2008年01月22日
さて、昨日ルノーR28とウィリアムズFW30がシェイクダウンしました。
場所は次のテスト地、スペイン・バレンシア。
明日ホンダF1で小暮君がテストするサーキットです。
ルノーはフェルナンド・アロンソ、ウィリアムズはニコ・ヒュルケンベルグがそれぞれ担当。
ウィリアムズの”もう一人のニコ”はこの日スピン。(笑
一時テストを中断したようです。
今回の2台を見て感じるのは、やはりブリッジウィングを採用している点。
今年の流行りですね。
そしてもう一点。
BMWにしろルノーにしろ、ウィング下部の処理が2001年のジョーダングランプリEJ11に似てる点。(笑
この年は規定変更によりウィング両端を上げる事が決められた最初の年。
※実は翌2002年の開幕前テストの際、デビュー当時の佐藤琢磨はEJ12(神経質な挙動の駄馬だった)に初めて乗った際…
『シーズン当初はEJ11にしない?(^_^;』
と言うほど、安定してそこそこ速い車でした。
しかし、他のチームの車の出来がよかった事と、リタイヤが多かった為に、コンストラクターズ5位でした。
ちなみにこの年ザウバー(4位)からデビューしたライコネンは4度入賞してます。
…話は戻って…
久々に見れて何だか懐かしい感じ。(笑
BMWはシャクレって感じで、ルノーはナマズの口って感じかな。
近年丸みを帯びた下げ方が多い中、思い切ったディティールにしてます。
これはマシン下部へ流すのか、サイドポンツーン下部の抉れている部分へ流すのかはわかりません。
昔はフロア下へ流すことばかりだったけど、最近はフェアリング等でサイドにも流しますから、パッと見ではわかりません。(^_^;
今回の2台に共通することは、他チームを真似ることなく、昨年型の正常進化型であるということ。
ルノーなんて、ノーズからコクピットまでの造形は『いかにもルノーって感じだ』と頷いてしまうほど。(笑
トヨタはモロ影響受けた新車になってますけどね。(笑
まぁ~しかし、それで速くなれば儲けものですわ。
今週はホンダのシェイクダウンが控えてます。
こちらも新車発表前にバレンシアでシェイクダウン。
RA108&107をヴルツ、小暮君はRA107のみ。
現時点でシェイクダウン済みのチームは
・フェラーリ
・マクラーレン
・ルノー
・BMW
・トヨタ
・ウィリアムズ
・レッドブル
…です。
ホンダは今週です。
恐らく来月半ばまで分からないのは
・スーパーアグリ (ホンダカスタマー)
・トロ・ロッソ (レッドブルカスタマー)
・フォース・インディア (オリジナル)
…でしょう。
スーパーアグリとトロ・ロッソはカスタマー問題をどうクリアするのか。
現状での反対勢力はウィリアムズとフォースインディア。
何とか早々に解決して貰いたいです。
もし旧車を使うとして、明らかにこの中ではスーパーアグリは不利。(^_^;
どうなるんでしょうか…。
さて、先日のテストではあまり天候に恵まれず、ドライでのテストは思ったほど距離を伸ばせませんでした。
今回も早々に霧が出たりで、それほど恵まれてなさそう。
今日は快晴になってもらいたいものですね。
先日、スーパーアグリ株をアギャク氏へ売却したというニュースは、チームのマネージングディレクターであるダニエル・オーデッドによれば…
『株は売却してないし、彼とは最近話もしてないけど?』
といった反応。
ニュースではホンダ50%、アギャグ50%だという話もあったんですが…。
一体何だったんでしょうか。
とりあえず、それくらいしていても不思議ではないのが、現状のスーパーアグリです。
彼等は今回のテストは不参加。
いよいよ本格的に有力チームがデータ収集し始めました。
開幕までに不安要素を潰し、速さを追求していく。
今年は去年より混戦になるかもしれないと思うと、楽しみで仕方有りません。
今からワクワクします。(^_^)
Posted at 2008/01/22 12:11:41 | |
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2008 F1 | クルマ
2008年01月17日

今
年は年始からF1ヲタネタをサボリ気味。(笑
そろそろ半数近くがニューマシンをテストし始めましたね。
