消火活動が終わり、今自宅に帰ってきました。
タイトルで驚いたみん友の皆様、驚かせてすみません。
我が家、我が社の火災ではありませんので、ご安心ください。
先ほど夜9時頃、家の近所で火災が発生し、自分は消防団員なのでポンプ車で急行しました。
消防車六台、小型ポンプ車三台で消火に当たりましたが、軽トラック(アクティー)が全焼、隣接する豚舎に延焼し、全焼する事態となりましたが、幸いにけが人はいませんでした。
日が出た原因なのですが…そこに他人事ならぬ理由がありました。
夜、火元家主の息子が、軽トラのマフラーを溶接(社外品、しかも右燃料タンク下側に出口を向けようと改造していたようです)中、溶接のスパッタ(火花)が燃料タンクの漏れていたガソリンに引火。
爆発燃焼を起こし、家主が119番通報している間に、隣接する豚舎に延焼したようです。
我が分団の防火活動で続けてきた無火災記録が、残念ながら途切れる結果となりました。
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溶接の火花が引火!?
俺も溶接作業に従事しているので、他人事ではありません。
我が社では、養生シート、部品脱着で限界まで火気を遮る努力をしていますが、それでも心配で消火器、バケツの水等を準備しつつ作業しています。
みんカラ登録の方でも、ご自分で愛車の溶接作業をなさっている方もおられるようですが、くれぐれも大切な愛車を灰にしないよう、充分にお気をつけください。
「難しいかも…」と思う作業は、プロショップに依頼するのが賢明です。
また、「社外マフラー」を右側ホイールベース部に斜めに取り付けしようとした事案ですが…
道路運送車両法の保安基準では、「燃料タンクの注入口及びガス抜口は、排気管の開口方向になく、かつ、排気管の開口部から300ミリ以上離れていること」となっております。
当該車両アクティーの燃料タンクの注入口は右側運転席後方。よって、保安基準では不適合になります。
マフラーの配管取り回しを複雑にして、右側に持ってきても、保安基準不適合では何にもなりません。
見栄えだけではなく、マフラーに限らず改造の場合は保安基準を確認することが必要かと思います。
最後に…
溶接をなぜ日没後、照明も足りない中、作業しなくてはなかったのか?
理由はわかりませんが、やっつけ仕事は失敗の元です。
明るい時にやれは、火災にまでならなかったのでは?とも思います。
今年も後1ヶ月弱、良い新年を迎えられるよう、みん友の皆さん、みんカラ登録の皆様におきましては安全作業でお願いいたしますm(__)m
また、溶接稼業の同業者の皆様もどうぞご安全に(^^ゞ
明日は…というか次のブログは4Dのネタを書こうと思います。
それでは…おやすみなさい(+.+)(-.-)(__)..zzZZ
(11月25日追記)
昨日の新聞に火災の記事が掲載されていました。
ブログ内容と、新聞の記事の内容も多少、火災当日の現場検証と多少異なりますので、補足します。
当事者は、手棒(アーク溶接)にて作業中でした。
ご存知の方も多いと存じますが、アーク溶接棒は長く、慣れない方は溶接部分と違った部分にスパークさせがちです。
燃料タンク付近にマフラーを取り付けしようとしたところ、誤って燃料タンクにスパークさせてしまい、結果ガソリンに引火爆発、隣接する豚舎に燃え移り全焼、という結果でした。
空気が乾燥している時期です。
秋の火災予防運動は終わりましたが、溶接作業に従事する方も、そうでない方も、火の元には充分に気をつけて、良い年を迎えられるようにしましょうね(^ ^)
次回ブログはレンジャー4Dのマフラー改造記でお口直し、といきたいです(^_^)

Posted at 2015/11/23 01:33:52 | |
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