前々から悩みに悩んでいたボールジョイントくん。。。(^^;;
どうしてもロアアームと離れたくないそうです。。。m(__)m
そうだよなぁ、18万キロも共に歩んできた(足ついてないけどね。むしろ、タイヤだけどね。)んだもんなぁ。。。
まあ、油圧の2tプレスや酸素で炙ることもできる環境ではあるんですが、結局このロアアームに組んだらタダの修理になってしまい、マイナスがゼロに戻るだけだなと思い、、、

(風間オートブログより)
風間オートの延長ロアアーム+25mmを入れることにしました!^_^
ロアアーム入れればキャンバー付いてロールしてるときに有効にタイヤ使えたり、トレッド広がって安定性高まったりなんやかんやええことばかりでっせ。。。(たぶん。笑)
もちろん、ロアアームを延長しちゃうとナックル自体も外にオフセットされてしまうので純正だとタイロッドも届かなくなります。
なので、、、

(拾い物ですいません。)
風間オート延長タイロッドエンド+25?mmも買いました!!^_^
ここの他の方のブログでも紹介されているように110系のタイロッドエンドは+35mmになっているようなので、そちらを使う手もあります。。。(M.ピッチとも共通)
ですが、作業を見ているとやはり長すぎて10mmほどサンダーでカットして使っているようですね。。。(^_^;)
パーツリストで値段を見たところ、110系タイロッドエンドは12000くらい、カザマタイロッドエンドはヤフオクで6800と値段も半分だし無加工で使えるのでこちらがいいですね笑
本当は整備手帳を書きたかったのですが、昨日試験だったので起きたのが、お昼の13時、それからカザマオートまでパーツを買いに30分、帰ってきたら15時になっていたので、暗くなる前にやってしまおうと急いでやったので作業風景がありません、、、m(__)mm(__)m
まあ、基本的にメーカーものですし、専用設計なので、今ついてるものと交換していくだけです!!!(^_^)笑
といっても、足回りなんで鬼のようなトルクで締まっているので、
・ラスペネ等潤滑剤
・力の掛けられる工具(私はアストロのフルツールセットと買い足したものを使っています)
・タイロッドなどの緩み止めの中強度ロックタイト
・トルク管理のできるトルクレンチ
は必要ですね!!(^_^)
もちろん、100〜120Nのトルクを掛けるんですから、ウマは確実にかけてください。
画像はありませんので、パーツリストで一応説明をしておくと、、、(延長ロアアーム交換のみ説明します。ボールジョイントは途中で外しますから変えたかったら変えましょう。いわゆるナックルを入れるならここをショート化したものに変えます。)
Fホイールのナットを緩めます。(緩めるだけ。外すのは車体をあげてから。)
↓
Fメンバーで車体をあげます。
↓
ウマを掛けます。(サイドシル潰してもいい方やゴム付きのウマならサイドシルに、サイドシルを潰したくない方はフレームに掛けてください)
↓
タイヤを外します。
↓
そしたら、まずは、

延長ロアアームに、「車高調ブラケットをロアアームに留めるブラケットw」を移植する準備をします(このブラケットはスタビリンク下(17)の共締めだけでなく、ハブ側から見て車高調の裏側にボルト(12)がいて、それが緩めにくいので、ロアアームごと外してしまいあとでとります。)
スタビライザを外します。(スタビリンク下(17)とスタビライザーブッシュボルト(12))
(スタビリンク上ナット(14)は外さなくて大丈夫です。ちなみに、外すとしたら供回りすると思うのでボールジョイントにヘックス穴(5mm)が開いてますので上手く使ってください)
車高調のボルトナット(17-17)を外します。
車高調ブラケットブラケットwはこれで準備完了。
次はナックル周り行きます。

