瀬戸 昴のブログ一覧

ある晴れた、それはそれはたくさんの星が見える夜のこと。
先輩に連れられて、北部に星を見に行ってきました☆


ワインディングをしばらく登ったところにある、ホタルが舞う駐車場で先輩はクルマを止めました。

ごそごそとトランクから箱を取り出す先輩。

中に入っていたのは…
天体望遠鏡でした♪


「まずは月から見てみようか」

三脚に乗った天体望遠鏡をのぞきながら先輩が言います。

チョイチョイっと微調整を終わらせて、交代してくれました。


接眼レンズの奥に見えたのは、ハッキリクッキリな月でした。
クレーターの影までしっかり見えます。

「すごい！すごい！！」しか口から出てこないほど興奮しながら、夢中で覗いていると…

「じゃ、もっと倍率上げてみる？」

先輩はテキパキと接眼レンズを高倍率のモノに交換してくれました。

次の瞬間、私の目に飛び込んできたのは、…月でした。
もっと的確な表現をするなら、月にあるクレーターの１つでした。

倍率を上げた天体望遠鏡は、私に１つ１つのクレーターの影までクリアに見せました。

さらに興奮していると、先輩が天体望遠鏡の操作方法を教えてくれました。

三脚から伸びている２本のワイヤーの先についているダイヤルで見る方向を微調整します。

色々いじくりながら、月の表面をあっちからこっちまで舐めるように観察します。
大きな岩（もしくは丘？ それとも山かも？）の１つ１つまでハッキリ見えました。


しばらく観察して休憩した後、先輩が言いました。

「今度は土星を探して、しっかりピントを合わせるところまでやってごらん」

先輩に教わった通りの手順で土星を探します。

「見えた！」

でも、低倍率のレンズではまだまだ小さな、光る点です。
接眼レンズを交換して倍率を上げます。

「輪！ 輪が見えますよ！！」

さらにテンションがアゲアゲの私を、先輩が笑いながら見てましたｗ


この日は土星の輪までハッキリ見ることができました。
冬に空気が澄んでくるともっとキレイに見ることができるんでしょうね♪

しかし、土星って遠いんですね。
一度セッティングしても、スグに視野から外れて行っちゃいます。
セッティングが甘くて微妙に望遠鏡がずれていってた、という可能性も否定しませんが(汗)


この日、数時間掛けて天体望遠鏡で観察したのは月と土星だけでしたが、太陽系惑星がたくさん観察できる時期を見計らって、先輩にまた連れて行ってもらいたいと思った瀬戸でした。