山ブログのつづき~。
2日目は、いよいよ本格的な登山に入ります!
今回歩いた山が分かる、ちょうど良い写真がありました(^^)

以前の、
春の白馬ツーリングの時の写真~(この写真では雪山状態ですがw)。
この日の登山では、白馬乗鞍岳~白馬鑓ヶ岳までの山を越えましたよ。
『白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳』の3つ並んだ山々を総称して『白馬三山』と呼びます。
初心者からベテランまで、登山者には人気の山ですね。
たくさんの登山道が伸びていて、ルート選びに悩みます!(^^;
麓や山中に温泉もありますし、色々な楽しみ方ができるエリアですね!
この日は、栂池からスタートして、白馬鑓ヶ岳の先にある山小屋『天狗山荘』まで。
休憩含めた行動時間は約10時間となりました(;´ヮ`)b
9月2日(金)朝5時55分、宿泊した『栂池ヒュッテ』を出発!
夜明け前には、空は晴れて星も良く見えていましたが、
出発時間にはガスに包まれました。
しかし、朝にガスに包まれるのは好天の兆しでもあり、
また、日差しを遮ってくれるので気温も低めで涼しい登山ができます♪
涼しいうちに樹林帯の登山道を登って登って、
1時間後、『天狗原(てんぐっぱら)』に到着。

湿原です。
ガスに包まれて、なんだか幻想的な雰囲気でした!
ベンチもあって、日中は多くの登山者が休憩してますね~。
ここから先は大きな岩がゴロゴロした道になります。
ちょうど、ガスも晴れてきて、視界が広がってきました!

空は青!日差しは暑い!
岩を乗り越えてドンドン進むー!
少し進むと、

たくさん岩が転がってる場所。
ここは『雪田』と呼ばれるポイントで、
本当ならば、ここには大きな雪渓が広がっていて、その上をサクサク登って行くんですが、
今年は例年にない雪の少なさだったため、すでに消えていました・・・。
そういや白馬岳にある、『白馬大雪渓』も雪が少なく、クレバス(裂け目)が出来て危険なため、9月1日から通行禁止になってましたね~。
今年の山は、異常事態デス…!!
雪のない雪田を越えて、一登りすると、

一気に視界が開けます!

白馬乗鞍岳、頂上ー!
広~くて平坦な台地に岩がゴロゴロ。そして、一面にハイマツが茂る山頂です。
ほんとの最高点はこの指標の場所ではないんですが、ここが頂上です!(^^;
で、
ここで久しぶりに素敵な出合いが~♪

ライチョウ♪(これは雄です)
見たのは数年ぶりですね~。雌もいましたよ♪
絶滅危惧種で特別天然記念物!
標高の高い山の、岩場やハイマツの茂る場所にしか生息しません。
個体数が少なく、なかなかお目にかかれないんですが、ひょっこり出てきてくれました♪
人間を怖がらないので、至近距離で撮影できます♪可愛い(*´ヮ`)ゞ
今は夏なので、羽毛は岩や砂などに似た色になりますが、冬には雪と同じ、真っ白~になります!
しばし足を止めて、ライチョウを眺めていました~♪
さて、彼らがハイマツの奥に見えなくなったら、登山再開!
白馬乗鞍岳の先に、

大きな池と、赤い屋根が見えてきました!
これは『白馬大池』という池で、ここに流れ込む川はなく、雪解け水で出来ています。
その畔に建つ山小屋が『白馬大池山荘』。
いつもはここに宿泊するんですが~、今回は栂池に泊まってスタートしたので、今回は通過します。
すでに森林限界を越えているので、ここからは見晴らしの良い尾根道を登っていきますー!

良い道だ~(^^)
尾根の右側、富山県には雲がないですが、左側の長野県には雲がモクモク・・・。
雲海が広がっていました!
白馬大池山荘から80分ほど歩いて、

2個目のピーク『小蓮華山』に到着。
信仰の山なので、山頂には鉄剣が立てられています!
2007年に山頂部が崩壊してしまったため、上の写真のような状態。
一部、ロープで規制されてる箇所もありました。

クタオを安置して、と・・・(笑)
先に見えるのが、次のピーク『白馬岳』です!

尾根道をドンドン進みます!
歩き易そうに見えるでしょう~?この辺は楽ですよ♪
途中に、『三国境』と呼ばれる分岐点があります。

ここで登山道は分岐するんですが、この場所はその名の通り、3つの国の境目でもあります。
長野県・富山県・新潟県の境目。
跨いで立ったら、私はどこに居るのやら~!?

