
マセラティとエルメネジルド ゼニアとのパートナシップにより誕生した「クアトロポルテゼニア リミテッド エディション」が日本で初公開されるとの招待状をいただき、会社帰りに寄り道することにしました。
会場のザ・キャピタルホテル東急の1階入口に、マセラティ創立100周年を記念して発表された「マセラティ グランカブリオ MC センテニアル・スペシャル・エディション」が鎮座しております。
このクルマはカーボンブレーキを装着しているほか、ぱっと見ただけでもフロント・スプリッター、リア・ディフューザー、ドアミラー、ドアハンドル、リアスポイラーと沢山のカーボンパーツで武装しています。
ボンネットのエアーダクトがスポーティーさを引き立てています。
車両価格は通常のグランカブリオMCより300万円ほど高くて2,400万円を超えています。
この稀少なモデルは
以前の100周年記念のイベントで目にしていますが、展示会場へ入る前から早くもテンションが上がります。
担当ディーラーで受付して中へ入ると5台置いてあります。
入口すぐのスペースに白のクアトロポルテGTSが1台、奥の広いホールに左からグランツーリズ スポーツ、ギブリ、クアトロポルテGTS、そして今回の目玉であるクアトロポルテゼニア リミテッド エディションです。
最初はグランツーリズに惹きつけられます。
何度も見ていますが、やっぱり格好良いですしじっくり見たくなります。
このボディーカラーは落ち着いていて綺麗なのですが、ボディーラインを目立ちにくくしているようでグランツーリズモの格好良さが影をひそめてしまうような気がします。
色は聞き忘れましたが、専用マットカラーのブルーメディテラネオでしょうか。
私のお勧めはやはりブルーソフィスティケートです。
久しぶりにドライバーズシートに座るとやはりボディーの大きさを感じます。
室内も広くてスポーツカーのタイトな空間ではありません。
着座の位置が高ければ、ギブリやクワトロポルテのような4ドアセダンと同じゆったり感を感じるはずです。
リアシートもかまくらに入ったみたいで、出入りは2ドアなのでしにくいけれどシートに座ってしまえば実に広い。車高の低さを感じる着座位置なのはさすがにクーペですが、天井も十分に高くて大人の男性が座っても狭いとはいえない十分な空間が用意されています。
そういう意味ではグランツーリズモは完全なGTカーです。
BMWの6シリーズなどは全く歯が立たない快適さがあります。
そうかと思うとエンジンを掛けると魅力的な排気音がドライバーをその気にさせます。
このギャップこそがスポーツカーとしてグランツーリズモが最も優れている部分だと感じています。
さて、この勢いで話をしていると終わらないので、今回のメインの展示車両であるクアトロポルテゼニア リミテッド エディションにいきましょう。
まず、プラチナム・シルクと呼ばれる外装に釘付けになります。
メタリックの粒子がとても細かくて近くでじっくりと見ても綺麗な塗装です。
フラグシップのクアトロポルGTSならこのカラーで決まりだなと心の中で勝手に決めてしまいます。
写真では分かりにくいですが、Bピラーにはゼニア・バッチが付いています。
そしてこのクルマの最大の魅力は内装のシートやドアの内張りがレザーとシルクのゼニア布地で作られていること。
シート中央部は100%シルクのヘリンボーン柄の生地が使われています。
内外装のカラーのマッチングも素晴らしく、マセラティのフラグシップにふさわしい高級感を感じました。
車両は世界限定100台で日本には12台が割り当てられているそうです。
もちろん、ボディーサイズを考えれば走行性能は十分。
8速ATでV8 3,799ccターボエンジンを搭載しておりスペックは次のとおり。
最大出力:530ps/6,700rpm
最大トルク:72.4kgm/2,000rpm
0-100km/h:4.7秒
最高速:307km/h
フルサイズのセダンなので後部座席も十分すぎるくらい広いです。
車両価格は2,106万円ですが、Fセグメントのクルマとして検討する価値のある1台だと思います。
今週末に最寄りのディーラーにグランツーリズモMC センテニアル・エディションが入庫するとのこと。
ちょっと偵察してこようと思います。
Posted at 2014/11/20 01:49:31 | |
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