しかし、土星って遠いんですね。
一度セッティングしても、スグに視野から外れて行っちゃいます。
セッティングが甘くて微妙に望遠鏡がずれていってた、という可能性も否定しませんが(汗)


この日、数時間掛けて天体望遠鏡で観察したのは月と土星だけでしたが、太陽系惑星がたくさん観察できる時期を見計らって、先輩にまた連れて行ってもらいたいと思った瀬戸でした。

※何シテル？に追加された新機能の「何シテタ」 を使って書いてみました☆

８月４日に、こんなニュースを発見。

８月４日に日本でもオーロラが見られるぞ！ＮＡＳＡ「北の空に注目して」

　　ちょっと信じられない現象が8月4日に発生するかもしれない。ＮＡＳＡが発表したところによると、8月4日に日本でもオーロラが見られるかもしれないというのだ！　この情報は朝日新聞も報じており、理論的には実際にオーロラが出現してもおかしくない状況なのは確かなようだ。

　　朝日新聞は「太陽の表面で起きた爆発（フレア）から噴き出した大量の荷電粒子が地球に向かっており、4日ごろ、日本でもオーロラが見られるかもしれない」と報じている。

　　北欧などの地域に行かなきゃ見られないオーロラが日本でも見られる！？　これは絶対にオーロラを見なきゃ損！　ということで、詳細を気象庁に取材をして聞いてみた！　いつ頃、どっちの方向を見ればオーロラを見る事ができるの！？

　　「今日ですか？　日本でオーロラが見られるというのは初耳です。この取材で初めて知りました。気象庁には情報が入ってきていないですね」（気象庁）との事。どうやら詳細については気象庁に情報が入ってきていないようだ。

　　また、「オーロラが起きる正確な時刻や方向、場所などは予測できない。昼間だと観測はできないが、ＮＡＳＡは北の空に注目をと呼びかけている」（朝日新聞）と報じられている事から、8月4日の何時に空を見ればいいのかまったく不明！　なので夜はジーーッと北の空に注目するしかない。

　　また、荷電粒子が地球に降り注ぐと電波が乱れる可能性があるらしく、ケータイや通信機器がおかしくなったらオーロラが見られるタイミングと考えていいのかも！？　とりあえず4日の何時に見られるか不明なので、眠くなるまで北の夜空を見つめていよう！　まあ、見られない可能性も大きくあるらしいのでガッカリするかもしれないが……。

ということで、こんな機会は二度と無いかもしれないってコトで…

今夜、ちょっと北部に流しに行きます！ (｀･ω･´) 久しぶり♪
2010/08/04 18:46

で、行ってきましたｗ

綺麗な星空と流れ星は見られたけど、オーロラは見られないな…(´･ω･`) やっぱり沖縄じゃ無理かなぁ
2010/08/04 22:21 [地図]

とか思いながらしばらく星空を眺めてから帰ってきて、ネットを開くと…

４日夜のオーロラ観測、望み薄　日本の機関が最新情報

　日本でのオーロラ観測は期待薄――米航空宇宙局（ＮＡＳＡ）が、４日夜にも可能性があると発表していた「夜空のショー」は、幻に終わりそうだ。

　磁気嵐などの「宇宙天気予報」を公表している独立行政法人・情報通信研究機構（東京）によると、地球や地球外周の磁場などの観測データを午後５時前の段階で分析した結果、「同日昼過ぎから（太陽活動による）イベントは終息方向に向かっている」。過去に肉眼で観測されたことのある北海道でも「オーロラを見られることを示唆するデータはどこにもなく、可能性は極めて低い」という。

　ＮＡＳＡは、太陽観測衛星ＳＤＯが１日、太陽の表面で起きた爆発（フレア）を観測したと発表。規模はそれほど大きくはなかったが、荷電粒子がちょうど地球に向かう位置にある黒点の付近で起きた。このため、噴き出した大量の荷電粒子が地球に向かっており、４日ごろにオーロラが見られるかもしれないとしていた。

