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ラガーあきのブログ一覧

2015年04月29日 イイね!

愛車紹介 帰ってきた117クーペ

愛車紹介 帰ってきた117クーペゴールデンウィークに軽井沢まで117クーペで遊びに行き、スロットルペダルが軽くなったなあと思いながら青山通りを走っていたら、いきなりエンストしたのが2年前の5月18日のこと。
外苑前交差点の信号が赤になったので、ブレーキペダルを踏んだらその瞬間にエンストしたという直感がありました。
ただ、並走しているクルマがあり、左車線に寄ることができず、4車線あるうちの右から2車線目の停止線で見事に止まってしまったのは今でも懐かしい思い出です。
すぐにハザードを焚いて青信号と同時に後ろのクルマに回り込んで抜くように手で合図しましたが、状況を理解いただくのが大変でした。
その後、何度かチャレンジするとエンジンが掛かり、レクサス青山の前まで走らせてJAFのレッカーでショップ行きとなりました。



それから、ほぼ2年ぶりの復帰となります。
エンストの原因は、ガソリンがインジェクションポンプまで流れないためだと思っています。
ガソリンタンクは15年ほど前に錆びていることが分かり、錆がガソリンと一緒にエンジンに回らないように燃料パイプの途中にフィルターを付けてもらったのですが、軽井沢まで遠征してこのフィルターが目詰まりしたのでしょう。
そう考えると、ゴールデンウィーク中は良く頑張ってくれたとむしろ感謝の気持ちがありました。
過去に外付したCDIの調子が悪くてエンストしたことが何度もあって慣れているつもりでしたが、青山通りで冷や汗をかいたことなんか大したことではないと。



さて、引き渡しにあたり、ここ2週間ほど仕上げの状態をショップに確認しに伺いましたが、仕上がりに満足感はありません。
それでも予算オーバーして修理したこともあって、これ以上は別の機会とすることにしました。
そして、平行して駐車場探しや打ち切ってしまった任意保険に再加入する準備を進め、何とか4月29日に納車の運びとなりました。



本当は14インチホイールを履かせたいのですが、いまは合うサイズのものはほとんど造られていないでしょう。
やはり、当時のものが欲しいです。
117クーペにはクロモドラやカンパニョーロが良いでしょうが、当時からBBSホイールに憧れがあって・・・でも、なかなかイイものが出てきませんね。
フロントはもう少し下げると格好良いのかなあ。



純正マフラーにも錆が回って使い物にならないので交換となりました。
もう純正品は新品では出回っておらず、お店のオリジナルでステンレス製の2本出しのものをつけてもらいました。
このクルマに乗り始めた頃はハコスカGT-Rに負けじと2本出しに憧れましたが、丸目量産型には1本のほうが似合っていて良いのかなあと。



ドライバーズシートに座るとしっくり感がありません。
M6に慣れ過ぎてしまったのか、こんな感じだったかなあと。
座面のクッションがかなり柔らかく、長く座っていたらお尻が痛くなるかも。
背もたれは弾力があって良い感じです。

時計は不動のままだなあとか、アイドリングの設定が低くて停車中はガタガタするなあとか、バッテリーが放電気味だなあとか、戻ったらガソリンを入れないととか、あれこれ考えながら中央高速に向かいます。
エンジンの吹け上がりから調子は悪くなく、そこそこ走りができるような気がしましたが、少し飛ばすクルマの流れには全くついていけません。
飛ばしたければM6に乗ればいいだけですね。

中央高速に入って少しずつ速度を上げていきます。
走行車線を80km/h程度で走っていてもつまらないので、追越車線に入って流れについていきます。



ところが、途中から異変を感じ始めます。
スロットルペダルはそのままなのに、トルクが出てグッと速度が上がるかと思うとトルクが落ちて速度が下がっていくような不思議な感覚。
出力が一定ではありません。
そのうち、100km/hで走るのが限界になり、走行車線に寄ってアクセルを少し緩めると80km/hくらいになります。
そのままでもと思っていると60km/hとなって走行車線のクルマがどんどん避けていきます。
スロットルペダルを通じて足にはカチン、カチンと金属片がボディに当たったような感触が音とともに伝わってきます。
限界に達して府中IC手前から路側帯に入ってクルマを停車させてエンジンを切ります。



