2013年10月18日
そろそろ寒くなってきましたね~
オーバーヒートには皆さん敏感です
ラジエータの二層化や定期的な冷却水の交換
けど、オーバークールの対策ってご存知ですか?
何のこっちゃ?
では簡単に説明していきましょう。
ノーマルを基準に話します。
整備してある車両で真夏の炎天下、渋滞でエアコン使用
ラジエータに走行風は当たらない状態でもそう簡単にオーバーヒートしませんよね?
電動ファンも回りっぱなしじゃ無く、普通に回ったり止まったり。
アイドル回転が上がるのはバッテリー電圧を稼ぐためでファンが回るのと常時同じというわけではありません。
ビートの場合、98度付近で回り出し、80度で止まります。
その後も延々回りっぱなしじゃないですよね?
つまり、それだけの放熱効果と性能を持っています。
真夏でですよ♪
さぁ、真冬はどうでしょう?
純正の水温計は40度付近から上がって来ますが、下がっても落ちないんですよね~
そんだけルーズです(笑)
例えば、高速を外気温10度付近の夜、80Kmで5速クルーズ
コレって普通ですよね?
後付けメーターを付けてる方は夏場に比べて水温低いのわかりますよね?
そう、65度付近を差していると思います。
真冬の夜などほゲージの始点が30度のメーターでは上がらない事も有ります。
センサー取り付け位置にもよりますが(笑)
つまり、ずっと暖機しながら回ってることになります(笑)
空気密度が高いのと、濃い燃料で、トルクフルに感じるので冬は調子イイと思っている方
勘違いですよ~
ラジエータの入口と出口で水温計を付けるとわかりますが、ほぼ外気温です(笑)
怖いのは、水温が低い状態で回すと、シリンダーが痩せる症状が出ます。エンジン内シリンダー外の水路はエンジンに入ってきた水が、ピストンヘッド回りは燃焼から伝達された熱を吸収して外に出て行くのですが、水温が低い状態ですので、シリンダーは膨張せずに、ピストンは熱膨張している状態です。
つまりクリアランスが非常に厳しい状態です。
イイオイルを使っていれば潤滑性能で補ってくれますが、みんながそういう訳ではないんですよね。
金属ですから簡単には痩せる事はないですが(ピストンリングの融通も有りますので)
オイル食いが激しい個体はクリアランスが大きくなってしまっていますね~
エンブレ後に白煙吐く個体もね
最悪オーバーホールですが、それなりの効果有るケミカルも、後々紹介していきましょう。
さて、話を戻して、オーバークール対策の仕方を紹介します♪
バンパーの開口部を塞ぐと効果有る他車種も有りますが、ビートは腹の下を高速で流れる空気に引っ張られる負圧によりラジエータ熱を車体下に吸い出します。
なので、開口部をふさいでも、他から入れば意味ないんですよね。
ラジエータ後ろに発熱するエンジンも無いです。
さてどうする?
色々やって、一番簡単で確実なのは、1000ccの紙パックを開いて一枚の長方形にします。コレがジャストサイズなんですよ(笑)
ラジエータファンの範囲を鉛筆やボールペンで均等に数十個開けます
ラジエータに当てて、ガムテープでサイド部分を貼り付けます。
以上(笑)
ラジエータまでたどり着くまでが大変ですね~
けど、水温がちゃんと上がっている冬場のビートを知らないと、悲しいですよね~。
すごく気持ちいいですよ!
だいたい天気予報で、最高気温が15度をめどに装着期間を決めてます。
ただ、注意して欲しいのが、長期冷却水を交換していない
個体では、ラジエータと腹下の配管が電喰を起こされ、蜘蛛の巣が張ったようになっている個体も有りますので、出来れば、冷却水交換もしたほうがイイかな。
少し高いですが、ワコーズからスーパークーラントっていう抜群にイイ水が有りますのでお薦めです!
ここまで読んでいただいた方に疑問が湧いた方いますよね?
ヒーターも効くし普通に走るし、不満ないんですよね~
はい、わかります。
が、春夏秋と同じタイミングで水温が上がり、ヒーターはすぐ効き風力は1か2で充分。
しかし、皆さん、エンジンの熱がしっかり上がっていると、ヘッド回りも熱々ですよね?
吸気された冬の酸素密度の高い空気が温められ、インジェクターから吹かれたガソリンが蒸発しやすくなり、最高の混合気が出来るんですよ!
うん、雑誌で冷たい空気がパワーが出る!の原理判りましたか?
冬こそ現行車並みのリッター20のレスポンス抜群のビート
乗ってみたくないですか?
Posted at 2013/10/18 20:01:44 | |
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