
では、やってみます。
名付けて、ひとりグランプリ。
ルールは、アーケードモードでタイムアタック。
泣いても笑っても10周。
場所はオータムリンクミニ。
チューンは、できるだけ近い感じに。
では、アルテッツァRS200で出走。
ほぼ手に入れたそのまんま。オイル交換ぐらい。
けっこう走り方を工夫したりがんばったりして、50秒台スタートから9周目にひとまず47.891という結果。
アンダーを出さないようなアクセルワークと、全体をつなぐような流れるようなラインを意識して、次のコーナーのどこを走るか考える計画的なヨーコントロールがタイムを削るのに必要でした。
続いて、ISF。こちらは新車で、買ったそのまま手を入れていません。
一周目、車重もスピード感もアルテとは違い、ぜんぜん攻めれてなくて、まあ様子見というつもりでした。で、45.264秒。やる気なくすわ(^▽^)
一応、ルールなので続行。
アルテッツァと比べてブレーキコントロールが難しかったです。車重と車速の違いですね。2つ先のコーナーでどこに鼻先を入れるか考えてブレーキタイミングを測るような感じでした。それがなにげに難しくて、ゴーストを見ててもラインが乱れまくってます。
6周目、43.794秒。
次は、鷹の目インプ。WRXで新車、買ったままの手入れなし。
またしても一周目いきなり45秒台。ISFと並びます。クセはすぐに体感できました。アルテやISFとはまったく違って、アクセルオンで曲げていく感じ。そのアクセルの踏み所と加減で、コーナリング速度がまったく変わってきます。調子こくと、当然外側にふくらんでコースアウト。
3周目でベストの42.865秒が出ましたが、そのあとは43秒フラットから43秒5の間を、うろちょろ。欲が出て走りが安定しませんでした。攻めやすい車は、自制の重要さを思い知る車でもあるようです。
同じく四駆の、ステージア260RS。これもオイル交換ぐらいで、他は何もやってません。
一周目、49秒。第一印象は、小回りのきかない車だな、と。3周目まで48秒を切れません。
が、インプみたいにがんがん踏んで曲がるのと、踏んで曲がらなくなるのを加減してブレーキで姿勢を作りちびちびアクセルを開けるアルテッツァの、ちょうど中間ぐらいの過減速コントロールで向きが変わることに気づき始めました。ビビってアクセルを踏めないでいると、曲がらない。微妙な加減で踏むと、一気に向きが変わるみたいです。
そして4周目。一気に1秒短縮。結局それがベストタイムで、47.017秒でした。その後もずっと安定して47秒前半をキープ。アルテッツァよりも平均で0.5秒ぐらい速いようです。
さて。FF勢のトップバッターは、スイフトスポーツです。
新車で購入。足回りをいじって、車高を下げたりバネを固めたり。あと、ややトゥーアウトにしてます。あとはノーマル。
一周目で47秒7を記録。前が駆動しているので、コーナーをコンパクトにまとめてトラクションかけた瞬間に向きが変わる性質を意識すると、最短ラインを作れそうな感じです。
ラインのとりかた、過減速のタイミングで、あっちが速くなったりこっちが遅くなったりと、まあパズルを解くようなコース攻略が楽しめました。アクセルを開けると速くなるコーナーもあれば、アクセルを半分ほど戻して速く旋回するコーナーもあって、複雑きわまりない。アンダーパワーだけに、ひとつ間違えると全体がうまくつながらない。こいつぁ、ばか面白いです。
ベストラップは6周目の47.379秒でした。アルテッツァの負け。
FFの二番手は、いろいろいじってあるマーチ。マフラーはレーシング、車高も落としてバネも強化済み。タイヤに至っては、Sタイヤです。
スタート直後、いかんせんパワー不足なものですから、加速しないこと。これはタイム期待できないかなぁ、と思ったのですが。これがまた、むちゃくちゃ曲がる。一周目は48秒3で、ステージアより速いってどーゆーことですか。
シケイン出口から最終コーナーまで、踏みっぱ(笑)。スイスポのような緻密な計画性の上になりたつ知的な攻略とかではなく、ぜんぜん攻撃的な攻略になります。どっからなら踏めるか、どこまで踏みっぱにできるか、とかそういう加減を考えながら走りました。車重の軽さと極端なグリップを、もう最大限活用する走り方です。
縁石を踏むと一瞬トラクションが抜けるので、できるだけ両輪接地したいから縁石ショートカットはしないように気をつける、とかそういう繊細さも求められますが(笑)。
そして6周目、出ました。46.973秒。ステージアを抜いた(笑)。
次は、アクセラです。中古で発見して、ノーマル。
乗り出しの印象は、パワー感といい足の動きといい、今回のメンバーではアルテッツァに一番近いです。なんか普通で、なつかしかった(笑)。FF勢の中では一番のパワー型なので、前の2つと比べると、やはりブレーキの使い方がタイムに対する影響が大きいようです。
一周目、さすがです、47秒1を記録。攻めきれてないし、攻略のツボもおさえられてないのに、そこそこ速いわ。ブレーキでタイムを出すタイプの車だと、がんがんに攻めてる気分にもなれないし、絵的にも音的にも地味になりがちです。が、ブレーキの踏み加減で前を走るゴーストとの距離が一気に縮んだり、いっしょうけんめいアクセル全開してるのにゴーストにおいつけなかったりと、知的な走りを探求できます。
足回りがやわらかいせいか、縁石を思い切って踏んで直線的にぶち抜くラインのほうがぜんぜん速いです。ISFみたいに2つ先のコーナーを意識して旋回していくので、多少姿勢が乱れても縁石で飛んでも、全体として帳尻を合わせやすかったりもしました。コーナリング速度も、アクセルを踏むよりブレーキを踏んでるほうがメーター読みでぜんぜん速い、なんてことも。
9周目に、46.548秒を記録。毎ラップ試行錯誤の連続で、攻略のしがいのある車でした。
最後は、カローラランクスZエアロツアラー。これも中古で買ったまま、ノーマルです。
第一印象。乗りにくいです。エンジンはトルク感をあまり感じず、逆に軽く高回転までカーンと上がっていく感じ。なかなかに気持ち良いのですが、いかんせんオータムリンクミニではその気持ちよさを味わえる場所が少なく、レブに当たるあたりでトラクションが抜けそうになります。タイヤのグリップを上げてやんないと、このおもしろエンジンが可哀想かな、と思ったり。
一周目のタイムは、48秒8ってとこ。足回りは、ここまで乗ってきたFFらしさってのがあまりなくて、駆動方式に首をかしげたくなる感じ。独自です。かといって、絶対的に遅いというわけでもなさそうで、使い所がずいぶん難しいところにあるみたいです。
で、考えました。この違和感の原因は単純に足回りにあるわけじゃなくて、トルクよりも回転でパワーを出すタイプのエンジンであることから、アクセルオフによるエンジンブレーキが働きにくいせいもあるのではないか、と。それで、走り方を切り替えてみました。コーナー侵入は、ややオーバースピード気味にして奥までゆるいブレーキを残すFRみたいな入り方、向きが変わりはじめたらアクセルはFRよりも多めに開いてトラクションでひっぱる脱出方法。
これが、効きました。5周目から試してみて良い感触だったので、その作戦が使えるところでがんばってみたら、6周目でベストタイムが。47.816秒を記録しました。
おかしい。アルテッツァ、全戦全敗じゃないですか。
それにしても、フルチューンストーリア、40.489って速すぎ(笑)