そう、またもJAFさんに救援を頼みました。
NEXCOの方が20分ほどで現場に到着して発煙筒を焚いて注意を促していただきました。
その後、予告どおり50分ほどで到着したJAFさんにガソリンを補充してもらうとエンジンが再始動しました。
その後は自宅まで順調に走り、いつものガソリンスタンドで補充します。



良く乗っていた頃と比べて残存するガソリン量とメーター表示が違っているようです。
恐らく、燃料ランプも切れています。
走り出す前にドライバーとして確認すべき事項を慎重に見極めなかったことが原因です。
待機いただいたショップの方も含めて皆さまにご迷惑をかけてしまいました。



駐車場は良いビルオーナーさんのものが借りられて良かったです。
23時を超えるとシャッターが閉まってしまいますが、諸々の条件を考えるとセカンドカーなので悪くありません。
帰り道のアクシデントでイタリア街に立ち寄るのは夢と消えましたが、今日は手元に117クーペが戻ってきたので良しとします。

そのうち、絵になる景色を背景に117クーペという写真をアップしたいと思います。
Posted at 2015/04/30 01:04:53 | コメント(19) | トラックバック(0) | 117クーペ | クルマ
2015年03月29日 イイね!

訪問記 117クーペと桜

訪問記 117クーペと桜117クーペが青山通りの外苑前交差点で停まってしまってからもうすぐ2年になります。
修理の進み具合から、今年は117クーペと桜というタイトル通りの写真が撮れるのではと思っていましたが、納車は4月3週目以降になりました。
ということは、…
ブログのタイトルは117クーペと桜は別々の話ということになります!



まず、117クーペの話からです。
完成も間近ということで3月28日(土)にショップに出来上がりを見に行きました。
屋外保管だったので、ホコリと花粉でボディーはかなり汚れていました。
それでもオールペンしたので見栄えはかなり良くなっています。



エンジンルーム内を塗装してカムカバーも結晶塗装したので良くなりましたが、もう少し綺麗にしたいですね。
ダッシュボードにも大きなひび割れがありました。
クーラーも効かなくなっているし、良い状態に仕上げるには次へと進まないとなりません。



純正マフラーも駄目になっていて交換が必要でしたが、すでに純正品は手に入りません。
アフターパーツとしてステンレス製マフラーがありますが、純正品と異なり2本出し。
このクルマに乗り始めた頃は2本出しに憧れたこともありましたが、今は量産型丸目にはオリジナルの1本のほうが良いのかなあと。
私のクルマのものは駐車場のスペースの関係で写真が撮れなかったので、ショップに止まっていた同じ量産型丸目のクルマのもの撮ってきました。

次は、桜の話です。



野菜をたくさん食べたくなって今日ホテルオークラのカメリアへ。
カメリアは新館にありますが、8月に取り壊されるという本館駐車場へ。



新館ホールに染井吉野が生けてありました。
もう満開の桜もあるのだなあと。



本館にも飾ってあるのではないかと寄ってみると…
このホールがなくなってしまうと思うと残念でなりません。
低めの天井も雰囲気があって良いのだけれどなあ。
これで完全に火がついてしまい、寄り道をしながら桜をみて帰ろうと。



