
21日、お友達のかぁ〜ずさんと、安曇野でカート遊びしてきました。
晩飯はヒグマの塩チャーシュー、と思っていたら火曜が定休日で。無尽蔵で鶏ガラ塩らーめんにしました。
気温が下がってタイムも期待できるかな、と思っていた反面、夏タイヤのシーズンオフ寸前なのでタイヤが減ってたり、前日の雨で路面が荒れてる可能性もあって、季節柄コンディションが良く働く可能性は五分五分かなと考えていました。
で、行ってみたら。タイヤは減っている感じだったし、1周目ですでに路面の砂利っぽさがわかってしまいまして。しかたない、1回目のアタックで出たタイムを基準値として、そこからどれだけ削れるかで遊ぶことに気持ちを切り替えました。
少し前に全車調整してあったのだそうです。
車両ごとのばらつきがあるのはしかたなく、体格に合わせてシート位置のバリエーションを用意すれば、それでハンドリング特性は激変します。なので、ここのカート場では運転しやすい車ほどエンジンが弱く、運転しにくい車ほどエンジンが強い、というような調整をして全体としてタイムがだいたいそろってくるように調整しているのだそうで。
それでも、レジャー施設だけにいろんな人がいろんな乗り方をするし、衝突もあります。左右で旋回特性に差が出たり、アンダーやオーバーの出るタイミングがコーナーごとにばらついたり、といったことが起こります。そういう個体差が大きくなるので、定期的に調整メンテナンスをしているようです。
ちなみに青ボディはシート位置が後ろ寄りで、体格の大きい人用。赤ボディはシート位置が前寄りで、体格の小さい人用。傾向としては、青ボディは重心が後ろだからアンダーステア気味、逆に赤ボディは重心が前寄りだからオーバーステア気味です。
1アタック目、4号車。青ボディ。
タイヤはけっこう良くて素直でした。アンダー傾向の車だけど、弱アンダーといったところ。ブレーキングで手抜きしなければ、おおむねニュートラルに近いです。
前回はこの4号車、大苦戦しました。左コーナーが超絶アンダーで、右コーナーが弱オーバー。だから1コーナーをアクセル全開で抜けようとするとコースアウトしそうになる始末。ピットから出る時すら、意識してないとヤバいです。そのつもりで4コーナーのヘアピンに入るとスピンするという。
それが、シートに座った瞬間にそこを改善されていることがわかりました。シートが、大きく左にずれて固定されていたんです。知らずに乗ればシート位置が曲がっていて運転しにくい車だと感じたかもしれません。前回えらい目にあっていたので、着座してすぐ意図がわかったので安心して全周踏み込んでいけました。
最初の一周半はタイヤ暖めに使って、以降は38秒0から38秒5の間。ベストは10周中6周目の、37秒947でした。
2アタック目。8号車。赤ボディ。
ここのカート場では、時速50キロでリミッターがかけられています。だからエンジンパワーは加速時間を良くするだけで、トップスピードには影響ないんです。だから傾向としては、オーバーステア気味にセッティングされている赤ボディのほうが運転しやすく、タイムも比較的簡単に上がってきます。
特に、8番と5番は鉄板。ややじゃじゃ馬気味でスピンモーションに入りやすいけど、車を旋回させるために面倒なテクニックや工夫をする必要が少なく、とにかく思う通りにマシンを操って狙ったラインに飛び込んでいってがんがん攻めていく走り方ができるので、楽しい車両です。
タイヤの暖めは、やっぱり1周半。2周目後半からグリップを感じ始めたので、3周目でクリップにつくタイミングをチェック。4周目で37秒867と本日ベストを更新しました。
余裕のある車体だったので、あとはかぁ〜ずさんと接近して少し追っかけを楽しんでみたり。それでも残り5周は全部38秒前半、38秒0台も2度出ています。がんがん攻めてタイムが落ちつてくるので、扱いやすく楽しい車でした。
3アタック目。7号車。青ボディ。
コントローラブルな鉄板チョイスが5番8番に対して、過重コントロールやスリップアングルを意識して能動的に旋回操作できるようになってくると、わずかなエンジンパワーの差でもタイムに響いてきます。青ボディの鉄板チョイスは、1番と7番です。
その7号車。弱アンダーなのでターンインで積極的にヨーを出す操作をしてあげたいので、強目のブレーキでフロントをグリップさせるのがコツ。強いブレーキを長くやると当然ボトムスピードが落ちてしまうので、ブレーキング時間を短縮するためにブレーキ開始を遅れさせることになります。向き変えが足りないようなら、ブレーキは奥まで残す感じになっていきます。アクセルオンが多少遅くなっても、エンジンは強いので速度にはすぐ乗っていきます。
もちろん、そのターンインで失敗するとクリップにつけないし、そもそも向きが変わらずどんどんアウト側にそれていくので、タイムを落とす時は大きく落とします。
ちなみに、赤ボディと青ボディだと、2コーナーのアクセルオンのタイミングはクリップ付近で10センチないし30センチぐらい違います。その差で、コーナー出口でアウト側の縁石にはみ出すかはみ出さないかの差が出ます。舵角が抵抗にもなるんで、どちらかというと縁石まで行かず直線的にコーナーを抜けたほうが速いようです。ブレーキ開始のタイミングは、トップスピードでつっこむ2コーナーなら50センチぐらい違います。時速50キロで50センチというと、時間にして0.03秒の範囲ですが、人間がコントロールする精度なのでそこからさらにプラスマイナス0.05秒ぐらいのズレが出ます。これが、タイムのばらつきにつながります。
そういう範囲で各コーナーのターンインのタイミングを調整していって、7周目、37秒820を記録。本日ベストをさらに更新。
4アタック目。3号車。青ボディ。
これが、直前にかぁ〜ずさんの乗っていた車両で、電光掲示板を見ていたらまったくタイムが伸びずに大苦戦していました。怖いぐらい曲がらない、ピットを出るところからコースアウトしそうになる、アクセル全開がセオリーの1コーナーさえまともに曲がっていけない、という代物。
これも、着座して、なるほどと。シートがめちゃくちゃ後ろでした。さらに、タイヤの磨耗も一番激しく、こりゃ曲がらないわ、と。
で、コーナリングの時にめいっぱい前傾姿勢になって、ハンドルにしがみつくようにして前タイヤに過重。曲がりました(笑)。
7分間ひっきりなしに全開腹筋酷使。今まで走った中で、一番長い7分だったかもしれません。
あらん限りの手を尽くして容赦なく全力投球、という気合で挑んだ結果、1周目から39秒を切って38秒964。そこから奇跡の38秒台連発、さらにコツをつかんできてから37秒台にねじこむことにも成功。人間がくたびれるので、力を抜いた周はタイムを落としてしまい、それで楽した次の周はタイムを削れて、というようにバラツキがひどかったですが。
7周目、37秒624というミラクルタイム。本日最悪の車両で、本日の自己ベストをコンマ2秒も削りました(笑)。肉体的には最高にくたびれましたが。
なにげに過去2回、かぁ〜ずさんにはリザルト負けを喫しているのですが。
今回はリベンジを果たすことができました(^^)。やったね。
次回はタイミングさえ良ければ、低温でもグリップのいい新品冬タイヤになっているかもしれないので。勝敗の行方は予想もつかなくなってきました(^^;。
がんばるぞ。また次回、楽しみにしてます。
フォトギャラリー更新です。
Posted at 2014/10/23 13:18:17 | |
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