2014年08月02日
別に、音を大きくしたいというわけではないのです。むしろ音は小さい方がよいとすら思っています。
自動車会社で自動車部品を設計するようになって改めて思ったのは「自動車が静かに走るというのは、大変な技術が要る」ということです。本来機械というものは、大変大きな動作音を出すものです。モーター駆動の小さな子供用のおもちゃですら、はっきりと聞き取れるレベルの音がするでしょう。況や、ガソリンを爆発させて動力を得る自動車をや、といったところでしょう。勿論エンジンに限らず、タイヤ、ミッション、風切り音・・・とにかく様々な音を抑え込まなければ静かに走ることはできないのです。
トヨタ・プリウスなどは、静かすぎるために接近警報装置なるものが装備されると聞きますが、その話が耳に入ったとき大変複雑な気持ちになったものです。おそらくプリウスの開発者たちは、できるだけ静かな車を作ろうと困難な目標品質に向かって必死こいてモノづくりをしたはずです。それが警報装置なるものに繋がってしまうのは皮肉めいていると感じます。もっとも、警報装置は必要に応じて鳴らすことができるので、不要な時には本来の静かさを活かせるので、救いがないわけではないですね。
閑話休題。
そこまで言うならなんで自分の車にわざわざ音がでかくなる装置を付けたがっているのかというと、ひとえに「軽量化したいから」ですね。先ほど述べたように、自動車を静かにするのは大変なことで、それゆえ相応の犠牲を払っているものです。純正マフラーは「重量」を犠牲にして静穏性能を得ているわけです。
経験上、車が軽いというのは運転していて楽しいものです。足の柔らかい軽自動車だって楽しいと思います。EP82スターレットなんかは、痛快そのものといった感じでした。故に、86もなるべく軽量化したいと思っています。なおかつ、資金力にそれほど余裕があるわけでもないので、なるべくリーズナブルに軽量化したい。一番効果がある方法は、エアコンや内張りの撤去だったりするわけですが、それらは流石に失う物が大きすぎるので最終手段にしたいと思っています…。
そこで目を付けたのがエキゾースト。付けるとしたら次のようなものでしょうか。
*ステンレス(安いので)
*1本だし(軽いので)
*なるべく静か(車検対応必須)
正直言って、音質なんてのは価値基準に入ってきません。そんなものは慣れだと思っています。しかし、拙劣な情報収集能力もあり、中々上記の条件に合って「これだ!」と思うものがないのですよね。良いものがあったら是非とも教えてほしいです!(他力本願)
Posted at 2014/08/02 21:26:43 | |
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