まずは泉ガーデンの裏にある通りです。
写真にバッチリと桜を入れたいなあと。



泉ガーデンレジデンシャルの前に移動します。
前からだとこのあたりからのほうがイイですね。



クルマは出たとこ勝負で停めているのでもう少し研究が必要みたいです。
これでも人とクルマの行き来は結構あります!
じっくり撮れないところが何とももどかしい。



このまま道路沿いに進んで、スペイン坂です。
ここも場所を上手く選べばイイ写真が撮れそうです。
晴れていたら良かったのに。



工事予告の掲示板がなければ…



こちらは、靖国通りです。
千鳥ヶ淵の緑道に行きたかったのですが、周辺駐車場は混雑していました。
雨の予報もあったのですぐに撤収です。



最後は、外堀通りです。
カナルカフェはとても混雑していました。
少し市ヶ谷方面に進んで撮影します。



しかし、このあたりは交通の妨げになりかねないので慎重な場所選びが必要です。
桜を見物する人も非常に多いです。



帰りに雨が降ってきましたが、都内でも桜はまだまだ楽しめそうです。
私の目標としては来年こそ117クーペと桜という絵を撮ることですね。
Posted at 2015/03/29 23:46:01 | コメント(11) | トラックバック(0) | 訪問記 | クルマ
2015年03月08日 イイね!

展示会 ジャパンインターナショナルボートショー2015

展示会 ジャパンインターナショナルボートショー2015マリーンレジャーの魅力を発見することや、マリーンライフを充実させることを目的に毎年開催されているこのイベントに3月8日(日)にパシフィコ横浜まで行ってきました。
前日に寒い中で散々のゴルフで疲れ切っていたので、朝から出発する構想はもろくも崩れ去り、昼過ぎになってやっと意を決して出発します。

前日に開通になった中央環状線を使って湾岸線に抜けるというのも小さな楽しみ。
遅れてスタートしたので大黒ふ頭PAに寄り道はせず、そのままみなとみらい出口から会場へ向かいます。
ところが、このみなとみらい地区はあちこちで渋滞しています。
買物目当てのクルマが駐車場に入れなくて道路に連なってしまうことと、歩行者が多くて左折がなかなかできなくて後方が詰まってしまうことが原因のようです。
パシフィコ横浜の駐車場も片方は満車で入口が閉鎖されていましたが、旋回するともう一つの入口から誘導されて何とかスペースを確保。
早速、会場に向かいます。



入り口を潜るとマリーンライフを楽しむグッズが並んでいます。



壁際にはクルーザーが展示されています。
しかも、クルマと違ってド迫力です。



トヨタの展示スペースは大人気です。



クルマのエンジンと比べると大きいです。



ヤマハの展示スペースにもカッコ良いクルーザーが並んでいます。



ホンダの展示スペースにはモータースポーツらしい1隻が展示されています。



カワサキのジェットバイクはなかなか格好良かったです。
200万円強という価格ですが、エンジンスペックをみると何と300馬力です。
海上とはいえフルスロットルしたらどんなことになるのでしょう。
カメラを向けていたときに奥の受付嬢の視線を何となく感じました。
もう少し良いカメラなら1枚良いですかとお声掛けしても失礼ではないのですが…



お犬さまのライフジャケットも売っていました!
何かあったときはご主人さまと一緒に泳いで救助を待つのでしょうか。



さて、本題に行きましょう。
このイベントに行ったのは他に理由があったのです。
それは、昨年9月にミッドタウンで開催されたBritish Car Fair で展示されたSalamanca Blue MetalicのWraithが出展されているからです。



この展示スペースのどこにクルマがとウロウロとしていると、Audiの展示スペースを見つけました。



展示車両はRS6 AvantとS8です。
RS6 Avantは2015年モデルでフェイスリフトがあると聞いていますが、ヘッドライトの着き方が変わっていないから従来モデルだと思います。
それなりの数のスタッフを投入していましたが、こういうイベントなので注目度はもう一つという感じです。



展示のRS6 Avantで乗り出し1,780万円です。
でも、クルーザーを所有しようという方からするとそれほど高いクルマではなかったりして。

さて、あのクルマはどこに展示されているのかと中央に向かって通路を進むと目に入りました!



