
トラヴィックの7年目の車検を来年2月に控え、(保証期間も切れるので)車検を通すか、乗り換えるか思案の今日この頃・・・。せっかくなので、色々な車を試乗させていただこうと思いました。
で、まずは「プジョー3008」
今回、3日間お借りできたため、8月に行った渋温泉まで1泊2日で試乗してきました。。
コースは関越高速~上田/菅平~小布施~渋温泉~草津~榛名山/伊香保温泉~関越高速。
モデルはPremium(339万円)。
エクステリアは一目でプジョーということがわかる、口を大きく開けた独特のもの。
ハッチバックモデルに比べると大きさと、丸っこさのためか少しイメージは異なるが、リアサイドからの見た目など、ドイツ車とは違った香りが感じられる。
着座位置は高めで、運転姿勢もトラヴィック同様に起きあがった感じなため乗り換えても違和感無い。目線が高いので、見晴らしが良く運転し易いのも一緒。ハンドルは太めで、個人的には好み。乗り込むと、センターコンソールが大きい。
車幅が結構あるのだが、この大きさで運転席に収まるといった印象を受ける。
これは、あえてこうデザインしているとのこと。
コックピットをイメージしたというトグルスイッチは、あまり質感は高く無く感じてしまったが、これも好みかな。個人的には、ナビの取り付け位置をこの分高く配置したほうがすっきり見やすいのではと思うが。
エンジン始動は、ごく普通にキーを回すタイプで、パーキングブレーキは電気式。
ギザギザタイプのATシフトをDレンジに入れて出発。出足は、ちょっともたつくが1,500rpmも回すと十分なトルクで、町中を走るには十分な加速をする。
車幅は最初ちょっと気になったが、慣れれば違和感は無い程度。でも、車内が特に広く感じられる訳でも無いので、せめて1800mmくらいに押さえてくれていると有り難いかな。デザイン優先の設計の影響なんだろう。
早速、高速に乗ってみる。2,000~3,000rpmでのトルク感は結構ある。やはり過給器の効果はすごい。車重が1,540kgもあるとは思えないスムーズさ。そこから更にアクセルを踏み込んでみると、キックダウンしてスムーズに吹き上がる。でも、中域のトルク感に比べ、回してもパワー感はあまり感じられない。決して、加速が悪い訳では無いが、やはり3,000rpm程度でトルクに乗って走る方が向いているのだろう。
6速ATの出来はすこぶる良い。町中でも、スムーズで、シフトアップもシフトダウンもものすごく自然。丁度トルクが乗ってくるところを巡航スピードで使っているので、アクセルを踏んだときのもたつき感が無い。
足回りは、100km+αの実用域では快適。もうちょっと速度域をあげていくと、ちょっとばたつくかなといった印象。
さて、インテリアで目につくのは、ヘッドアップディスプレイだろう。エンジンをスタートすると、スルッスルッとパネルが出てくる。最初はオモチャっぽくて、いらないかもと思っていたが、慣れると、視線を移動しなくて良いので便利。高速道路では全くメーターを見なくなった。クルーズコントロール動作も、ここに表示される。
前車との距離を警告するディスタンスアラートはあまり必要無いかな。それより、前出したトグルスイッチだが、7個のうち5個がディスタンスアラートを含めたヘッドアップディスプレイ関係というのはやはりどうなんだろう・・?
それからメーターのガラス面がかなりちゃちなプラスチックなのか、反射がひどく見難い、また、シフトゲート部分も鏡面仕上げなのだがぐらぐらする。このあたりはインテリアの質感を下げてしまってもったい無いと感じた。
エアコンの操作パネルはわかりやすくて、デザイン的にも好感が持てた。
高速を降りて、いざワインディングロードへ。あれっ、ロールしないな~というのが最初の印象で、慣れないとちょっと怖い。でも、がんがん走っていると、ノーズはすっと入るし、リアが押さえつけられているようでロールがしない感覚にも慣れてきた。慣れれば、すこぶる快適で、結構タイトなコーナーに突っ込んでいっても、おっとっというのが無い。この車のリアサスには中央に3つめのショックアブソーバーが連結されておりロールを押さえるとのこと。この効果は絶大で、この機能のみ欲しいと本当に思いましたよ。
ブレーキは踏力少なくても良く効く。もっとリニアに踏み込むと効いてくる方が好みだが、これも慣れてしまえばワインディングでも問題無い。
この車の、もう一つの特徴は大きなパノラミックガラスルーフ。運転席ではあまり効果は感じられないが、リアシートに座ると本当気持ちよい。シートについては、リアシートはトラヴィックよりしっくりくる。でも、運転席は、長く乗っているとトラヴィックのシートの方がしっかりしていて自分には好みかな。
写真は、
こんな感じ
なんか、だらだら書いてしまったが・・・。
まとめると
1)実用車としてのエンジン&ミッションの出来良し。
やはりBMWとの共同開発のメリットか、実用域のトルク十分で良く回るエンジン。アイシン製の
ATも賢い。エンブレも効くし、シフトアップ・ダウン共に丁度良い感じ。それに、燃費も高速・山道
とも、ガンガン飛ばして、12km/l以上走ったのは凄い。
2)トラヴィックに比べると、色々な機能が豊富。
オートワイパー、バックソナー、ヘッドアップディスプレイ、etc.
サンシェードやラゲッジルームランプも有り難い。
高級感もあるが、つまらないところで質感を落としているのが残念。
3)足回りはしなやかで、ロールが押さえられるシステムはワインディングでも楽しい。ドイツ車は鉄
骨の上に乗っているような重厚感があるが、この車は、上下左右に思いっきりテンションをかけ
た薄い鉄板の上に乗っている感覚。 (イメージが伝わるのか疑問だが・・・?)
軽いがひたひた走る感じ。個人的にはもうちょっと奥行き感?が欲しいようにも思えるが、この吸
い付く様な感覚が猫足と言われるところなんだろうか。
ミシュランプライマシーの影響もあると思われる。
4)ガラスルーフはこれだけ大きいと一般的なサンルーフの比じゃないくらいの開放感。
子供も喜んでました♪
ってところでしょうか。
もっとトルクのあるディーゼルエンジンで4WD化して、車内の質感を高めたら・・・・欲しい・・・・。。。。
初めてのフランス車に乗りましたが楽しかったです。
3008良い車ですね!
長いレンジでの試乗機会を与えていただき、ありがとうございました。
次期ファミリーカー買い換えの候補とさせていただきます。♪
#でも、約10年の差を感じながらも、正直トラヴィックの良さを再認識させてもいただきました♪♪
Posted at 2010/11/13 22:13:35 | |
その他 | クルマ