
みんカラを始めた頃、ブログのアップは翌日までにしていましたが、今回は完全に遅れてしまい書き終わるまで2週間近くかかっています。
昔と違って落ち着いたといえば聞こえは良いですが、熱意が冷めたような気がしてもどかしい。
マンネリ化せずに楽しくみんカラを続けるには工夫が必要かなあと。
ちょっと話題が逸れてしまいそうなので、本題に入ります。
今年の梅雨明け宣言は微妙な天気が続く7月の終盤に出されましたが、8月から9月にかけて青空が広がる日はほとんどありませんでした。
そんな9月の最終日曜日に雨が降らなければ決行という朝6時からのオフ会にお声掛けいただき、前日のゴルフより早起きして集合場所の大黒PAに向かいます。
約束の時間より少し早く着いたこともあり、顔馴染みの方も見当たらなかったので、適当なところにクルマを止めて一番乗りを何シテル?で宣言します。
エンジンルーム内は前日の雨で汚れているであろうと、ボンネットフードを開けて水拭きの掃除を開始。
予想どおり水垢が浮いていたので、有効に時間を使えました。
ぼー&ぼーさんの黄色いコルベットが入ってきて集合場所が決まると、バラバラに止まっていたクルマが集まります。
こんな朝早くからなのに、総勢9台での記念撮影です。
C3とC7の並びはかなり珍しいですよね。
時代とともにクルマのボディサイズは大きくなっているのが通例ですが、C7よりC3のほうが大きく見えます。この角度から見る限り、リアはC3のほうが長くて大きな印象です。
9台のなかで最も印象に残ったクルマがこのインプレッサです。
どんなに視界が悪くても先が見渡せそうな強さを感じます。ルームミラー越しに後ろから追従されている姿が写ったらすぐさま道を譲りますね。
ランプポットはカーボンファイバー製でしょうか。
リアのウィングも大きく迫力があります。F430の速さを凌駕してしまいそうな凄みを感じます。
偶然にもcloud5さんからメッセージをいただき、次の目的地の辰巳PAに向かいます。
辰巳PAに入ると、駐車スペースに止まっているアルピンホワイトが眼に入り、クルマの後方で手を振って合図していただきます。
隣のスペースへクルマを入れながら、強面な方だったらどうしようと。
しかし、その不安はクルマを降りて挨拶を交わした瞬間に晴れてしまいました。
穏やかで柔らかい印象のcloud5さんとはすぐに打ち解けられたようです。
Mモデルとの出会いからアフターパーツへと話が発展して盛り上がります。
そして、Mモデルのオーナー同士の会話となれば、当然のことながらアルピナやポルシェといった競合のクルマにも話題が広がります。
さらに、オフ会やツーリングへと飛び火して話は尽きませんでしたが、お互いのクルマを運転してみましょうと。
ここからは、私がF10M5を運転したときの印象をcloud5さんがE63M6を運転していたときの反応と比較しながら書いてみたいと思います。
F10M5の発進はとてもスムーズです。クリープはしませんが、スロットルペダルを僅かに踏み込むとスッと動き出しAT車だと言われても分からないほどです。
停止している状態からクルマを2~3cm前に動かそうと思えば、慎重にペダルを操作すれば可能だと思います。
ギア選択をオートマチックにしたまま、ペダルをもう少し踏んでもシフトショックを感じることなくクルマの速度は上がっていきます。
一方、E63M6を走らせようと軽くスロットルペダルを踏み込んでも動きません。2~3cmほど踏み込むと突然にクルマが動き出す感じです。
もし、停止状態からクルマを5cmだけ動かしたいという状況があったとしても、相当慎重にペダルを踏み込まなければならず、この2~3cmほど踏み込むと最低でも10~15cmは動いてしまうと思います。
cloud5さんがE63M6のスロットルペダルを僅かに踏んだことに対する反応がないことに戸惑いの声を上げたときにピンときました。
さて、F10M5が走り始めてからスロットルペダルを意識的に踏み込むと、クルマが一瞬にして5km/hほどポンとスピードアップする感じがします。低回転域からフラットな高トルクが発揮するクルマの動きなのだろうなあと。おそらく、シフトダウンしてからフルスロットルにすれば、背中をドンと押されるとか、お尻を蹴られたという感覚になると思います。