Salamanca Blue MetalicのWraithです。



やはり、皆さまひっきりなしにガラス越しに室内をのぞいたり、クリスタル製のスピリット・オブ・エクスタシーに顔を近づけてみたりと、興味の的になっています。



屋内での撮影もSalamanca Blue Metalicを写し込もうとすると実物のように綺麗に撮れません。
もちろん、カメラの限界というのもあるかもしれません。
少し濃い目に映っているのが実物に近いでしょうか。
そして、この色は太陽光の下で見るのが一番良いです。



背中向いにはFerrari CaliforniaTが置いてあります。
やはりWraithより人気はありそうです。



内装も目を惹く赤系で纏められ白の外装色とコントラストがあってオシャレです。
Ferrariオーナーならこれくらいのオープンは乗りこなしてくださいということなのでしょうね。



McLaren 650S Spiderも出展されています。
シザースドアはスーパーカーの証で格好良いですが、平置きの駐車スペースを確保しないとなりませんね。



シートの座面は地面から30cmほどのところにあります。
乗り降りには難儀しそうですが、ステアリングを握ったらスロットルを踏み込みたくなるのでしょう。



Lotusからは2台出展されています。
1台はツーシーターのExige S Roadsterです。
乗り出しが1,108万円と表示されていましたが、日常のクルマを用意する必要があることを考えると良いお値段です。
そう考えると、かなりのお金持ちが乗るスポーツカーです。



もう1台がEvora S Sport Racerです。
こちらはフォーシーターで乗り出しが1,206万円との表示です。
家族で乗るといっても荷物が・・・
Lotusが好きならそんなことは関係ないのかもしれません。

クルマの展示スペースはごく一部でしたが、良いクルマばかりで楽しむことができました。
来年は午前中に入場してクルーザーもじっくりと拝見したり、第2会場の横浜ベイサイドマリーナに足を運んでみたいと思います。
Posted at 2015/03/13 23:42:28 | コメント(7) | トラックバック(0) | 展示会 | クルマ
2015年03月01日 イイね!

訪問記 辰巳第一PA (祝杯)

訪問記 辰巳第一PA (祝杯)いつものようにみん友さんのブログをチェックしていると、いつも沢山の“綺麗な”写真に彩られたブログを掲載するpower to hearさんが文章だけのブログをアップしているのを見つけます。
内容は大阪に転勤が決まったので、お別れに今日21時頃に辰巳に向かうという告知です。
これはとにかく行くしかありませんね。



21時までの用事を済ませて辰巳に向かいます。
現地に着いてクルマを降りると、並びで駐車していたpower to hearさんとCROHNO63さんがお話しされておりました。

power to hearさんといえば、私が初めて“金辰”したときにクルマを見つけてもらってお声掛けいただいた恩人です。
そのときに、CROHNO63さんをご紹介いただき…
何だか回想シーンを見ているようでした。

最近は、BMWのイベントでご一緒しておりまして、寂しくなることは間違いなしですね。
もちろん、活動報告はブログで拝見できますが、お会いできないのが残念。



昨日は22時を超えた頃からクルマが続々とやってきました。
その中、カーボンパーツで武装されたF13M6クーペにお乗りのF13M6さんも日々お忙しい最中に駆けつけられました。



マットブラックのホイールはこんな感じです。

クルマの運転もさせて頂きました。
助手席にはpower to hearさん、後部座席にはオーナーのF13M6さん。

F13M6クーペはE63M6クーペを走行性能で1段も2段も上を行くクルマですが、軽く走っている分にはスポーティーな乗り味は影を潜め、ごく普通のクルマのハンドルを握っている感じがしました。
E63M6よりもMモデルであることを感じさせない不思議な感覚です。
スポーツ+のような設定せずに大人しく走っていれば、助手席に乗っている方も心地良いと思います。
それが、パドルシフトを駆使してアクセルを意識的に踏み込むと、潜在的な力を発揮して凄いクルマに変身します。
とにかく、加速の立ち上がりが早く、E63M6では比較にならない感じです。
アクセルを踏み込むとあっという間に加速が始まって直線的に速度が伸びていきます。
E63M6だと2次曲線的で加速が徐々に高まっていくイメージ。
これは、ターボと自然吸気のエンジン特定の違いともいうのでしょうが…
少し驚いたのは、ハンドルを通じて道路の凹凸を良く伝えてくれること。
また、ブレーキもしっかりと効いてくれます。
E63M6より精密なクルマに思いました。
次は、F13M6さんにE63M6を運転して頂いて感想を聞いてみたいですね。