それぞれのチームが昨年型よりも速いマシンを作り、自信満々でテストに臨んでいます。
この中で、何チームがシーズン前に脱落するのか。
全チーム速いと、これまたとんでもないシーズンになりますが、まず心配有りません。(笑
マシンの細かい部分については各メディアが解説してるので、開幕までは触れないようにします。
さて、ドライバーなど人に関する話題です。
フェラーリのスポーティング・ディレクターだったマイケル・シューマッハが密かに退任。
…ついにテストドライバー就任でしょうか。(笑
ホンダは、遂にバレンシアテストで、FポンやSGTに参戦中の小暮選手を起用を発表。
このテストでお偉いサンは彼の力量を計るでしょう。
思い切り頑張って、首脳陣の度肝を抜いて貰いたいモノです。
恐らく技術的な開発テスト自体は、レギュラー及び”テストのスペシャリスト”ヴルツが担当するので、彼のドライブでは開発には重点を置いてないはず。
だからこそ、遠慮せずに頑張って欲しい。
ルノーは、テスト&サードドライバーに起用していたロマン・グロジャンを”経験不足”という理由で4thドライバーに降格。
代わって、ルノーの育成ドライバーでもあるGP2のルカ・ディグラッシを3rdに起用。
やっぱりF1って厳しいカテゴリーよね…。
そのルノーに今期復帰したアロンソ。
今回乗る予定は無かったのに、”志願”して旧車でテストに参加。
昨年型の問題点を把握したかったようです。
そして、いきなりトップタイム。
流石です。(^_^;
さて、昨年は信頼性不足に泣いたレッドブル。
今年もマシンは良さそうです。
唯一の目新しさは、サードドライバーに起用したセバスチャン・ブミエ。
未だ10代で、今シーズンはGP2に参戦です。
よく考えれば、デビッド&マークのコンビで開発は十分。
思い切って若手を起用できるわけですね。(笑
先日新車を発表したマクラーレン。
今年も昨年同様…に見えたものの、ロン・デニスに違和感。
トータルで見れば殆ど喋ってない。
昨年の責任をとって、メルセデスは彼を退かせようとしてるようで。
事前にマックス(モズレー)とバーニー(エクレストン)を交えて会談し、ロンを外せば昨年の事件は目を瞑ろうと、言われたようです。
結局マーティン・ウィットマーシュがロンのポストに収まりそう。
もはや”ロン帝国”は崩壊しつつあります。
これでハミルトンは昨年ほどチーム内で贔屓されることは無くなったと言えるでしょう。
いよいよ参戦一年目を迎えるフォースインディア。
今シーズンのドライバーにインド人はおらず。
チャンドックはともかく、カーティケヤンはせめてテストドライバーになると思ってたんだけどな。
ところで、フィジケラとのシート争いに敗れたクリエン。
実は彼の方がコンスタントに速かった。
しかし、結局シートはフィジケラへ。
結局開発という意味で獲ったのか、持参金が目的だったのか。
相変わらず謎だらけのチームです。
年間予算だけはチャンピオンクラスのトヨタ。
そろそろ結果を出さないと、株主に怒られる。
今シーズンは更に厳しい戦いになでしょう。
2強はさておき、今期はルノー、ホンダが調子を取り戻しそう。
オマケにBMWも良さそうだし。
これで既に6位…これにレッドブルまで間に入られたら…。
今年は将来を掛けた戦いです。
BMWは大きな変化も無く、今年のマシンも良さそう。
今年も似たようなポジションで走るでしょう。
ウィリアムズは、相変わらず大きな進歩は無いけれど、堅実に走るはずです。
とりあえずパトリックの政治献金問題を解決してくださいな。(笑
トロロッソとスーパーアグリは…来月までどんな参戦の仕方になるのか分かりません。
この2チームはホントに分からない。
基本今シーズンのワークスと同様のカスタマーカーで参戦して欲しい。
と、今日はこんな感じで書いてみました。(笑
Posted at 2008/01/17 17:50:18 | |
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2008 F1 | 日記
2008年01月11日
昨日の夕方、トヨタが新車発表会をネットで生中継してましたね。
俺もちょっとだけ見ました。
率直な感想は…
やっぱり、昨年型フェラーリF2007&マクラーレンMP4-22のチャンポン??