沖縄でオーロラがみられる奇跡の瞬間が訪れるかと思ったんですが…

う～ん、残念っ。
(´･ω･`)ゞ

でも、やっぱり死ぬまでに一度でもイイからオーロラは見てみたいです。
旅行資金、貯めなきゃですねっ♪

長い長い孤独な旅を終え、はやぶさが地球に帰還しましたね。
感動的な帰還、そして最期でした。


てっきりNHKあたりが特番組んで生中継してくれるもんだとばかり思っていたんですが、世間はサッカー・ワールドカップの方が話題になってるんですね。
皆既日食の時はどこの局も特番組んで大騒ぎだっただけに、なんだかがっかりです。
今日のネット上のニュースサイトではワールドカップよりも大きく取り上げてるところが多かったように感じましたが…

とりあえず、ネット中継で見られて良かったです。
文明の利器、様々です。
残念ながらアクセスが集中して見られなかった方も多数いらっしゃったようですが｡｡｡


はやぶさ 大気圏突入。そして最期。


NASAの撮影。


このシーンを見たとき、不本意ながら、感動で涙を流してしまいました。
満身創痍でボロボロになりながらも、懸命にミッションを遂行した、はやぶさ。
本当に本当にお疲れさまでした。

できることなら機体回収したりして欲しかったけど…
せめてスペースシャトルが退役する前なら…とか思っちゃうけど、そこまでは予算組めなかったのかな。
歴史的快挙を達成した機体なんだけど｡｡｡
残念。



ちなみに、報道ではこんな感じ。

NHKのニュース。


BBCのニュース。

→字幕付き
こういうの、まず最初にNHKでやって欲しかったなぁ｡｡｡
日本人の大多数はあんまり関心無かったんだろうか？
日本が世界に誇っていい技術だと思ったりするんだけども。


皆さんご存じの通り、カプセルは無事発見され、18日には日本に届くだろうとのこと。
おうちに帰るまでが遠足です。
しっかりJAXAの研究所まで帰ってきて欲しいです。
それにしても、中身が楽しみですね！！
しっかり砂が取れてると良いんですが…


さて、そんな中、こんな報道も。

「はやぶさ」快挙、予算削減で後が続かず？

　宇宙航空研究開発機構は後継機「はやぶさ２」の計画を進めている。

　文部科学省は昨夏、今年度予算の概算要求に１７億円を盛り込んだが、政権交代を受けた予算削減で３０００万円に縮小。製造に着手できなかった。

　はやぶさ２は、目標とする小惑星と地球の位置関係などから、２０１４～１５年に打ち上げないと、次の機会は１０年以上も先になる。来年度には製造に着手しないと間に合わない。川端文部科学相は１１日、「（はやぶさの実績が）次につながるようにしたい」と述べた。

　ただ、財政状況は厳しい。宇宙開発の今年度予算は３３９０億円で前年度比２・６％減。今後も大幅増は見込めない。はやぶさの快挙をどう生かすのか、注目される。

はやぶさ後継機仕分け、枝野氏「工夫求めただけ」

　民主党の枝野幹事長は１４日の記者会見で、昨年１１月の事業仕分けの際、小惑星探査機「はやぶさ」後継機開発などの衛星関連予算を「１割削減」と判定したことについて、開発の必要性は否定しなかったと釈明した。


　枝野氏は当時、仕分け人の統括役を務めていた。

　枝野氏は「もう少し工夫すれば、少ないお金で同じ効果を上げられるのではないかという議論だった」と強調。今後については「成果につながることを続けることは、決して否定していない」と述べた。

科学予算削減の民主、はやぶさ絶賛は「現金過ぎ」

　「世界に冠たる快挙」なのに予算は減額？　


　宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」の帰還に、菅内閣からは１４日、冒頭の仙谷官房長官の発言をはじめ絶賛が相次いだが、科学技術予算を削り込んできた民主党政権の“現金さ”にあきれる声も出ている。

　菅首相は同機構の川口淳一郎教授に電話し、「日本の技術水準の高さを世界に強くアピールした」と称賛。宇宙開発担当の前原国土交通相も「宇宙開発史に画期的な一ページを加えた」との談話を発表した。

