
2017年も早いもので1か月が過ぎ、二十四節気でいうと明日から立春です。
気がつけば前回のブログから2か月も経過してしまいました。
みんカラを始めて最初の1~2年は共感できるお友達を多く持ちたいという想いから、懸命にブログを書いて情報発信していたように思います。
イイね!をもらうことからスタートして、気になったブログを通してコメントの遣り取りをして、お友達として登録してもらって。
その後、オフ会にお声掛けいただいたり、辰巳PAや大黒PAなどで偶然にお会いして、直接お話することができるみん友さんが少なからずできました。
そうした環境の変化によって、楽しいカーライフを過ごせるようになり、何かあってもすぐにブログを書こうとしなくなってしまったのかなあと。
次はいつブログを書くのだろうと思うと、逆に書き終えてはいけないのではという思いに駆られます。
さて、今回は少し温めていた構想が実現したのでブログをアップしたいと思います。
みんカラを始めた頃、スパグラさんが書かれたレポートに惹き込まれ、コメントを書き込んでいる中でお友達の登録をしていただきました。
クルマのインプレッションをグラフにして可視化しようと試みるユニークなブログを書かれるので、いつも気になっていました。
本来なら文章を書くのが苦手な自分が目指す姿なのではないかと。
ブログにコメントする機会は多く、実際にニアミスしたこともありましたが、お会いするには至りません。
そこで、いつか時間を合わせてお話する機会は作れないかと思いながら少しずつ距離を縮め、今年に入って何とか実現への道筋をつけることができました。
そして、その日が先週ついに訪れ、オフ会は辰巳PAで午後からスタートしました。
定刻に到着すると既に白いBoxsterが止まっており、隣の駐車スペースにM6を滑り込ませて簡単にご挨拶を済ませると先ずは記念撮影しましょうと。
<Photo by Mr.スパグラ>
こんなに見事にインテルラゴス・ブルーが写り込んだ写真をスパグラさんからプレゼントしていただきました。
GTSといえば赤いブレーキキャリパーでしょうか。ポルシェのブレーキといえば定評がありますが、このクルマのブレーキディスクは気持ち小さくみえます。1,360kgと軽量なので過度に大きくする必要がないことや、GTSは標準より1インチ大きい20インチホイールを履かせていることが影響しているのかもしれません。
何れにせよ、車重を受け止める十分な制動力が備わっているのであれば異論は挟むことではありません。
内装に目を向けるとカーボンパネルとアルカンタラが奢られたダッシュボードと革とアルカンタラのツートンのスポーツシートに目が惹かれました。
スパグラさんにそのことを投げかけると、この仕様に決めるに至った経緯を説明していただけました。その経緯を知って、やはり研究熱心な方だと頭が下がります。
運転席からの視界はこんな雰囲気になるのでしょうか。
慣れない左ハンドルのMT車を運転することは謹んで辞退を申し上げましたが、助手席に乗せていただいたBoxster GTSはE63M6の2周りボディが小さく軽快に駆け抜ける印象です。
E63M6がコーナーに突入すると、四輪が突っ張って車両のバランスをガッチリと取っている感じがシートの座面から伝わってきますが、Boxster GTSは進行方向に頭をクルリと向けて難なくこなしているみたいで軽快な動きをします。
慣れたクルマを運転していることもあるのでしょうが、シフトアップ・ダウンとステアリングで車間を抜けるときはすばしっこいなあと。
3,436ccの水平対向6気筒DOHCエンジンは3,000rpm付近からスポーツ走行するための実用域に入るように思えました。タコメーターの高回転域が助手席からは見えませんが、エンジン回転数は許容回転数まで等速で上がっていくような加速感を感じました。
最高出力:330 ps /6,700 rpm
最大トルク:37.7kgm/4500-5800rpm
0-100km/h加速:5.0秒
最高速度: 281 km/h
