2週間ぶりの更新になります(;゚∀゚)
お久しぶりのみさわ@MAZDAですこんばんわ(-´▽`-)
従来ですと、お盆を過ぎれば一気に暇になるはずなんですけどね…
何だかんだで週末ごとにイベントが入っていたり、数少ない休みにはちょいちょい出かけていたりで、ブログを更新する時間がなかなか取れませんでしたσ(´∀`;)
これから10月になるとまた一気に忙しくなりますので、ここしばらくはほんの一握りの休暇ということになります。
と、いうわけで
昨日今日と久しぶりに連休がとれましたので、嫁と二人で映画を観に行って来ました。
我々は普段あまり映画を観に行く事はありません。
というか私の住んでいる街には一応映画館が2つあるんですが、あまりに規模が小さい為ちょうど観たい映画がピンポイントで来る可能性は低いんですよね(;´Д`)
ですからある程度規模の大きな映画館ということになると、片道80kmほど離れた岡谷のスカラ座か、愛知県内の映画館のいずれかということになります。
そんなわけで、今回はどうしても観たい映画があったので、我が家から100km近く離れた愛知県の映画館まで遠征しました。
観に行った映画はこちら。
『シン・ゴジラ』
『君の名は。』
わざわざ100kmも遠征するんですから、せっかくなのでダブルヘッダーですww
というか、ちょうどいいタイミングで2本見れる映画館を探してたら必然的に100km離れていたというだけなんですけどね(;゚▽゚)
いずれの作品も話題作ですね。特に 『君の名は。』 は現在絶賛大ブレイク中。
普段だったらこういうタイミングでは敬遠するところなんですけど、今回は特別です(-´▽`-)
さて感想。
まぁ月並みですが、どちらも良い作品でしたよ。
わざわざ遠出して観に行った甲斐は十分にありましたね(-´▽`-)
ここから下は詳細な感想になります。
一応ネタバレは極力排除して抽象的な表現のみを使用しておりますが、それでもまだ両作品を観てなくて、これから観に行く予定のある方は自己責任でお願いします。
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『シン・ゴジラ』
正直、万民ウケする作品ではないですね。
所謂エンターテイメント作品としては駄作と言われてもしょうがないですし、海外では100%評価されない作品だと思います。また、子供にとっても退屈な映画でしょう。
いかんせんアクション部分の尺が少なすぎる。作品全体の7割近くが、会議、会議、会議www
凄いです、よくこれでOK出しましたねww
と言いつつも、アクションシーンの表現と演出はまさに感動ものでした。
おお、そういう表現で来たか!凄いな!と正直鳥肌が立つくらいの演出でしたからね。
私の主観ではありますが、歴代のゴジラは言ってみれば怪獣特撮映画でしたが、シン・ゴジラは災害モキュメンタリーのような作品であるように感じました。
ゴジラによる被害、またそれに対する対応、対策等が、過去の作品に比べて妙にリアルに描かれている事が要因でしょう。
シン・ゴジラにとってゴジラはまさしく 『災害』 であり、『人間』 対 『災害』 をテーマとして、先の東日本大震災とそれに伴う原発事故に対する皮肉と教訓がたっぷり詰め込まれています。
故に、聞きなれない専門用語が弾丸のように飛び交う会議の内容だったり、各国との微妙な距離感やパワーバランスといった社会的事情も日本人ならばニュアンスで理解できる。
というか、日本人の、しかも大人にしか理解できないでしょう。
ですから、海外の観客や子供からすれば、ちんぷんかんぷんな内容が半分以上続くという、ある意味苦行のような作品になってしまっています。
この当たりが万民受けしないと言い切れてしまえる理由です。
しかし、さながらマシンガンのように繰り出されるテンポのよい会話が面白い事。
頭フル回転しないとついていけませんから、ボーっと観てても楽しめるアクション映画とは一線を隔す存在になっているのは間違いありません。
私は過去にゴジラと名のつく作品はほとんど観てきていますが、ダントツぶっちぎりで面白かったですよ。まぁ路線が違いすぎて単純比較は難しいでしょうけどね。
歴代ゴジラを怪獣がどう暴れまわるのか楽しむ映画だとするならば、今作品は暴れまわる怪獣にどう対応し、どう事後処理をするかのやりとりを楽しむ映画です。
『君の名は。』
一方でこちらはゴジラとは間逆で、万民ウケする作品ですね。
新海監督本来の新海節とでもいうんでしょうか、ある部分では王道を否定していくようなトンガった部分は極力削り取って、綺麗に丸く納めたという印象があります。
この点も多方面に皮肉たっぷりだった 『シン・ゴジラ』 と対照的で面白い。
この作品に関して言えば、新海監督が作りたいように作った作品と言うよりも、新海監督が万民ウケするエンターテイメント作品を狙って作ったという表現が正しく思います。
ですから、本来やりたかったことを若干抑えた部分もあるんじゃないかと邪推しますが、少なくとも誰が見ても良い作品だったと思える映画に仕上がっていると思います。
言い方は悪いですが、昨今の作品にありがちな 『感動の押し売り』 とでも言うんでしょうかね、観客を泣かせたら勝ちみたいな嫌らしい感じは受けませんでした。
そのあたりの清廉さが、今回これほどまでにヒットした最大の要因であると思います。
まぁ、これが何度も続くようだと、個性が無いだのワンパターンだのと謂れもない評価を受ける事になりそうですが、今までが散々個性的な作品を作っていますからねww
たまにはこういった王道中の王道も良いのではないでしょうか。
正直、細かいところを突っ込んでいけば穴がないわけではないです。
ご都合主義というか、いや、それは設定としてやや無理があるだろ~という部分もありました。
ですがまあ、それこそゴジラとは対照的にリアリティを求める作品じゃありませんし、重箱の隅を突くような事を言うのは無粋というものですね。
何より映像美が素晴らしいです。
特に新海監督が 『カタワレ時』 と表現した、所謂黄昏時の色彩表現は美しいの一言でした。
よっぽど穿った見方をしない限りは、安心して楽しめるエンターテイメント映画だと思いますね。
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といった具合に、合計でおよそ4時間超のぶっ続け映画鑑賞でしたが、存分に楽しんできました♪
たまには映画鑑賞というのもいいですね(-´▽`-)
とりあえず今後はこれといって観る予定の作品は無いですが、500円ずつ払って映画館の会員カード作っちゃったので、また観に行きますかね。
カード作れば当然割引がきくようになるんですが、しかし元を取ろうと思ったとしても、会費を払った上で、さらに往復200kmの交通費も払って映画を観に行くということになると…
本末転倒ですね(;´Д`)