　しかし、後継機の開発費は、麻生政権の２０１０年度予算概算要求時の１７億円が、鳩山政権の概算要求やり直しで５０００万円に、さらに「事業仕分け」を経て３０００万円まで削られた経緯がある。福山哲郎官房副長官は記者会見でこの点を問われ、「今回の成功を受け、１１年度予算は検討したい」と述べた。

はてさて、どうなりますやら。
現政権の現金さにはホントにあきれてしまいます。
「今回の成功をうけ～」とありますが、今までどんな評価だったんでしょうね？
また得意の、「学べば 学ぶほどわかった」なんでしょうかｗｗｗ

しっかりJAXAに説得してもらって、後継機作ってもらいたいです。


関連：はやぶさ写真特集（毎日新聞）

待ちに待った部分日食。
皆既日食、部分月食以来の大きな天体ショーでした。


今回、事前に集めたデータから、日没方向では近くに陸地（島）が無く、日食の状態のまま水平線に沈むのが観測でき、なおかつ、少しでも大きく、1秒でも長く日食が観測できるところ、というのを沖縄本島内で探し、観測場所に選んだのは、沖縄本島のほぼ最西端である糸満市の美々ビーチ（地図）。


部分日食が始まった直後の16:52。
※このブログに記載している時刻は、カメラ内蔵時計によって写真データに記録された時刻であり、正確な時刻とはずれている可能性があります。

まだ光が強すぎて肉眼では観測できません。


17:24

現地で手に入れた、特殊フィルタをカメラのレンズにかけての撮影。
太陽の右下から日食が進んでいます。
手ぶれしててごめんなさい(汗)


ちなみに、現地で手に入れた特殊フィルタとは…

お菓子の包み紙。
お菓子の劣化を防ぐため、日光を通しにくい素材でできています。
う～ん、なんだか目に良さそうなパッケージ(爆)

※よい子は決してまねをしないでください。
　太陽の観測用に作られた物ではないため、光の遮蔽が完全でないモノが使われている可能性があり、目にダメージを負う危険性があります。


17:28

ちょっとだけ食の部分が大きくなってきました。


17:39

肉眼で見るとこんな感じですが…


フィルタを通して見るとこんな感じ。


17:47

だいぶん日が傾いてきたため、ここからはフィルタ解除。
肉眼ではまだ見えず。


17:48

だいぶん海面に近づいてきました。


17:52

この頃になると、肉眼でも日食状態の綺麗な夕日が観測できました。

※長時間、太陽を凝視することは避けてください。
　目に入ってくるエネルギーはだいぶ弱まっているとはいえ、目にダメージを負う危険性があります。


17:53

水平線近くには、何本か雲がかかっていました。


17:54

美々ビーチのある糸満は海人（うみんちゅ：沖縄方言で漁師さん）の町。
海人の舟が夕日の前を横切っていきました。

…海人は日食なんかには興味なし?!


17:55

もしや雲の中に隠れてしまうのか?!

…と思わせといて、
17:58



そして、17:59、沈んでいきます。



18:00、日没です。




今回は、波の音を聞き、潮風に吹かれながら、のんびり観測できました。
久しぶりに自然の中でのんびりと過ごすことができました♪

前日までかかっていた厚い雲を心配していましたが、ありがたいことに晴れてくれました。
日没直前に少々雲にかかってしまったのは残念ではありますが、綺麗な日食が観測できたのではないでしょうか。
フィルター(?)を通して撮影する場合はスローシャッターになってしまうということを失念していたため、三脚を用意していなかったのは反省しなければなりません。

撮影総数は148枚でした。
その一部を選択してＵｐしてみました。
みんカラの自動画像変換を利用して縮小しているため、少々画質が荒いですがご了承ください。
また、Internet Exploreでは写真にブロックノイズが乗った状態で表示されるようです。他のブラウザを使用するか、写真をクリックして拡大写真をご覧いただいた方が良いかと思います。
なお、掲載写真は無断使用厳禁でお願いします。



日食の写真記事：①、②、③、④
※報道系サイトへのリンクのため、いつリンクが切れるかわかりません。チェックはお早めに。