黒豹の保安官のブログ一覧

日本で一番の酷道...もとい、国道といわれているR152。
(長野県上田市～静岡県浜松市)
実はここを何回かに分けて走っているんですが
今回はその総仕上げということで上村から浜松までを走ってきました。

この国道は全長134.9kmですが、
(訂正:248kmだそうです)
大門峠、杖突峠、中沢峠、分杭峠、地蔵峠、青崩峠という峠をひたすら越えていく道です。
上田をスタートして「大門峠」までは緩やかな登り。
そこから白樺湖を経て一気に諏訪湖まで下ります。
諏訪湖までは普通の国道ですが、そこから先の「杖突峠」登りが急なワインディングで
下りはなだらかな下りで高遠へ。ここから先はダム湖沿いの景色のいい道が続きますが、
徐々に厳しくなり、中沢峠から先はすれ違いも厳しくなります。
途中の集落付近では道幅も広がりますが、峠には不通区間(舗装された林道で迂回)もあり、
これでもかというくらいのコーナーを越えていきます。

分杭峠は地場ゼロとして有名らしいです。
峠脇の広場?にはいつも車が止まっています。
そして地蔵峠と青崩峠がR152としての不通区間。ここは林道で迂回することになります。
前回までで地蔵峠までは走破していたので、今回は飯田まで中央道を行き、
そこから「矢筈トンネル」を経て上村からスタートすることにしました。
前回はここまでLupoGTIで来ましたが、今回は相方同行ということもあり、
R32でやってきました。
上村付近は道幅も広く快適なドライブ。相方は南アルプスの登山口を懐かしがっています。
旧南信濃村を通過するといよいよR152最後の峠、青崩峠。
「兵越林道」で迂回します。
この付近ではたくさんのバイクとすれ違う。
すれ違いの厳しいこのあたりでも、バイクなら問題ないですね。
狭い道を結構なペースで下ってくるバイクはちょっと恐かったですが...
この峠を越えると静岡県に入ります。少し下ると「矢筈トンネル」と同じような立派な
「草木トンネル」が出現。まるで対面通行の高速道路のトンネルですね。
ここを過ぎると「水窪（みさくぼ）」。それなりに大きな村？のようですが、
ここはすでに浜松市なんですね。そう言えば南信濃村もすでに飯田市ですので、
飯田と浜松が県境を接しているわけですね。市町村合併恐るべし。
(ここにも水窪ダムというダムがあり、ロックフィル方式との事。行ってみればよかったかも)

さてさらに南下をすると天竜市(今は浜松市天竜区というらしい)。
その手前にあるのが佐久間ダムで、ダム好きの私にとっては是非行っておきたい場所でした。
R152からちょっと離れてこのダムへ向かいました。
昭和31年竣工ということで、もう54年も前。工事期間3年で完成というのが凄いです。
電力館があったので展示物をのんびりと見る。
展示スペースの足の下に天竜川の流域の航空地図があったのに暫くは気づかず。
諏訪湖から遠州灘までの写真が足の下にありました。
このダムは重力式のコンクリートダムで、ダム脇にある取水口から水を取り込み、
山の中を貫いたトンネルを通して反対側の発電所で発電するというもの。
工事の際には天竜川の流れを変えるというとてつもない工事が前段階としてあったそうです。
使ったコンクリートは東京－大阪間に道路を造れるくらいの量だったとか...(@o@)

R152に戻るとここからは天竜川沿いを走る景色のいい道路になります。
道幅も徐々に広くなり、片側２車線、さらには片側３車線まで広がります。
最後に左に折れて国道１号とぶつかって終了でした。

きついドライブのご褒美は浜松インターそばの鰻専門店の特上鰻重でした。
長野の鰻とはちょっと違って、蒸す配分が大きい気がしました。
さすがは本場の鰻ですね。

いつかはこのR152を一日で走りきりたいです。

http://corism.221616.com/articles/0000097983/
昨日帰宅したらDMが届いていました。
ヘッドライト、テールライト+フラウ本革シート+18inchタイヤ+専用色+αで
+25万は安いかも。
エンジンに手が入ればもっといいんだけどね。