
前回のブログで予告画像と称し、自分への追い込みをかけた効果がてきめん。昨年末からずっと中止していた内装の改造を終えることができたので報告です。前回に引き続き、失敗も包み隠さず満載でお送りします。
なお、この記事はオートマ改造を施したディフェンダーで、且つ110のPUMA三座式セカンドシート搭載車の方にしか参考にならない内容だと思います。それでもディフェンダー情報資料の足しになればと思い投稿致します。
前置き。
今回の投稿記事の画像にちらほら登場する謎の物体は、以下の画像のマジックハンドです。
遮断機式の有料駐車場の駐車チケットを取ったり入れたり等のシチュエーション時に重宝するため、車内に常備しております。(理由はプロフィール参照)
PUMA型ディフェンダーからの110標準のセカンドーシートはこんな感じです。
このタイプになってもカーゴスペースを有効活用したいときは折り畳みさえすれば、以前の年式と同じで車中泊も可能な空間へと広がります。
さあ、コグレ子もシートを折り畳んでみましょう。
そうなんです。折り畳めないんです。
原因は写真でも明白。ディフェンダーのAT化改造に用いられる古くから定番のセンターコンソールのお尻が突出しすぎているせいです。その事が、背の高くなったセカンドシートを搭載しているディフェンダーでついに顕在化したようです。

ヘッドレストを最短にしてあってもこのとおりです。
私のような身体にワケありな者にあっては夢のディフェンダーに乗るためにはAT化はスタートラインですらまだありません。などという話の脱線を戻して、そんなこんなでシート収納機能を失った状態でして、「カーゴスペースの拡大⇔人が大勢乗れる」この双方向が断たれていては損なので、この現状をDIYで打破します。
今回、それにあたってGARAGE66さんがカスタムメニューとして本来引き受けている施工例の公開画像をヒント・・・否、模倣しました。あと、旭モータースさんの過去ブログの記事でも同じようにPUMAシートをATディフェンダーでも畳めるようにセンターコンソールのお尻をカットする事例があり、それも参考にさせて頂きました。
さて、話をコグレ子のことへ戻して、今回はそのような大工仕事をワンハンドDIYでどこまでやれるかという挑戦でもありました。それと膨大だった写真を間引きましたが、それでもまだ多いです。ですので文章は思い付くかぎり要約した短文を差し挟むかたちで記事に致しました。そんな稚拙なブログですが、もしご興味を持って頂けましたらどうぞさらりと瞥見とスクロールをしていって下されば幸いです。
閑話休題。
まずはヘッドレストの当たっていた部分を元に定規を当ててカットする目星を付けます。
板厚のあるABSだけあってかなり固いです。
電ノコが欲しい所ですが支出を抑えたいのと私が扱える工具ではないため、カッターナイフを用いてギコギコと切り込みを入れます。

事務用カッターナイフが勇ましく切り込んでいます。
種を明かしますと、

ガスバーナーで刃先が真っ赤になるまで熱して数センチ切り進み、冷めて刃が止まれば、また熱して数センチ切り進む・・・それを繰り返すという吐息が白い真冬にそんな危なっかしい事をしていました。
そしてカットした残骸がタイトル画像のものと、前回ブログの予告画像のこれです。
そしてシートを折り畳めるようになったのを確認したのち、作業は約半年近く止まっていました。
なぜなら、切断してできた洞窟の入り口を塞ぐための作業を、私のような者でもなんとかならないかあれこれ探り続けていたからです。
加工に向きそうな素材を木製の板から残骸のABS板まで試しましたが、私では不可能という結論に至り、またもやM氏のご厚意に甘えることに。
カット面を塞ぐにあたって真横から見てアルミ板を下の図のように切って曲げて取り付けることを目論みました。
図1

さすがに寸法測定ぐらいは私でもできるだろうと模索しました。

そして切断角度に狂いがあったことが判明。
図2

上の図のように変更して、ボール紙を使ってシミュレーション。

アルミの板厚を曲げた際にできる誤差も寸法に入れて図面を作り、買ってきたアルミ板と図面を渡して発注。

出来上がった物を、外側のみサンドペーパー掛け→ダストブロワー→よく洗浄→シリコンオフとウエスでさらに綺麗に→ミッチャクロン→プラサフ→艶消し黒へ塗装。(DIY)
そして取り付け。(DIM)

その後、マジックテープで取り外し式になっているセンターコンソールボックスを戻そうとすると、

底がアルミ板に当たって戻りきらないことがこのとき初めて判明!
原因は簡単。当初の予定通り”図1”で作ればよかったのですが、みてくれを気するあまり、狂いの生じたカット線に合せた”図2”案でこのように作ってもらったためです。

とはいえボックスのことを忘れていたわけではなく、出来上がったアルミ板の仮付け段階では納まっていました。しかしそれすらも机上論にすぎませんでした。
板が寸法通りできていても、
センターコンソール自体が1ミリの傾きやズレもなく車体に付けられているわけはなく、
実際にネジ止めすれば締め付けの圧力で板が内部へ食い込むわけであり、
つまるところ最初からクルマごと預けて微調整しながら現場で作って貰えば良かったのです。
ボックス蓋のヒンジを持ち上げる部分を”図1”の角度に戻したいところですが、金属疲労により折れてしまうことを恐れ、かといって新しく材料を買い直すなどできません。
図3

そこでM氏の発案した上の図3でいくことにし、ここから先はすべて氏に託しました。
DIYタイムが終わり、以下はすべてDIMです。なんだか失敗ばかりで恥ずかしい限りですが、こうした経験を経てこそのDiy、ですよね。
というわけでここから先は私の手を離れ、そしてあっさり修正作業が完了。

ボックスの浮きもありません。

シートも無事に折り畳めるようになり、本来持っていた機能が復活しました。
センターコンソール後半の車体への固定を担当していたこのタッピング三点止め。
カットに伴い、ボックス直下の内部での三点止めへ。

(この写真で分かるとおり、強度が余るぐらい板に厚みがあり加工を難しくしたそうです。「車のアルミボディーも1mmぐらいなのだから」とM氏。私の素材選びが失敗に終わらずに済んだのは氏のフォローのおかげでした。)
それでは恒例の、ビフォー

アフター
別アングルで、ビフォー

アフター

サードシートがあると後ろから見てもどれだけカーゴスペースが広がったか分かりづらいですね。
というわけでセカンドドアへ戻って上から俯瞰気味にパシャリ。

これだと実感が強いです。
しかし折り畳めることよりも日常的に身近に感じるであろうことは、

お尻が突き出て足がおけなくなって大股で座らなければならなかったセカンドシート真ん中でも、

無理にガニ股にせず、こうして自然に足を置けるようになったことです。
おそらくそれがもっとも良かった点だと今後感じていくのだと思います。
さて、次回の予告画像は、

絶対にいじってはいけないと言われているこのリモコンが、よりにもよってコンソールボックスの特等席に両面テープで鎮座していて、収納機能のさまたげになっている問題の解決です。ちなみにこのリモコンはケーブルでトランスミッションに繋がっております。ATのギア比か何か制御だかを設定する物だと思われますが、ボックスに空けられた丸い穴よりも広げずにどうやって移設するか・・・。
もちろん機械音痴の私ははなから自分で下手にどうにかしようとは考えておりませんのでご安心くださいませ。主治医に依頼したい案件が溜まっているので、近々この解決も含めて入庫予約をするつもりです。
おまけ後記。
GARAGE66さんではこのようなセンターコンソールでない通常のカビーボックスのままでのATシフターの施工メニューを請け負っているようです。