フリーハブ分解整備

アイシン製フリーハブ(純正)を装着していますが、切替ダイヤルの周囲からグリスがにじみ出ています。これはダイヤル部のゴムパッキンが劣化してシール機能を失っているためです。内部からグリスが出ているとゆうことは、外部から水などが侵入することもあるので要注意です。
板バネ時代のジムニーも同形式のフリーハブを採用していましたが、ジムニー乗りの皆さんのSNSを拝見すると、この件に関する投稿が数多く見つかりますよ。

分解はさほど難しくはありませんが、スナップリングプライヤーが必要です。また注意点としては切替時の位置決めをする極小のボールとスプリングが出てくるので無くさないようにすること。

問題のゴムパッキンは部品供給がされていないので、代替品を使います。正規品は断面が角型のリングですが、まったく同じ物は見つけられませんでしたので、サイズ的にほぼ同一のOリング（外形54mm×内径49mm×線径2.5mmのニトリル製）をAmazonから購入。尚、評価の欄にジムニーのフリーハブOHに使用などのコメントが書かれていました（笑

Oリング　1390円（10本入り）

新車で購入して今年で30年を迎えるJ53ですが、今回の部品は一度も交換したことがありませんでした。逆説的に言えば次の30年後は年齢的にもジープに乗っているかは怪しいので、この整備はこれが最初で最後になるかもね（苦笑