2006年07月21日
touyaさんにコメントをもらって。
touyaさん(様はやめましょう^^;)の人柄が大変良く現れているコメントに感心しています。
とかく、このような記事は同感してくださる意見が多い中で疑問や質問が少ないですね。文字での表現の仕方が難しく、一つ間違えればケンカに発展してしまうかもしれません。しかし、touyaさんのコメントには相手を傷つけまいとする気使いが表れております。
この1つ前の記事で私が思った事です。本文より相手を気遣う文が長くなるほどで相手を思い書かれている事に頭が下がります。
さて、疑問を持たれた事ですが、息子に限っての話を書きます。練習に参加しなくなったのは、すべて把握しておりました。息子は練習に参加しないと言う事を事前に私に話しておりました。
話は長く、中学入学に始まります。当時は赴任したばかりの顧問と以前より居た社会人のコーチが子供達をみていました。社会人のコーチは私と一緒に小学校のコーチをしており自分の子供が(現高校2年)中学に入学と同時に中学のコーチを始めました。当然、小学校の時代の彼の行動を知っていた私は信頼しておりました。ところが彼の指導というものは子供達に『自主性を持ってプレイをする』でした。
この『自主性』というものは厄介なものなのです。なぜなら、子供達のなかには『自主性』=『好き勝手』ととる子供が多いからです。
向上心が高く、常に上を目指している子供にとっては良い指導方だと思います。サッカー協会の考え方もそうでしょう。しかし、将来のプロを目指しているような子供なら、それも良いのですが殆どの子供はそうではありません。自我が目覚めだす中学生にとって『自主性』=『好きにして良い』になるのです。人間は誰しも楽をしたいのです。苦しくても頑張るのは目標があるからなのです。大人はそれを解かっているので自分で判断して行動します。
しかし、中学生の普通の子供達にそれができるでしょうか?
ただでさえ、昔と違い兄弟の少ない今の子供達に!
寒ければ親が『服を着なさい。』暑ければやはり親が『服を脱ぎなさい。』と育てられてきた『指令待ち症候群』にかかっている子供達ですよ。
このコーチもやはり『頭でっかちのアホ』でした。
『自主性』、素晴らしいことですがベースとなる躾をせず子供達の自主性に任せれば『好き勝手』になってしまうのです。
簡単に自主性を口にして出きる様なら学校の授業などいりません。教科書を与えておけば子供は勝手に勉強するはずです。
私は顧問とコーチと話し合いました。指導方や選手の起用は一切、話題にしておりません。それどころかサッカー部の事なのにサッカーの話はしなかったのです。私も監督をした経験がありますのでそこには踏み込みませんでした。
ただ、躾の話と叱る、誉めるの使い方だけです。顧問は同年代という事もあり私の意見に賛同してくれましたがアホなコーチは理解できなかったようです。ここで、ヘンだなと思う方がいると思います。コーチより顧問の方が上なのでは?だと思います。そうです。普通は先生=顧問=監督でコーチより上なのですが、この中学は顧問が赴任したばかりで実際の監督はコーチがしておりました。コーチがでしゃばれば顧問が引っ込むのです。
そして、私は警告もしておいたのです。このまま続ければ中学2年の夏を境に落ちこぼれがでて、チームも走らない弱いチームになると!
