
今年最後の第三日曜日に大黒PAに行ってきました。
第三日曜日に行けばたくさんのヒストリックカーを見ることができます。
それに、大黒PAとの往復は、クルマの調子を整えておくのに距離的に程よい感じです。
首都高速を走らせていれば暖機ができますし、エンジン回転数をある程度まで上げて動きをスムーズにしておけます。
また、足回りを純正のセッティングから交換したことによる挙動の変化を把握しておきたいという思いもあります。
クルマに乗り込み、首都高速の入口に向かって走らせると、早くもステアリング操作に追随してくれない動きが現れます。
舗装の良い道路では真っすぐに走れるのですが、路面の悪いところではすぐにタイヤが取られて思い描いたラインから外れてしまいます。
純正のセッティングであれば、そのような時でもステアリングを軽く切れば調整できたのに、その反応が現れません。
前回のブログでも書きましたが、ハイドロプレーニング現象が起こっているときにステアリングを切ってもクルマの向きが変わらない運転感覚に似ています。
足回りの大きなストロークと肉厚のタイヤを生かしたフワッとした乗り心地は影を潜め、路面の段差を体に伝えてきます。
お世話になっている整備工場の工場長はそのうちに慣れますよ、と笑顔で答えてくれましたが、運転していて安心感が生まれません。
新調したタイヤが少し削れればグリップが良くなるのではという儚い期待もありましたが、それも潰えたかなと。
いすゞがその当時にこのハンドリングと乗り心地で発売しようとしたら社内でストップがかかるでしょう。
BBS RSホイールと117Coupeのデザインのマッチングはかなり良いと思っています。
今まで見かけたことがなかったのは、純正から2インチアップという設定がこの時代のクルマとしては厳しいからでしょか。
初期型のハンドメイドなら1インチアップで済むのですが・・・
タイヤ外径は小さくなってしまいますが、タイヤハウスと干渉しないよう、タイヤ幅は185から変えていません。
それでも、タイヤ形状による影響なのか、装着した185/55 R15がE63M6の255/40 R19より薄く見えるのは気のせいでしょうか。
愛車の考察はこれくらいにして、この日に気になったクルマを紹介します。
最初に目に飛び込んできたのが、コスモスポーツ。
とても綺麗な状態でお乗りになっていました。
当時も高価なクルマでしたが、現在の中古車市場でもかなりの高値で取引されているようです。
メーカーが自動車部門から撤退しているとはいえ、8万台以上が製造された117Coupeですらパーツの確保は容易ではありませんが、製造台数が1,200台弱のこのクルマの場合はどうなのでしょう。
やはり、普段から丁寧に乗ることを心掛けるのが一番ですかね。
そのお隣に止まっていたのが、初代カローラ。
このクルマはコンクールコンディションといえるレベルです。
タイムマシーンに乗って工場から持ってきたと言っても過言ではないくらい、汚れや埃もかぶっていない綺麗なクルマで驚きました。
155/80 R12のタイヤが可愛らしい。
こんなサイズのタイヤは簡単に入手できるものなのでしょうか。
このクルマを見た瞬間にスバル360という名称より、てんとう虫という愛称が頭に浮かびます。
50年以上に渡って100km/hに規制されてきた高速道路の最高速度が、最近になって一部区間で試験的に110km/hに引き上げられたくらいなので、このクルマの発売当時から交通事情は大きく変わっていないといえるのかもしれませんが、標準的なクルマの性能を考えると高速道路を走るには少し勇気が求められそうです。
車両重量385kgと超軽量ですが、最高出力16馬力で何km/hくらいまで出せるのでしょう。
240ZGといえば、このマルーンにオーバーフェンダー。
このクルマは大黒PAで何度か拝見させていただいています。
フロントタイヤは225/50 R15と117Coupeよりハードなスペックになっていますが、扁平率がより小さいのに肉厚に見えるのはタイヤ幅が広いからでしょうか。
溶接止めしたようなオーバーフェンダーが当時らしくて良いですね。
黄色いS800はもしやみん友さんのものかと期待しましたが、ホイールが違います。
こちらは13インチホイールですが、タイヤやホイールサイズは最近のスポーツカー並みの大きさに見えます。
カメラが壊れかけていて、ハングアップしてピントすら合わせられないことも多かったので、今回は国産車数台に絞ろうと思っていましたが、こんな状況だと何とかして写真を撮りたくなってしまいます。
ジャロのディーノはみん友さんであるofcさんの愛車。
スパイダーと2台並んで止まっていたので、多くの方がご覧になっていました。
久しぶりにお会いできてお声掛けすると、少し離れたところに止めた117Coupeのところまで足を運んで見ていただけました。
次はクルマをお隣に止めて記念撮影をしたいですね。
芸術的なデザインのディーノと117Coupeを並べたとき、どのように映るでしょうか。
ジャロのディーノをブログで毎週のように拝見しているせいか、ロッソに新鮮味を感じました。
街中で真っ赤なディーノがルーフを開けて走っていたら目で追っかけてしまうでしょう。
BMWオーナーとしてはこのクルマの前を黙って通り過ぎることができません。
良く手入れされていて、綺麗にお乗りになっていました。
2002tiiというエンブレムが付いていたので、インジェクションモデルのようです。
このクルマの注目度はかなり高かったです。
入れ替わり立ち替りに近くで見る人が訪れ、シャッターチャンスはなかなか巡ってきません。
この角度からは、ザ・スーパーカーです。
くさび型のイメージが強いですが、曲線が上手に取り入れられたデザインであることに改めて気が付きました。
カウンタックのホイールといえばやっぱりこれですね。
ドアの底面を見る限り、シートの座面が低いとサイドシールが高くて乗り降りしにくいなんてことになりそうです。
駐車スペースから出るときはカウンタックリバースなのでしょうか。
運が良ければ、シザースドアを上げて半身を乗出し、後方を見ながらクルマをバックさせりという光景に居合わせられるでしょう。
フロントの形状からお分かりの方もいらっしゃると思いますが、アニバーサリーモデルを表すエンブレムが付いています。
ブルーメタリックのV8 Vantageだったのでみん友さんの愛車かもとまたしても期待してしまいました。
8本のフロントグリルなので初期型と見分けられる方はアストンフリークですね。
カラーはコバルト・ブルーだったのか、自信がありません。
大黒PAで117Coupeは珍しいので、立ち寄っていただいた方を時折見かけました。
遠目でみた感じでは年配の方が多かったと思います。
できれば、もう一台くらい現れると良いのですが・・・
目下の悩みは触媒が車庫のレールに接触すること。
触媒は中央やや左にあるので、入出庫するときは右側に寄せないと擦ってしまうようです。
この程度の出っ張りで擦ってしまうので、最低地上高はかなり低いということになります。
制御不能のカメラで撮ったら夜景では全くピントが合いません。
近いうちに機会を見つけて絵になる写真を撮りたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
今年最後のブログになります。
皆さま、良いお年をお迎えください。