いよいよ白馬岳の山頂が近付いてきました!!
右側(富山側)はなだらかな斜面ですが、左側(長野側)はすっぱり切れ落ちてます!
午前11時36分、白馬岳頂上・着!

後ろ側は切れ落ちて、何もありません~。
山頂には、指標と三角点と、

石で造られた方位盤!
かつて、強力(ごうりき)と呼ばれる職の人がこの山頂まで担ぎ上げました。
重量は200kgくらいあるそうな!
麓から山頂まで、1ヶ月かかったそうです。
昔の人は、凄いですな・・・(;´ヮ`)ゞ
山頂の先には、

山小屋の屋根が見えます。
その先には白馬三山の残りの2つ、杓子岳と白馬鑓ヶ岳。
白馬岳の頂上直下に建つこの山小屋が『白馬山荘』。
国内最古にして最大の山小屋です。
広くて綺麗で、快適に過ごせるみたいです!(僕は泊まったことはありません)
レストランもあって、

夜には豪華なディナー(別料金ですがw)も戴けるそうですよ♪
女性登山者には特に人気の山小屋ですね~!

窓辺に杓子岳と白馬鑓ヶ岳を眺めながら~

スイーツタイム♪
ここがホントの天空カフェです'`ィ(´∀`∩
白馬山荘を反対側から撮影。

今回も女性登山者に「可愛い♪」とか「どこに売ってるの?」とか聞かれて人気でした、
てる坊と一緒にパチリ~☆
晴れをありがとう~(*´ヮ`)b
白馬山荘でのスイーツタイムを終えて、尾根を歩いていくと、

杓子岳が迫ってきました!!
白馬岳と同じく、写っているコチラ側はなだらかな斜面ですが、頂点部の向こう側はスッパリ切れ落ちて、ありません。
写真をよ~く見ると、頂点部の中央辺りに人が歩いてます!
(黒い点にしか見えませんがw)

杓子岳山頂への分岐点。
実は、この山は登らないで中腹にある道(巻き道)を歩いて通過することもできますが、
せっかくなので登りますよ~♪
頂上へは真っすぐに登っていきます。
写真だとなだらかに見えますが、実際は結構急勾配です。
掌くらいの石が積み重なってる道で、歩くと足がズブッと沈んで歩きにくい。
分岐から15分で、

頂上!
団体さんがいたので、クタオ写真は無し!(^^;
というか、

切れ落ちてて、危ないw
足元が脆いので、あんまりゆっくり出来ません。
早々に通過します(^^;
頂上部を歩いて、杓子岳の向こう側に下ります。

振り返る杓子岳。
中腹に見える道が巻き道です。
スッキリ晴れてると、奥に白馬岳も見えるんですが~、
午後になって、雲がかかってきて見えなくなりました。
この先の登山道も真っ白になってしまいまして、写真は撮ってません。
ということで、杓子岳から進むこと、35分くらい。
この日最後のピーク。

14時41分、白馬鑓ヶ岳、頂上!
これにて、白馬三山踏破~ヽ(´ヮ`)ノ
クタオもお疲れ様!
雲が多くて展望はあんまりなかったですが、一瞬、

この先の道と、今夜の宿(赤丸で囲んだところ)が見えました!
45分くらいで行けます!
さすがに足に疲れも出ていたので、他の登山者さんと話しながらゆったり山頂で過ごしてました♪
そのうち、後続の団体さんが来たので、宿へ向けて出発。
15時52分、

『村営天狗山荘』到着!
ここは割と空いてるのですよ~♪
多くの登山者はさっきの白馬山荘に泊まって、翌日はここを通過してしまいますから!

夕食の天狗鍋が美味しいので、ここは好きな山小屋です(*´ヮ`)b

寝床(^^;
通常6人入れるスペースに、僕を含めて2人だけで使えました♪
空いてる空いてる、快適~♪
ゆっくり身体を休めて、翌日の山行に備えます。
夜には、

満天の星空が見えました☆
明日も晴れそうだ~♪
さて、2日目は緩やかな尾根歩きを楽しみましたが、3日目は急峻な岩場を歩きます!

立ちはだかるのは、日本三大キレットの一つ、『不帰ノ嶮(かえらずのけん)』。
足を踏み入れたら二度と帰って来れないような、とても急峻な岩場ですが~、
果たして帰って来れたのか!?(笑)
次回に続く…!?