power to hearさんとの送別がメインイベントだったのに、別れを惜しんで盛り上がっているのか、辰巳の雰囲気を楽しんでいるのか。
そんな余興に耽ていると、家族との温泉旅行を楽しまれていたyonechaさんが辰巳にアルピンホワイトのE60M5で駆けつけられました。
駐車スペースを探しながら手を振っておられます。
やっぱり大統領です!
いつも楽しいブログをアップされていますが、お会いしたら面白い方です。
いや、頭の良い方でないとあの振る舞いはできませんね。



お開きになったのは2時前でしょうか。
惜しみながらpower to hearさんを皆さまでお見送り。

帰りに急接近するクルマに身の危険を感じて車線変更するとyonechaさんのE60M5です。
2.5ℓ/kmの燃費との話に本当に同じエンジンが載っているのかとにわかに疑問でしたが、帰りの方面が一緒なのでランデブーしようと着いて行ったらちょっと納得。
あれだけ加速させたら5ℓV10エンジンに燃料を呑み込まれてしまいますね。
M ボタンを押して一生懸命についていきましたが、お陰さまで自分のクルマにはまだまだ秘められた力があることを知りました。
まあ、どんなに頑張っても507馬力の性能を使い切ることはないですが…
楽しい一瞬をありがとうございました。

最後になりましたが、power to hearさんのご栄転のお祝いしてブログを締めたいと思います。
お体には十分に留意しながら、新天地で公私にご活躍されることを心よりお祈りしております。
Posted at 2015/03/01 20:45:39 | コメント(9) | トラックバック(0) | 訪問記 | クルマ
2015年02月21日 イイね!

試乗記 Aston Martin Vanquish Coupe (model year: 2015) & V12 Vantage S Coupe

試乗記 Aston Martin Vanquish Coupe (model year: 2015) & V12 Vantage S Coupe今日の試乗会には4台の試乗車がラインナップされていました。
Vanquish Coupe、V12 Vantage S Coupe、DB9 Volante、V8 Vantage S Coupeです。
リクエストしたのはVanquishです。

会場に予約した時間より少し前に着くと、すでに試乗車が並べられていました。
やはり、Vanquishは先日試乗したTungsten Silverで同じクルマです。
以前のブログでも2015年モデルのスペックは紹介していますが、次のとおりです。
最高出力:576ps/6,650rpm
最大トルク:64.2kgm/5,500rpm
0-100km/h加速:3.8秒
最高速:324km/h
エンジンは、5,935ccの V12型DOHCです。



試乗まで少し時間があったので、Vanquishを中心にしばらく写真撮影で時間を過ごします。
それにしても、このTungsten Silverという色はエッジの効いたVanquishのデザインを見事に引き立ててくれます。
硬い金属の塊りから削り出して作ったモデルに見えます。
中身が詰まっていて重量感を感じます。



アストンマーティンは、斜め上に開くスワンスイングと呼ばれるドアの開き方をします。
Vanquishの場合は12度とのことですが、かなり上方に開く印象があります。
ドアノブもボディーの外側に出ておらず、ノブのクルマの前側の部分を指で押し込むとシーソーのように後側の部分が出てくるので、ここを掴んで引っ張って開けます。
手のひらを上に向け、人差し指で前側を押して出てきた後ろ側のノブを中指から小指を使って握って引っ張るのがやりやすいです。
逆に手のひらを下に向け、小指で前側を押して出てきた後ろ側のノブを親指から中指を使って引っ張り出す方法もあります。
後者の方法は慣れないとやりにくいですが、よりスマートで格好良く見えるかもしれません。



