2007年12月03日
1月のモンテカルロで幕を開けたWRCもすでに全16戦が終わった。
06年もっとも安定した走りを見せたフォーカスがどのように進化するのか。
シトロエンのブランニューマシンであるC4WRCの戦闘力はどれほどのものか。
苦戦を仕入れられているスバルの復帰はあるのか。
などいろんな思いがあった中開幕したWRCももう終了。
今年はマーカスとローブの熱い戦いが印象的な1年でした。
特にニュージーランドでは1位と2位の差が1秒も無いWRC史上僅差の決着もありました。
そしてマーカスのまさかのラリージャパンでのリタイア。
今年の勝負はこのラリージャパンで決まってしまったのかもしれませんね。
初開催のイベントも想像以上に好評だったようです。
新規イベントが増えるのはうれしいですがその分魅力的な開催地が減っています。
09年からは年間12戦が決定しているだけあって今後新規イベントが増えるのは考えにくいですけど、
来年からラリージャパンはWRCでのイベント生き残りをかけて道央に移転する事が正式に決定したそうです。
ただしまだ詳しくどの地域にSSを設定して行うかは不明です。
札幌ドームとスタジアムを使う案も出ているようですが、ドームは時期が日本シリーズと重なりますし
スタジアムの方はコンサドーレがJ1昇格を決定したのもあり、使用するのは難しいのではないかとも思われます。
さて今年の結果は以下のようになりました。
マニファクチャラーチャンピオン : BP フォード
WRCドライバーズチャンピオン : セバスチャン・ローブ
PWRCドライバーズチャンピオン : 新井敏弘
という結果になりました。
マニファクチャーはセカンドドライバーの質がでたと思います。
フォードのミッコは常に安定した走りでマーカスに何かあってもサポートに回れる位置につけて走っていました。
対してシトロエンのダニエル・ソルドはターマックではローブに引けをとらないドライビングを見せますが
グラベルでの安定性は低く、セカンドドライバーとしてみればミッコから数歩遅れていたように思えます。
ドライバースチャンピオンは4年連続でローブが手にしました。
今年はニューマシンのC4WRCに変わった事により当初はちょっとしたミスもありましたが中盤に入ればほとんどミスも無く
アイスクールの異名のとおり冷静な走りを見せてくれました。
常に争っていたマーカスは後半戦で2度リタイアとなりポイントを取れなかったのが今回の勝負を決めてしまったようにも思えます。
そのマーカスは今シーズン限りで引退となりますが、噂によると来季もスポット参戦するのではないかという噂もありますけど・・・
PWRCのチャンピオンには日本の新井敏弘選手が05年に引き続きPWRCチャンプになりました。
PWRCは8戦中6戦に出場なのですが、後半戦のアイルランドとGBをスキップしていた新井選手はラリージャパンで決めるつもりで走りましたが
初日にトラブルでリタイアになり残り2戦は対象相手の動きを見ながら待つという状況になっていました。
GBで対象相手のガブリエル・ポッゾ選手がリタイアになった為、その瞬間新井選手のPWRCチャンピオンが決定しました。
今月後半に予定されているFIAの表彰式で新井選手も表彰を受ける事になります。
05年のように紋付袴姿で表彰を受けてくれるのかな?
そして08年へのカウントダウンも進んでいますね。
1月のモンテカルロでまた開幕しますがもう1ヵ月半ぐらいしかありませんので。
Posted at 2007/12/03 11:56:47 | |
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2007年12月02日
2005年のPWRCチャンプとして今年こそ再びチャンプを取る為に走ると誓っていた新井選手が
2007年PWRCチャンプに決定しました!
今開催されているグレートブリテンと前回のアイルランドはスキップだったので
対象相手の動きを見守ると言ったなんとも言いがたい展開でしたが
現在開催中のGBで対象のガブリエル・ポッゾ選手がLeg1でリタイアし、
ポイントで新井選手を抜けない為、2007年のチャンプとして決定しました。
2005年はFIAの表彰式では新井選手のあとに控えているのはローブとF1チャンプのみという
まさしく世界王者として恥ずかしくない日本人ならではの紋付き袴姿で表彰されました。
今年の表彰式はまた紋付き袴で出てくれるのでしょうかね?
それにしてもFIA認定4輪競技で日本人でチャンピオンって新井選手だけなんですよ。
勝てないF1でくすぶっている日本人にばっかり目を向ける日本のマスコミって…
本来なら日本唯一のFIA認定チャンプの新井選手にもっと注目してほしいなぁ…
Posted at 2007/12/02 11:42:29 | |
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