でもまぁ~、ここまでレギュレーションで規制されると似たような形になるんだろうな~。
とりあえずカラーリングもほぼ一緒だし、ボディワークの処理などは現代F1において、特に真新しいモノは特に見当たりません。
ドライバーくらいかな。
ちなみにトヨタはシートベルトに”タカタ”を使用してます。
スパークプラグは当然デンソー。(笑
ところで、昨シーズンはウィリアムズに在籍し、最終戦直前に引退したアレキサンダー(アレックス)・ヴルツ。
彼がテスト&サードドライバーとしてホンダに移籍しました。
F1というカテゴリーからは完全に離れると思っていただけに、サプライズです。
しかし、彼の開発能力はきっとホンダを後押しするでしょう。
彼ほどメカニズムに詳しい現役ドライバーはいないかもね。
元々大学の工学部に在籍しながらレース活動をしていたし。
DTM時代が懐かしいな~。
これにより、今まで中途半端な経験しか持ち合わせていないドライバーが努めていた”開発ドライバー”にヴルツが収まる。
ロス・ブラウン効果が出始めてきたかな?
是非頑張って貰いたいものです。
Posted at 2008/01/11 08:21:58 | |
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2008 F1 | クルマ
2008年01月10日
遂にウィリアムズが…
というより、サー・フランクが動き始めました。
既にF1界でも長老の域に達している彼は、近い将来に勇退する準備を始めたようです。
譲渡先は、アイスランドの投資会社”バウガー・グループ”。
”譲渡”とあるので、金銭面などの条件は分かりません。
暫くはスポンサーとして係わり、サー・フランク・ウィリアムズが勇退した時にチーム株の100%を譲渡する内容であると報道されています。
将来はチーム名も変わっちゃうのかな。
そうなると、何だか寂しいモノがありますね…。。
ジョーダンはともかく、ティレルやミナルディに加えてウィリアムズ。
世代交代は容赦なく押し寄せてくるんですね。。
Posted at 2008/01/10 12:22:37 | |
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2008 F1 | クルマ
2008年01月09日
えぇ~現在”カスタマーシャシー問題”の渦中にいるスーパーアグリ。
とりあえず、今期参戦はする気満々のようなので良かったです。
現状で一番信憑性の高い情報は…
開幕からヨーロッパラウンド直前まではSA07改を使用し、ヨーロッパラウンドからはSA08(RA108)を使用するというもの。
しかしながら、発表会では早速”SA08”を出すという。
時期的に、ホンダの新車発表日である1月29日よりも後である為、出てくる可能性は十分ありますわな。
とりあえず開幕はSA07改で迎え、ヨーロッパに戻るまでにカスタマー問題について話し合うって事かな?
最悪SA07改でシーズンを戦えるし、一番無難かもしれないね。
もしRA107で参戦しても、結局RA108で参戦した場合と同じ展開になるだろうし。
ついでに言えば、RA107を使ったところで、既に”駄作”の烙印を押されてるマシンを開発すべきではない。
エアロダイナミクス、サスペンションなど最後までホンダが解決策を見出せなかった代物。
根本的に問題がある…おまけに深刻な資金不足だし、SA07(RA106)&RA107の開発は金の無駄。
だからSA07を使うにしろ、RA107を使うにしろ、開発はストップすべきだ。
どういう譲歩案が出るかはわからないけど、是非RA108をSA08として参戦して欲しい。
チームとしては、当然分配金が欲しいだろうけどさ…。
ウィリアムズも今は諦めて欲しいよ。
トヨタと提携して開発し、大幅なコスト削減案が具体的に動き始めたら、オリジナルマシンに戻すことで合意すべきだと思うけどな。
その方が開発コストを削減できるし。
…とまぁ~素人な意見ですが、とりあえずスーパーアグリにはこのまま無事開幕を迎えて欲しいです。
Posted at 2008/01/09 12:14:23 | |
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2008 F1 | クルマ