
日曜日に大黒PAまで117クーペを走らせてきました。
7月中旬に日本が猛暑に襲われたときは今年の8月はどうなることかと思いましたが、北の高気圧が張り出し先週後半から暑さはひと段落。
前日は湿度も下がって心地良いゴルフを楽しんだので、次の日は明るい時間にバッテリーが弱っている117クーペをしっかりと走らせて充電しようかと。
もう一つの目的は、1か月ほど前に購入したフルサイズ一眼レフの試し撮り。
タイトル画像が初めてシャッターを下ろした記念すべき1枚目です。
この日は定例の旧車会があり、9時過ぎに大黒PAに到着するとすでに人もクルマもいっぱいです。
とりあえず、一番端の空きスペースを見つけて愛車の写真撮影を始めます。
昔からお気に入りのBBS RSホイール。
中期型の117クーペに履かせるには、ホイールは2インチアップさせ、タイヤの扁平率は70から50へ変更しなければなりません。
本当はタイヤ幅も広げたいところですが、ハウス内に接触する可能性があるので、外径が少し小さくなることを覚悟で185のまま。
純正仕様だとフロントのタイヤとフェンダーの隙間が気になるので、ローダウンさせています。
やはりリアからの写真は外せません。
トランクリッドが少し浮いているのは、20年ほど前に懇意にしていた修理工場が純正品は手に入らないが他社メーカーでほぼピッタリということでボロボロのものから交換してくれたことが影響しているように思います。
相応の年数を経て、ゴムもさすがに変形してきたのでしょう。
先日、オークションで純正のトランクシールを手に入れたので、折をみて交換しようと思っています。
大黒PAに向かって水温計を気にしながらのんびりと走行していると、左側から大きな爆音とともに駆け抜けていったマクラーレン。
駐車スペースに止まっていたので、一番に駆け寄ります。
大きなウィングは本来のテールパイプに取り付けられています。
これだけ社外の外装パーツを纏ったマクラーレンを見るのは初めてです。
MP4-12Cなのだろうとフロントに回り込んだら、顔付きは何と650S。
かなり多くの人たちの気を惹いていました。
実車を見るのは3度目の8Cコンペティツィオーネ。
イタリア車ならではのグラマラスなデザインです。
10年以上も前に発売されたのに、案外にボディサイズは大きく感じました。
フェラーリが今では製造を中止してしまった自然吸気V8エンジンが搭載されています。
アクセルを踏んだら良い音がするのは間違いないでしょう。
小学校の頃の憧れのスポーツカーといえば、ミウラ、カウンタック、512BB。
それ後も格好良いスポーツカーは色々と出ていますが、憧れの強さでいえばこれらのクルマに並ぶ存在なのはF40でしょうか。
デザインはいま見ても秀逸です。
雑誌でリアウィングを初めてみたとき、その大きさに衝撃を覚えた記憶があります。
サーキット走行を意識した本格的なスポーツカーだからでしょうか。
走行距離は僅か2,000kmではありますが、中古車販売店で4億円のプライスタグが付けられて販売されています。
アヴェンタドールは楔形でありながらぎゅっと詰まったデザイン。
カウンタックを思わせるバランスだと思います。
初期モデルと比べて正面のエアインテーク部分のデザインに動きがあり、全体に上手く馴染んでいると感じます。
立派なリアウィングがあるのが、スーパーヴェローチェの特徴でしょうか。
黒いエンジンフードがランボルギーニーらしくて良いですが、運転席から後方視界はゼロに近いでしょう。
ということは、後方駐車するときはカウンタックリバースしかなさそうです。
世界一美しいクーペといわれた初代6シリーズ。
角張ったデザインが流行っていた時代なので、流麗なクルマより格好良く見えていました。
117クーペにBBS RSホイールを履かせたいと思ったのはこのクルマの影響があります。
父親が117クーペから乗り換えないかなと期待したことが何度かあります。
そうなったら、今ごろ6シリーズに乗って大黒PAに来ていたかもしれません。
世界限定99台のB3GT3。
そのうち30台が日本の正規輸入の割当になっていたようですが、2つ隣のスペースに同色のB3GT3がもう一台止まっていました。
