
三連休も最終日ともなると、気分転換ができたか何だか心細くなってきます。
昨日は箱根に日帰り温泉に行って楽しみましたが、もっと何かが欲しい・・・
ということで、家から近い杉並にマセラティがこの三連休にオープンしたので顔を出してみようとショールームに向かうことにしました。
ショールーム脇の駐車場に車を入れようとすると、誘導員が速度を落として大回りするよう大きなジェスチャーをします。
店員は設計ミスだと言っていましたが、下を擦らないようにマセラティの試乗車も含めて車高の低い車の出し入れは慎重に対応しているようです。
私も指示にしたがって慎重に運転したので、出入りともに問題はありませんでした。
それと、ショールームの周りにはマンションが沢山立ち並んでいるので、近隣の住民にマセラッティのエンジン始動音はかなり堪えるのではないかとちょっと心配です。
担当を紹介してもらい、こちらの思いを軽く伝えるとそれでは興味のあるGranTurismoの試乗はどうですかと勧めてきます。
得意でない左ハンドルで試乗したことはあるがという言葉が効いたのか、試乗車は右ハンドルですからという反応。
それではと試乗のサインをして乗り込むことに。
前回の試乗のときにはペダル位置が気になりましたが、今回はあまり気になりませんでした。
違和感がほとんどなかった要因は、普段の運転より数倍も慎重に行っていたので、自然な感覚が働かなかったのではないかと思っています。
というのも、道が混んでいるし、右左折する車が多く、慣れない大き目のボディーの車をスイスイと走らせられる状況ではありませんでした。
それでも、スポーツモードに切り替え、マニュアルモードで運転すると禁断の排気音が聞こえてきます。
これももう少し官能的な印象があったのですが、2速で何とか4,000回転まで引き出すので精一杯。
楽しみはちょっと不発に終わりました。
試乗を終えて、担当の営業にMC Stradaleの話を振ると2階に中古車が置いてあると。
見せて欲しいとお願いして撮った写真がタイトル画像です。
Sportとの外観の違いはいくつかあるようですが、フロントのリップが張り出していること、トランクにスポイラーが付いていること、エキゾーストパイプが2本出しになっていてセンターやや上部に移動していることなどが挙げられます。
内装もアルカンターラとカーボンに纏められており、シートはバケットです。
ちなみに、この車は2012年式でマイナーチェンジ前なのでリアシートはありませんが、マイナーチェンジ後のモデルはリアシートがついています。
他にもブレーキがセラミックになっていたり、リアに消化器が装備されていたりとレーシングモデルであることを主張する装備が搭載されています。
この車に惹かれたのは純正で車高がかなり下げられていてスパルタンに見えることです。
Granturismoのデザインはかなり格好良いですが、MC Stradaleを見てしまうとSportが少し緩いシルエットに思えてしまいます。
それから、特筆すべきは排気音。
アクセルを踏むと、スポーーーン、スポーーーン、とレーシングカーみたいな音がします。
これはエキゾーストパイプの位置ではなく仕掛けがSportと違っていることが影響しています。
お値段は乗り出しで1,720円くらいとのこと。
(走行距離は7,700㎞くらいだったと思います。)
左ハンドルではありますが、この車と心中しようかな・・・なんて思わせてくれます。
ちなみに、MC StradaleとSportでエンジンのスペックは同じです。
V8 4,691cc DOHCで、最高出力460ps/7,000rpm、最大トルク=53.0kgm/4,750rpm
ただし、車重がSport 1,920kgに対して、MC Stradale 1,850kgと軽量化されており、0-100km/hがSportの4.7秒に対して4.5秒と運動性能の向上が見られます。
その他、0-200km/hがSportの15.3秒、ニュルブルクリンクが8分13.60秒なんて記録がインターネットから拾えますが、先代M6(E63)がそれぞれ12.8秒、8分07.76秒と遜色がないレベルでサーキット用と割り切るにはちょっと物足りない。
となると、やはりStradaleだけに公道か。
でも、これだけ激しい音がする車に乗るのはかなり勇気が入りそうです。
(もちろん、お金の心配もしなければなりませんが・・・)
Posted at 2014/03/23 19:47:39 | |
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