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BMW M6(F12)の試乗が不完全燃焼でモヤモヤしていたら、申し込んでいたポルシェから応答がありました。
試乗車は右ハンドルのカレラ4と左ハンドルのカレラSがあるとのこと。
左ハンドルでストレスを感じたくないという理由だけでカレラ4と即答！
翌日午前中でも良いとのことでトントン拍子に話が決まり、高速試乗も了承いただきました。
走り出して驚いたのが、アイドリングストップすること。アクセルを踏むと直ぐにエンジンが掛かって走り出すのでエコならば歓迎すべき機能なのでしょうが、ポルシェに乗っている気分になれません。
街中を走る分にはリアに積まれた排気音もほとんど聞こえてこないし、物足りません。
サスペンションがしっかりしているので、日本のエコカーでないことは分かるといったら言い過ぎでしょうか。
どうやら、アクセルを意識的に踏み込むと排気音が後ろから襲ってきてハッキリとわかる加速が始まります。
音源はリアシートにあるように近くから聞こえてきます。
でも、何だか違和感を感じます。
そうこうしているうちに高速道路に入り、同乗しているセールマンに違和感を伝えると、スポーツ＋にモード切り替え。
エンジン回転数は4,000回転を超え、排気音の音量が上がってアクセルへの反応が良くなりました。
少し踏み続けると＋50km位の加速も直ぐに得られます。
これならば、ポルシェと思いました。
折り返し後の帰路は踏むチャンスがなかったのでモードの切り替えを何度か試してみましたが、私にはスポーツ＋だけあれば十分です。

とても乗りやすい車でしたが、家に向かって先代M6を運転して、この無骨な乗り味と迫力ある排気音を超えていないという印象です。
そして、違和感がフルアクセルすると排気音が大きくなって、ちょっと間を置いてから加速する軽自動車と同じだからだと2〜3日経って気づきました。
カレラSならパワーがあるので改善しているのか、ターボモデルにならないと解消しないのか。

いずれにせよ、エコを重視して大人しい部分を大きくし過ぎた功罪だと思います。