クルマの動きとしては、一瞬にして上がった速度域から強烈に加速するので、相当に速いだろうなあと実感します。
一方、E63M6を強く加速させようとすると、エンジン回転数は最低でも3,000rpm以上になるようなシフト操作が必要です。もちろん、常に3速から4速をキープして走っていればペダルを踏み込むだけで加速させられますが、煽るようなエンジン音やエキゾーストを聞かされながら低ギアのギクシャク感が残りやすい状況で微妙なペダル操作をし続けるのは苦痛です。
つまり、E63M6であればパドルでシフトダウンしてエンジン回転数がパワーレンジに入ったところでスロットルを踏むことになるので、並走するF10M5がいたとすればスロットルペダルを踏んだ瞬間から先行を許してしまうことになります。
ただし、加速が始まれば、スロットルペダルの踏み込みに反応してエンジン回転数が上昇し、次第に高まるエンジン音と加速が体にも共鳴して高揚した気分を味わえます。エンジンを目一杯まで回してクルマから伝わってくるパワー感を楽しみながら運転できるところは大排気量NAの良さといえます。
cloud5さんはこのペダル操作とエンジン回転や速度のフィールがマッチしているのをリニアだと喜ばれていましたね。
カーブに差し掛かりF10M5のステアリングを切ると、曲がり始めるまで一瞬のラグを感じます。この操作感覚に慣れないと、ステアリングを切っても反応しないからと焦ってカーブの入り口直後に切り増しすると、今度はラインより曲がり過ぎてしまい、慌ててステアリングを戻すことになります。
ステアリングの特性はコンフォートモードだったからなのかもしれませんが、切る始めの動き出しに明らかなラグがあります。
それに比べるとE63M6のステアリングはある程度絞られたタオルを絞るような感じで、ステアリングを切り始めれば水滴が滴れ始めるかのようにきちんとクルマは曲がり始めます。
ここでもcloud5さんはリニアだと感心されながら運転されていました。
F10M5の魅力は何かと問われれば、これだけ走行性能を備えているのに流しても心地良く走れるということでしょうか。首都高速の流れに乗り飛ばさなければ、V8ツインスクロールターボの勇ましいエキゾーストは室内には入ってきませんし、足回りもソフトなので国産高級セダンと遜色ない乗り心地を実現しているのではないかと思います。ふとF10M5のステアリングを握っているということを忘れてゆったりと流してしまった場面が何度かありました。
それに比べ、E63M6は室内にエキゾーストが常に響いていて、道路の段差や継ぎ目を乗り越えるたびに足回りの跳ね返しが体に伝わり、嫌でもMモデルに乗っていることを認識させられ穏やかに乗ることを許してくれません。
E63M6はMモデルらしさを否応なしに感じますが、F10M5は守備範囲が広くてスマートな乗り方もできるということから、開発したときのコンセプトがかなり違っているような気がします。
この日は次の予定が控えていたので、cloud5さんとはここでお別れです。
そう、ランチは誕生会を兼ねて久しぶりにLa Belle Epoqueへ。
昔は入って左側にありましたが、本館の建替えに合わせて桃花林が移ってきたためバロンオークラと同じスペースに移転。
昔のLa Belle Epoqueはアール・ヌーボー調のインテリアが自慢でした。
移転するということを知っていた客は少なかったと思います。
カーペットも敷いていなければ、四角いテーブルでフランス料理を食べるなんてあり得ない。
数か月前に来たときにずっと怒っている若い女性がいらっしゃいましたね。
この小菓子を運ぶワゴンはオークラ東京の伝統でしょうか。
話のネタにと紹介されたエピキュロス晩餐会に申込んでしまいました。
フランス料理がお好きな方はご存じなのでしょうね。
さて、今回のブログはこれくらいにします。
12時間後にヨーロッパに向けて出国します。
しばらく返信ができないかもしれませんが、気になる話題があればぜひコメントをください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。