とりあえず、ナックル周りは全バラのつもりで行きましょう。
でも、順番を間違える(テンションロッドを外す、タイロッドエンドを外す)とナックルがフリーになりトルクが掛けられなくなりますのでなるたけこの通りがいいと思います。。。
まずは、ナックルとボールジョイントのボルト(17)を取りましょう。左にフルカウンター状態で緩めましょう。(先にタイロッドエンド外すとステアリングがフリーになり緩めにくいです。)ボルトを抜いてもボールジョイントの方にはめ合いがあるのでハブが勝手に落ちることはないです。
次に、ボールジョイントのナットの割りピン(コッターピン)を取りましょう。(基本付属します、無いなら買うか上手に取って再利用しましょう。)
割りピンを取ったら、ナット(19)を取りましょう。
取ったクラウンナットを逆さにして数山掛け(圧入を解いた際暴れるのを防ぐため)て、プーラー等でボールジョイントの圧入を解きましょう。(まだナックルは載せておく)
次に、タイロッドエンド(※一番下読んだ方がいいかも。)です。
まず、エンドの緩み止めを緩めましょう。(19orモンキー)(タイロッドには14の掴むところあり)
つぎに、タイロッドエンド自体を外すのですが、おそらくキャリパーのせいで工具が掛けにくいと思います。
ですので、ブレーキキャリパーの下側のボルト(12?14?)を外し、キャリパーを開けてタイラップで車高調に結んでおきましょう。
そしたら、エンドのナット(17)のβピンを抜いてボールジョイントと同じく圧入を解きます。
圧入が取れたら、クルクルまわせばエンドが取れます。延長タイロッドエンドを組んでおきましょう。(ダランとさせておく。)
タイロッドエンドが外れたのでフリーになったボールジョイントは延長ロアアームのほうに仮組しておきましょう。
つぎに、テンションロッドを外します。
まずはロアアームとの締結2箇所(19)を外しましょう。
つぎに、フレーム側(17)を緩めます。
テンションロッドは以上3箇所で止まってますがメンバーブレースの留まっているプレートを挟んでいるので外せません。
このプレートとメンバーブレースを外します。底辺の両端は14×2、頂点は12×2です。
このプレートを外したらテンションロッドをうまいこと抜きましょう。
最後にロアアームの付け根の偏芯カムつきボルトナット(22-19)を外しましょう。(※一番下を読んだ方がいいかも。)
以上でロアアームは外れます。
ロアアームが外れたら車高調ブラケットブラケットwをロアアームに止めているボルト(12)を外して移植しましょう。
あとは外したら逆に組んでいけばOKです。
特に難しいところは無いと思います。
タイロッドエンドのセパレート(タイロッドエンドプーラー)はなんとかなると思いますが、ボールジョイントのセパレート(ギアプーラー、ベアリングプーラー等)は難儀すると思います。
ボールジョイントをつけたままロアアームごと外して油圧プレスか酸素で炙るなど施設設備の整ってないと無理な可能性もありますから、無理だと思ったらおとなしくショップに出しましょう。
※締め付けトルクに関してはきちんと守りましょう。(ディーラーでショートパーツ注文する際にでも貰いましょう。)
※必ずウマを掛けてやりましょう。
※このページを見てDIYでやられても自己責任にてお願いします。
文中のタイロッドエンドとロアアームの※について、、、
どちらもアライメントに関することですが、合マークをしておいたほうがいいかも知れません。
ただ、同じ位置で組んでもおそらくアライメントは狂うと思います。
というのも、アライメントは三次元的な関数です。
タイロッドエンドについては、ロアアームが25mm伸ばしたんだから、タイロッドも25mm伸ばせばいいだろ?とは行かないとおもいます。
なぜなら、いままでのエンドの位置というのはあくまでキャンバー0°付近のトーゼロです。
それが、延長ロアアーム入れるとキャンバーありきのトーになってきます。
つまり、アッパーも伸ばしてキャンバー0°、ただ単にハブを外に25mmオフセットしただけだよというのなら、エンドの必要延長量も25mmになると思いますが、実際はキャンバーがついているのでエンドの必要延長量はタンジェント的な関数になるとおもいます。
ロアアームについてもいままでの数値に単純にキャンバーがついてくるだけにはならないとおもいます。いままでのズレが延長したことにより、相似のようにその長さに比例してそのズレは大きく出るはずです。
ですので、どちらにしろ、3D4輪アライメントは取ったほうがいいと思います。
いやぁ、次からはちゃんと整備手帳書けるように写真を撮ろう。。
ひたすらに見えない部分を文字で表すのはツライよ。。。(T_T)笑
それでは、まあ一応作業前と作業後です。
作業前
作業後
キャンバー付いているのとホイール自体も外にオフセットされてるのがわかると思います。
いまのフロントは7J+32に+25mmワイトレというしょっぱい感じですが、ドリフトでは9J+29に+25mmワイトレいれるので、フェンダーもたたかないとですね。。笑
テンションロッドも当たらなくなったので、9J解禁です!!笑