すべて、当たりました。いえ!当たったのではありません、子供達の性格を知っているからこそ注意したのです。個人名までズバリです。
今でも顧問の先生は私の目を見て話できません。
ここまで解かっていて何故私が手を出さないかと申しますと以前、監督をしていた時と仕事が変わっている為時間が取れないのです。グランドに行く時間があればコーチを追い出し自分で監督を引き受けます。
こう言っては勘違いされる人もいるかも知れませんが私はこの町で生まれこの町で育ったのです。中学のコーチ一人ぐらい追い出すのに誰の力を借りる必要もありません。しかし、私が後の面倒を見られないのではこれ以上の事は出来ません。相手は大人です。1度注意して解からないようではそれ以上言いません。もう一つ理由がありまして、このコーチはアホですが人間的に悪い奴かと云うと違います。いたって正確は悪くありません。ただ、サッカーとなるとアホなだけなのです。
ですから、かえって都合悪いです。^^;
そんなこんなで『自主性』と『好き勝手』を勘違いした子供達は走らないサッカーチームに変身して弱いチームになったのです。
小学校時代のチームはただ頑張るだけの手を抜かないチームで県のトップチームにのし上がったのです。
そして、サボるチームになった子供達は3年生になり、新しい顧問も来ました。この顧問は他の中学でそこそこの成績を残してきた顧問です。
初めて、子供達に話をしている事を聞いた私は顧問の言っている事はすべて私が監督をしている時と同じ事を言ってました。
しかし、言っている事は完璧なのですが行動が伴わないのです。そのうちに息子が引退まで残り2ヶ月の5月頃部活を辞めたいと言い出しました。小学校1年生からサッカーをしてきた子供ですよ。理由を聞くと顧問の嘘つきと息子の子供なりのプライドです。
息子の話を聞き、副顧問(前顧問)に電話で報告をしました。副顧問も気に留めてくださり『顧問とお話しましょう』と時間を作ってくれました。顧問、副顧問と会い顧問の考え方をお聞きしたところ、お話は90%満足の回答でした。しかし、私はこの時の会話でこの顧問は息子が嘘つきだと言う事を理解しました。たった一つの行動で!
私は格闘技をやってきた人間ですので話を聞く時は相手の目を見なさいと厳しく子供達に教えてきました。1秒足りとも目を離すなと!
当然、真剣な話をしている時ですから私は顧問が喋る間中、目を見ていました。ところが、私が話をしている時に顧問は窓の外を何度か見ていたのです。
厳しいような事を言うかも知れませんがこの時私は顧問と初めて話をしたのです。初対面にも係わらず話をしている途中で窓の外を見るような人間は私は信用できません。
話を終え家に帰って息子と話をして『自分で決めなさい』と言いました。
その後、春の大会に参加した時この顧問が言っている事と違う行動を目にしました。そうは思いたく無かったのですがその顧問も子供達の為に行動しているのではなく自己の保身で行動しているのでした。
中学の部活は課外授業です。他の中学はどうかわかりませんが、この中学のサッカー部は落ちこぼれが出来たのではなくバカな指導者によって落ちこぼれは作られたのです。
息子の話に戻りますが息子は元気にヤンキーをしています。夜遊びもします、しかし母親のいない息子は毎日ご飯を炊いて私の帰りを待っています。細かい事で学校から何度も私は呼び出されていますがその都度息子の話を聞いて学校側と話し合います。当然、人様に迷惑をかける事をすれば息子はこっぴどく叱られます。しかし、その他の小さい事で息子を注意すれば息が詰まるでしょう。父親を怒らせればどうなるかは息子はわかっています。息子自身も自分で線引きをしているようです。学校側の話はわかりますが余りにも細かい事まで騒ぐので私としてもあきれています。私が力ずくで直せといえば息子は逆らわないでしょう。しかし、今の親子関係が悪くなるのは確実です。恐れているのではありません。私自身が納得しない物を息子に強制できないのです。
私は小学生のサッカー少年団に係わり『親』、『後援会長』、『コーチ』、『監督』を経験しました。全ての立場を理解出来ます。そして、何より忘れてならないのは全ての人が経験している『子供』なのです。
昔は全員『子供』だったのです。
大人は自分が子供だった事を忘れているのです。
すべての子供達の指導者に言いたいです。
『あなたも昔は子供だったのですよ。』と
追記 あまりに色々な事が重なり文才の無い私では文章で表す事が難し く理解できないかも知れませんがご勘弁ください。
Posted at 2006/07/21 10:05:54 | |
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