色々と写真を撮っていると声がかかり、試乗コースに向かうことになります。
アストンマーティン独特のイグニッションスタートは何度やっても楽しめます。
ブレーキを踏みながらリモコンキーをセンターコンソールの上部中央にある差込口に指で長めに差し込むと、ガォーンという大きな咆哮を轟かせてエンジンが始動します。
センターコンソールに差し込みかけているリモコンキーはサブ・キーなのか、頭の部分がクリスタルになっていません。
ちなみに、セカンドグラスキーという86,400円のオプションを選べば、サブ・キーもクリスタルになります。



シート右手にあるシフトレバーを手前に引いてサイドブレーキを解除して、リモコンキー差込口の並びにある右側のDボタンを押すと準備完了です・

ミッションがTouchtronic IIIという8速AT車なので、ブレーキから足を離してクリープを使って静々と走りはじめます。
今回の試乗コースは、2車線道路で直線部分が長い箇所があるので楽しみです。
前回の試乗でもすぐに気になった部分ですが、Touchtronic IIの 6速モデルと違って変速に対する排気音の反応が合っていてスポーティーな印象です。
しかも、2速や3速での加速感がスムーズでクルマが滑るように加速していきます。
E63 M6でドラッグレースしても勝ち目がないなあと。



アストンマーティンはパドルを使ってギアチェンジするとマニュアルモードに変わります。
マニュアルモードから戻したければ、センターコンソールにあるDボタンを押せばボタン上部にある小さな赤いダイオードが光ってオートマモードであることを教えてくれます。

しばらく運転を楽しんでいると2車線の直線道路でトンネル部分が近づいてきます。
シフトダウンしながら速度を十分に落として3速に入れます。
どうも、シフトダウンによる速度レンジが決まっているみたいで、2速に入れるにはかなり速度を落とさないと入らないと思います。
さて、トンネル部分に突入してアクセルを踏み込みます。
もう、気分は「007慰めの報酬」のオープニングでアルファロメオ159に追われてアストンマーティンDBSで振り切ろうとするダニエル・クレイグです。
アストンマーティンならではの高音のパリパリという音は本当に痺れます。

ただ、前回に同じ場所をV12 Vantage Sで走ったときは背中をグググッとシートで押していくような強い加速感を感じましたが、Vanquishはスイスイと加速してしまう印象です。
トンネルと出ると路面は少し凹凸でうねっているのですが、ここもV12 Vantage Sと違ってコツン、コツンとしっかりとした足回りを感じさせるくらいのマイルドな印象です。



ハンドルの切りはじめが少し軽いかなあ。
普段はこれでも良いのですが、思わず腕に力が入るような場面でハンドルが浮いているような感じがして気になりました。
この点は、E63 M6はどっしりしていて好印象です。

試乗時間がまだあるのでもう1周しても良いと提案いただいたので、スポーツモードにしたりやサスペンションを硬くして2周目に臨みましたが、今回もその違いは分かりませんでした。
鈍感なのか、もう少し乗り慣れないと気が付かないかなあ。



今回の失敗は加速感を楽しもうと集中しすぎてリミッターに何度も当たってしまったこと。
ノーマルモードだとエンジン回転数がリミッターに達すると自動的にシフトアップしてくれるので、アクセルの踏込み具合だけで気ままに走ることは可能ですが、スポーツモードだとシフトが固定されているのでリミッターに当たらないようなシフト操作が必要です。
M6のようなヘッドアップディスプレイがないのでメーターパネルを見る必要がありますが、タコメーターを見るより中央上部に表示されるシフトポジションの数字がリミッターに近づくと赤く表示されるので、そのタイミングでシフトアップするのが実用的です。