ふと、E46M3のハンドルを握ったときの印象を思い出しました。気になってスペックを確認してみたら、粗い比較ではありますがE46M3と似ていますね。
最高出力:343 ps /7,900rpm
最大トルク:37.3kgm/4,900rpm
0-100km/h加速:5.2秒
ただ、Boxster GTSにはスロットルオフ時にバリバリと過激な音を発して気分を高揚させてくれスポーツ・プラスモードがあります。屋根のない開放感のある車内でリアから響くバリバリ音を楽しみながら、ギアとスロットル操作ができるのは大きな醍醐味だと思います。
シートヒーターを入れると座面から暖気が上がってきてとても暖かいです。風の巻き込みもなく寒さを感じることもありません。
初対面なので、どんな話をすると盛り上がるのだろうなんて心配は無用でした。
オープンカーに興味はありますかとスパグラさんが問い掛けるので、こちらのエンジンが掛かってしまいました。
それにV8 Vantage N430がどんな特徴のクルマなのか説明することになって・・・・
ご飯でも食べながらでもと大黒PAに向かい、Vanquishのリアがいかに格好良いかを力説することとなります。百聞は一見に如かずですが・・・
それに、このApple Tree GreenのVanquishにも話題を広げます。
発売当時に本国で何台か生産されていることは認識していたのですが、日本でオーダーする方は恐らくいらっしゃらないのではないかと。
ところが、偶然にも自宅の近くの中古車販売店で出てきたので、期待一杯にして実車を見に行きました。
メタリックグリーンの濃淡がボンネットの複雑なデザインを引き立たせ、その深みがボディや曲線に合わせて変化していきます。
見る角度や光の当たり方で色は刻々と変わっていき、見ていても飽きることがありません。出るのはため息ばかりです。
内装も白とグリーンのツートンカラーで纏められ、見事でした。
最近、さらに走行性能を高めたVanquish Sが発表されましたね。
オフィシャル動画以外にちょっと長めのインプレッション動画が1本出てきましたが、音を聞く限りミッションの繋ぎが大幅に速くなり、メカニカルなエンジン音が引き立つスポーティな雰囲気に変わっているようです。
次に話題をさらったのがWraithです。
Rolls-Royceは雲の上にいるような方たちが愛するクルマであり、自分が惹かれることはないと思い込んでいたからです。
実際に2ドアクーペが発表されたときも、写真で実車を見たときも気に留めていません。
だからこそ、このSalamanca Blue MetalicのWaithが目に入ったときは衝撃的でした。
太陽光の下でも紫がかった濃いメタリックブルーはとても美しい。
ルーフからなだらかなラインで作られたリアは迫力があって実に見事なデザインです。
クーペという分野ではスポーツカーとは一線を画したデザインですが、異端ではなくむしろオーソドックスさから出る造形は他を圧倒するオーラを放ちます。
内装も高級スポーツカーとは異なる座標軸で設計されています。
そして、天井のスターライト・ヘッドライニングが魅力をさらに引き立てます。
恰幅の良い紳士がオーナーならベストマッチです。
最後に、究極的な走行性能で魅力をもつ650S Spider。
とても扱いきれるような性能ではありませんが、スーパーシリーズのスポーツカーに乗れたらどんなカーライフを過ごすことになるでしょうか。
こんな話を延々とすること7時間。
心優しいスパグラさんはその大半が聞き手になってしまいました。
そして話に耳を傾けているうちに、Aston Martinにも少し興味を抱いていただいたようです。
これからスパグラさんは研究を積み重ね、色々と教えていただくこと日も近いのではないかと思っています。
<Photo by Mr.スパグラ>
このオフ会で楽しく時間を共有できるみん友さんを新たに勝ち得たことが何よりです。
そして、スパグラさんがどんなブログを作られるのか楽しみです。
数枚いただいた写真の中の1枚を紹介して完了とします。
最後までお読みいただいた皆さま、ありがとうございました。