
銀杏並木が冬景色になった頃から朝晩の冷え込みが厳しく感じるようになりました。
先週の日曜日にゴルフに行ったら霜が降りていて芝生は真っ白。
最初の3ホールくらいはスパイク周辺に霜がこんもりついてショット、パットのたびに気になりました。午後には晴れて暖かい陽気になりましたが・・・
最近は、折角の休日もコタツに入って外出しようという気がおきません。
自分では寒さには強くて性格的にも犬タイプだと思っていますが、やっていることはネコそのものです。
(今回も大作となりましたので、もう辟易とされている方はスルーしてください。)
今日も朝から寒くてコタツの中でぬくぬくと過ごしていました。
それでも修理工場に入庫した愛車を見に行こうと計画していましたし、オークションで落札した新品のフロントグリルを持ち込まないといけないというノルマもあるので、重い腰を上げて出発することにします。
ショップに着くとベレット、117クーペ、ピアッツアがいっぱい止まっています。
ここに来ると写真をたくさん撮りたくなってしまいます。
愛車は最寄りの板金工場に移動しているとのこと。
鍵がなくて開けられないとのことで部品を置いて退散することにしました。
帰りはグラントゥーリズモMCセンテニアルをみようとマセラティに向かいます。
こちらも他の店舗に移動しているとのことで見ることができず。
もしやという予感はありましたが、どうも巡り合わせが悪い日のようです。
(写真は「
展示会 Maserati 100th Anniversary in Japan」のときのものです。)
さて、日が落ちて待ちに待ったRS7 Sportbackの試乗です。
(やっと試乗記の始まりです!)
施設に駐車スペースがないので電車で向かいます。
ところが、地下鉄を降りて地上に出ると勢いよく雪(あられ)が降っています。
止みかけたところで意を決して歩きはじめますが、少しするとまた強く降ってくる始末。
こうなったらクワトロの威力を見せてもらおうと心に火が点ります。
ところが、ショップに着いて中に入るとすぐに雪が止みます。
何故でしょう。
RS7 Sportbackのスペックですが、RS6 Avantとエンジンは同じV8 3,992ccツインターボです。
最大出力:560ps/5,700-6,700rpm
最大トルク:71.3kgm/1,750-5,500rpm
0-100km/h:3.9秒
最高速:305km/h(リミッター250 km/hは「ダイナミックパッケージプラス」で解除可能)
RS6 Avant の試乗に飽き足らずにRS7 Sportbackにチャレンジするのは、やはりRSモデルの最高峰を知っておきたいからです。
S8は用意されていますが、RS8はありません。
脱線しますが、BMWも760iはありますが、M7はありませんね。
フルサイズのセダンだと、メルセデスベンツはSクラスにもAMGがあるので独壇場になっているのでしょうか。
BMW M6グランクーペは試乗しているので、Audiの競合車としてRS7 Sportbackは興味を惹きます。
今回の試乗は2週間前の
Audi RS4 Avantのときで要領を掴んでいるので気楽です。
運転は一人で気ままにできますが、アクシデントは全て自己責任という点に留意が必要です。
早速、RS7 Sportbackに乗り込むと操作系はRS6 Avantとの共通性を感じました。
RS4 Avantで感じた不満はありません。
ただ、この試乗車も標準シートで秀逸なレカロシートではありません。
ちょうど腰のあたりがシートから離れるのが残念です。
シートの座面を一番下まで下げましたが、目線は高めです。
4ドアながらクーペモデルに座っているというよりセダンの感じがします。
次にハンドル径が小さいのに違和感を覚えました。
小型車ならこれで良いのかもしれませんが、全長501㎝×全幅191㎝×前項142㎝、車重2,070kg、560馬力のクルマを街中で走らせると思うと操りにくい大きさだと思います。
慣れもあるのでしょうが、交差点を減速しないで左折しようとするとライン取りが上手くいかない感じがありました。
RS6 Avantではなかった感覚です。
それからダイレクトモードの排気音。
アイドリングで低音が強く響いてくるのですが、耳に響くというより脳に響くような感じがして…
RS6 Avantではあまり気になりませんでした。
もう一つ残念だったのが、カーボンブレーキです。
RS6 Avantと違ってRS7 Sportbackは標準で装着されていますが、鳴きが酷くて折角の高級車が台無です。
(ホイールも21インチで迫力あります!)
明日に整備するとのことなので、ここでも巡り合わせの悪さが出ています。
ただ、カーボンブレーキ自体は好感度が高く、ガッツリ踏むとかなり強力に効くので、短い試乗時間では感覚が掴み切れずに上手く操作ができませんでしたが、慣れれば安心してアクセルを踏んでいける制動力を持っていると思います。
正直なところRS6 Avantより剛性が高いかはっきりと認識できませんでした。
ただし、RS6 Avantとの違いで印象に残ったのは、フルアクセルするとリアが少し落ちる感じがしたのと、ターボラグを感じたこと。
怒涛の加速は2,000回転を超えたあたりで始める印象です。
車体もどこかガタガタいって建てつけが悪い感じです。
担当の方に感想を求められて正直な印象を伝えるとRS7は個体差が大きいと。
車両本体価格が1,615万円もする高級車でそんなことがあるのでしょうか。
好感をもったのは、やはりクワトロの安心感。
濡れた路面のなか、交差点を曲がった直後にアクセルを強く踏み込むとお尻を少し滑らしますが、軽くハンドルを切ってカウンターを当てると4つの駆動輪で上手く態勢を整えてくれます。
いずれにせよ、RSモデルの印象がこのままで終わってしまうことに何だか納得がいかず、火曜日にもう一度試乗する予定です。