最初にステアリングの位置を調整せずに走り始めてしまったので、シフトポジションの数字の一部がステアリング遮っている状況でした。
そこでステアリング位置を少し上げてシフトポジションの数字を見やすくしたら、失敗がなくなりました。
見やすさの観点からいえばヘッドアップディスプレイに劣後しますが、シフトポジションの表示は目線の正面やや下くらいなので少しでも軽いスポーツカーをと考えればアストンマーティンというクルマにはこれで十分なのかもしれません。

2周目も終わりに近づいたときに、他に気になっているクルマはありませんかと聞かれました。
V12 Vantage Sと乗り比べしたいという気持ちがあったので正直に伝えると、確認しましょうと。



結果的にあまり時間が確保できないので少しだけであればということで、すぐに乗り込みます。
こちらは、Speed Sportshift IIIという7速セミAT車です。
エンジンは2014年までのVanquishモデルと同じスペックですが、車重が1,665 kgと1,739 kgのVanquishに匹敵する加速性能と最高速度を実現しています。
最高出力:573ps/6750rpm
最大トルク:63.2kgm/5750rpm
0-100km/h加速:3.9秒
最高速:328km/h
グレイブルという名のボディーカラーはとても渋いです。



クルマの乗り込み方やエンジンのかけ方は全く同じです。
運転席からほんの僅かに見えるボンネットのシルエットがVanquishと違って小さなスポーツカーを予感させます。
アクセルを踏んでクルマを走り始めてオートマモードだとVanquishと違ってギクシャクするのですぐにパドルでギア操作を始めます。
こちらは、スムーズな加速が難しい。
排気音や室内の揺れ方が荒々しくて、フルアクセルをするとギアチェンジでギクシャクします。
加速時の滑るようにというよりハンドルや車体の揺れを感じながらといった印象です。
だからこそ、V12 Vantage Sのほうがパワー感を感じます。

Vanquishでホイルスピンしながら加速してもゆっくりな動きで安心感があります。
V12 Vantage Sはそういう安心感が頭の中で働かず、ドライバーに緊張感をもたらします。
ここから先の話は、クルマの使い方や好き嫌いなのでしょうが、運転を楽しむ遊びのクルマとしてV12 Vantage Sはとても良いと思います。
フェラーリのデザイナーとして有名なあの日本人の方がイエロータンのV12 Vantage Sを試乗してその場でサインして購入していったという話も納得できます。

どちらのクルマが良いのだろうと空想していると、担当の営業の方からAMGからエンジン供給という話もあり、自然吸気エンジンも長くないから決めましょうと持ちかけられます。
再来年あたりに、V8エンジンがターボ化され、次にDB9を皮切りにV12エンジンも変わっていくのではないかと。
アストンマーティンも時代の流れには逆光できずに遂にと立ちすくんでいると、今度は社長がやってきました。
名刺を頂戴して簡単な挨拶を済ませてクルマ談義に盛り上がっていると、アストンマーティンは経営危機のときもレースはやめなかった、V12エンジンを開発し続けると言っていると心強い話がありました。
さて、未来はどちらにシナリオになるのか。



今回の試乗で、VanquishとV12 Vantage Sがこんなにも違うクルマなのかと思い知らされました。
もう一度、冷静に考えないとダメですね。

それに、来週は禁断の地に足を踏み入れます。
予想どおり好印象なら他のクルマも選択肢へという評価につながり対象が格段に広がります。
もちろん、色々なクルマに乗ることで頭の中の整理が進みます。

試乗の帰り道にはE63 M6の素晴らしさをいつも実感します。
このクルマはなかなか手放せそうにありません。

自分なりの客観的なマッピングを作って、どういう結論にするかを考えたいと思っています。

長文にお付き合いいただきありがとうございます。
Posted at 2015/02/22 02:13:28 | コメント(10) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ

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「@プリマヴェーラさん、こんにちは。
ビルの合間から見える東京タワーに向かって頑張れ〜、と応援したくなる不思議な気持ち。
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何シテル?   12/16 13:04
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