
数日前の出来事となりますが、21日にNostalgic 2daysに行ってまいりました。
東京ノスタルジックカーショーが東京ビックサイトで開催されていたのが2011年までなので、旧車の祭典に行くのは少なくとも5年ぶりとなります。
2週間ほど前にこのイベントがパシフィコ横浜で開催されることを知り、今年は久しぶりに足を運んでみようと思い立ちました。
やはり、リフレッシュした117クーペが手元に戻ってきたことが影響していると思います。
もっと整備しないとなりませんし、最新の情報を入手して次の一手を考えたくなるので。
当日、11時半頃に会場に入りしたところ、すでに沢山の来場者がいらっしゃいました。
入口に近いところから順番にとカメラを準備していると、2台のトヨタ2000GTが目に入りました。
日本を代表する1960年代のスポーツカーなので、スペックを紹介しておきます。
エンジンは、1,988ccの直列6気筒DOHCです。
最高出力:150ps/6,600rpm
最大トルク:18.0kgm/5,000rpm
0-400m加速:15.9秒
最高速:220km/h
左右でフロントマスクのデザインが異なります。
フォグランプが大きい右側が前期型、小さい左側が後期型です。
デザインを変更したのはグリルと一体感を出してモダンな印象を与えるのが狙いだったようです。
トランスミッションは5速MTに加えて、後期型には3速ATの設定があります。
トヨタ2000GTの外装色といえば白を思い浮かべます。
たまに赤やシルバーを写真でみかける程度。
ゴールドがさまになるのはデザインが良いからでしょう。
そして、このクルマはオートマチック車でした。
これならクラッチを気にせず、気軽に運転できる・・・
ただ、オーナーになるには、フェラーリやランボルギーニが買えるくらいの軍資金が必要でしょう。
そのお隣は、初代スプリンタートレノ。
このオレンジはイメージカラーではないでしょうか。
トレノといえば型式が車名となって復活したAE86が一番メジャーなのかもしれませんが、私は117クーペと時代背景が重なるTE27に惹かれます。
ホイールは13インチです。
当時は相当のスポーツ仕様だったのでしょう。
ワタナベのホイールを履かせてスポーティーな装いにしていますが、今となっては可愛らしく見えてしまいます。
次は、2代目プリンススカイライン。
このクルマをみると、何故かハコスカの先祖様という言葉が頭に思い浮かびます。
高性能な2000GT-Bというモデルのようでしたが、細かなことが分かりません。
このクルマが目に入った瞬間に足がとまります。
初代シルビアです。
こちらもイメージカラーでしょうか。
走行中の姿を見たことがないのですが、街中で見かけたら興奮状態になるでしょう。
何とも素敵なデザインです。
自動車検索サイトで見付けた車両は1,250万円。
20年ほど前はハンドメイドの117クーペと同じくらいの価格帯だったと記憶しているのですが・・・
今となっては、生産台数が僅か554台ということがその存在価値を高めているのかもしれません。
エンジンは、1.6ℓに4気筒OHVですが、車重は980kg。
最高出力:90ps/6000rpm
最大トルク:13.5kgm/4000rpm
最高速:165km/h
ここにもトヨタ2000GTが止まっていると思いました。
フロントマスクは前期型です。
ところが、室内をガラス越しにのぞくとAT車です。
どうしてもピンとこないので色々と見ていると、レプリカモデルであることが分かりました。
ロッキーオート社が作成したR3000GTというモデルです。
エンジンは3ℓ直列6気筒エンジンを搭載しているようです。
トヨタ2000GTの開発者がオリジナル車と見間違えたというエピソードがあるくらいなので、完成度は高いのでしょう。
ホイールは軽量化のためオリジナルではマグネシウムが使われていましたが、R3000GTでは強度の都合によりアルミを採用したようです。
とはいえ、デザインや色目はオリジナルと一緒なので見分けることができません。
こちらは「あぶない刑事」で登場するゴールドの2代目レパード。
このタイミングでみなとみらい地区での開催なら展示車両として外せないクルマですね。
当時のクルマのデザインといえば、角張ったものが流行っていました。
トランクの右サイドからは人差し指位の太さの自動車電話用ロッドアンテナがルーフくらいまで伸びています。
日本人がもっと高級車に乗ろうと背伸びしていた時代のクルマの感じがどことなく伝わってきます。
今でも2代目レパードは人気があるようです。
中古車の販売価格はV10M6よりも高いみたいです。
その向かいには同じ時代に高級パーソナルカーとして脚光を浴びたソアラが止まっています。
白い外装色も高級感がありますが、このツートンカラーこそソアラそのもの。
最上級モデル3.0GT Limitedは1980年代後半の日本を代表する高級車といえるのではないでしょうか。
このトラックの周りが一番の方が集まっていたと思います。
「トラック野郎」は再放送で見たことがありますが、・・・
電飾が輝く「一番星号」は昭和の勢いを感じさせるクルマでした。
並びで展示された「ジョナサン号」が小さく地味に見えてします。
2台を1枚の写真に収めようと正面は人垣が3重です。
写真を撮っていると何やら懐かしい音楽が斜め後ろから聞こえてきます。
西部警察のサウンドトラックがクルマの下に置いたスピーカーから流していました。
この赤黒のコンビニが子供時代に凄く格好良く映りました。
フロントバンパーや車体側面のパトライトも回っていて迫力は満点。
このクルマはスカイラインRSターボをベースに改造されたRS-2です。
エンジンは、2ℓ直列4気筒のDOHCターボ。
このクルマが出てきたことにより、昭和50年代前半から続いた排ガス規制をクリアするためにDOHCからターボへという流れの中で、どちらが素晴らしいエンジンかという従来からの論争に終止符を打たれてしまった感じがしました。
RS-2のスペックも拾ってみました。
0-100m加速:5.9秒
0-400m加速:14.0秒
最高速:260km/h
3台あったRSマシンの中で、RS-2は情報収集に長けた設計がされています。
リアエンドからAピラーまでの長いアンテナにより、航空機無線、船舶無線、遭難自動通報無線、アマチュア無線、各種緊急無線の傍受・通信を可能にしているそうです。
少し長くなりそうなので、次回に続きます。
もちろん、117クーペも登場します!