知識に劣る設計者。(笑)

仕事の愚痴になります・・・

苛立ちもあるので長くなります。。。



現在、僕は精密検査という寸法や形状を測定する職務についています。

２輪車や４輪車に使われる部品の測定。

その精密検査に異動しておおよそ３年。
年齢的、知能的、物覚えが悪いこともあり、苦戦した３年でした。(^_^;)


測定した値が違っていたり、測定の仕方など誤っていたら
事後に大きな問題に至ります。

ユーザーさんを困らせる事態も有り得ます。

測定データに自信は持っておりますが、
小心者なので、少なからず不安を抱きながらやっています。



主題とちょっとズレなことを書いてしまいました・・・^^;


知識に劣る設計者とは


２輪車や４輪車は各部にナットが溶接されていますよね。

ｳﾁもナットを溶接した部品は幾つか存在します。

同様なものをネットから引用。




新規にナットを溶接した部品の図面が出図され、物が入ってきました。


図面を見ると

『溶接強度　：　２４．６N・m以上』

と記載されています。


図面を書いた奴に　

“引っ張り強度か！？”
“ねじり（回転方向）トルクか！？”

っと問い合わせ。


“ねじりです。”　との回答。


この時点で　
“はぁ！？　お前は馬鹿か！？”


ナットはＭ５

転造でネジ山を形成するので、

金属は組織破壊され、該当ナットの強度は低いのです。

一般的なＭ５ナットは大抵７～８Ｎ・ｍでネジ上がりします。

その３倍の強度を要求するのは過剰品質でもあります。


馬鹿げた要求なので

“溶接強度　：　２４．６N・m以上とした根拠は何！？”

っと聞きました。


“ナットと材質が他機種と同じなので、それからの転用です。”

って。

何とも見事なご回答に　乾杯。



“お前には設計指針・理念が無いのか！？　馬鹿かてめえは。”

口にはしませんけどね～


図面には従うしかありません。
測定しましたよ。　
時間の無駄使い・・・


ナットのネジ山が低トルクで潰れるのは周知。

アロンアルファでナットとボルトの固着性を増したりして測定。


当り前ですがボルトがねじ切れました。(笑)


“１２～１３Ｎ・ｍでＳＵＳのボルトがねじ切れたけど、どうするよぉ～”

ってメール。


“強度区分 ： １２．９のボルトで実施して下さい。”
“ミスミ（ネット）で入手出来ますよ。”


超上から目線のメール。(怒)


いやいや・・・

７～８Ｎでネジ上がりするんでっせ。

アロンで固めてボルトの頭が飛ぶんでっせ。

それをやる意味があるのか判ってるんでつかぁ～！？

“テストスタンダードを設けろよ。”


時間勝負。
会社に申請書出していた間に合わない。

自腹で強度区分　１２．９のボルトを購入。(笑)


１２．９で実施した結果は推測通り

ボルトが組織破壊して、１８，５N～２５N.･ｍでねじ切れました。(笑)


“１８，５N・ｍでねじ切れるって事実より、あなたが指示した事は、適正な測定方法とは言えないよね～”

“それとも強度区分　：　１４でやるか！？

“強度区分　：１４は普通使わんぞ。(爆)”

“適正なテストスタンダード出してくれる～！？”

”それが無いと俺らは評価出来んわ。(笑)”


外堀を固め、設計者に詰め寄るのは私の常套手段。


精密検査員　＝　知識が浅いと思い、俺らをナメてたんじゃねぇ！？(笑)


ぶぅぁ～か（馬鹿）

こっちは得意先様に２０年間扱かれ・揉まれ見識・知識を授かったつもりです。

ナメんなよぉ～（笑）


ワクワク～しながら回答を待ちました。(どS）



“実力に合わせて上司と相談して破壊強度の見直しを図ります。”


“あぁ！？”
”こっちは取引先さんに早急に合否判定せんと金額の問題に至るんよね。

“早急に仕様を決めて『暫定図』を出せよ。”
“それが無いとプールしたまんまであんたらの首が絞まるで。(笑)”


“あっ　はい。”
“今週の水曜日には暫定図を配信します。”


だってさ。


超上から目線がしょんぼりな口調。(爆)

工場をナメんなよ。(爆)

あらゆる手段を考え、実践して結果を出すんだじぇェ～(笑)


大抵の厄介物は僕に回ってくるのが。。。。(-_-メ)



その他、フラストレーションが溜まる・・・



今日も一杯ヤッて寝ます。




愚痴にお付き合いくださり、相スミマセンでして。m(__)m