この世代のB3の標準モデルは4本出しに仕上げていますが、GT3は太めの2本出し。
リアウィングと相まって迫力があります。
お約束の定位置に止まっているコスモスポーツ。
ロングノーズ・ショートデッキのクラシックなスポーツカーでありながら、デザインは独自性豊かです。
リアは唯一無二でしょうか。
赤く点灯するブレーキランプはジェットエンジンのアフターバーナーをイメージしてデザインされているようです。
初代カローラのコンディションは最高です。
ホイールは12インチでタイヤ外形もとても小さいです。
首都高速を何Km/hで走れるのか気になります。
車内のコンディションも最高です。
レースのシートカバーが、自分が知っている時代の大衆車のイメージより明らかに贅沢なクルマであることを物語っているように思えます。
国産スポーツカーの代表というより逆輸入のような形で流行した240Z。
イメージカラーはやっぱりマルーンのボディにガンメタのオーバーフェンダーの組み合わせでしょう。
このクルマのホイールが15インチなので、117クーペの15インチがいかに背伸びしているのか良く分かります。
停止状態のワイパーが垂直なのは、開発に携わった技術者たちの空力へのこだわりなのでしょう。
久しぶりなのでC110スカイラインかと勘違いしてしまいましたが、2代目ローレルです。
こういう2ドアハードトップが姿を消してしまったこともあり、改めて見ると格好良いですね。
ボディサイズに比べてホイールやタイヤが小さく、血気盛んなお兄さん方の間で流行っていた時代を思い起こさせます。
リアタイヤは八の字になっているようです。
この角度からみるとごっつい感じなのに、バンパーの中にコンビネーションランプを埋め込んで小さくスッキリとまとめています。
何かアンバランスなのにセンスを感じるという不思議なデザインに思います。
ガンメタのR32 GT-Rをみると、一瞬にして時間が巻き戻される気がします。
海外のスポーツカーに性能で引けを取らない国産車があるというのが誇らしげに思えたものです。
国産メーカー初となるミッドシップスポーツカーとしてMR-2は注目されたと記憶しています。
角張ったデザインの硬派なイメージの初代とは異なり、曲線基調の2代目は流麗でオシャレなイメージな印象があります。
ディーノは名前の由来どおり愛らしいデザインです。
当時としては製作すること自体が難しそうな曲面主体のボディ形状が、70年代になってブームを迎えたスーパーカーとの違いを感じさせます。
イタルデザイン・ジウジアーロが設計したデルタ。
こんなに格好良い箱型デザインができるものなのかと感心してしまいます。
中古車市場の価格もここ数年でかなり上がっているようです。
さらに本格的な方もいらっしゃいます。
バックミラー越しにこのクルマが見えたらすぐに道を譲るでしょう。
かなり希少な存在のシムカ1200。
初めてみたときに何かが気になり調べてみると、デザインはジョルジェット・ジウジアーロ。
117クーペが発表された4年前の1962年に同じジュネーブ・モーターショーに出展されています。
この角度からみたリアのデザインはそっくりです。
117クーペに原型が引き継がれています。
後方からみると117クーペというよりベレットに少し似ている気がします。
4灯ライトだからでしょうか。
金属製な色合いに見えるブルーメタリックが、このクルマの雰囲気を盛り立てています。
117クーペの特徴は、リアガラスからトランクへ同じ傾斜でつながっていることです。
中期型は、初期型のハンドメイドに取り付けられていた小さなテールライトと異なり、大型化したコンビネーションランプで気品を失わせてしましたが、この角度からは絵になります。
他にも色々と取り上げたいクルマがあるのですが、長くなってしまったのでここで終わりとします。
一眼レフはすべてオートで撮影しましたが、今まで使っていたミラーレスに比べて綺麗な色彩に写ることと明暗がはっきり出ることが分かりました。
近いうちに、また大黒PAを訪れて気になるクルマを紹介したいと思います。
最後まで長文にお付き合いいただきありがとうございました。