2008年10月28日
QCサークル講習会に参加して思った事
今日会社で行われたQCサークル講習会と言うものに参加しました。
そこでQCサークルとはなぜやるのかとの説明があったのですが、どうも納得行かない部分がありました。
サークル活動に参加しない人がいるとか、帰ってしまう人がいる等の問題に関して、講師の方は企業で働いている以上自分勝手は許されない、全員参加しなくては意味がないと言っていました。
それは当然だと思います。
組織と言う集団の中で行動している以上、自分勝手は許されませんし、ある程度我慢や妥協しなくてはならない事があるのは当然です。
自分を押し殺さなくてはならない場面もあるでしょう。
それは良くわかる話です。
しかし、QCサークルの基本理念の一つとして、「人間性を尊重して、生きがいのある職場をつくる」事だと説明されました。
これって矛盾して無いでしょうか?
人間性を尊重するなら、「仕事が終ったら早く帰りたい」とか「勤務時間外は働かない」と考える人も当然いるでしょう(それにこの考え自体を否定する事は出来ないと思います)。
そう考える人の意志を無視して強制的に参加させて人間性を尊重していると言えるのでしょうか?
そうやって無理やり参加させられているという意識で、生きがいのある職場を作る活動になるのでしょうか?
これをやる事でコミニケーションができると聞きましたが、正直言わせて貰えば、職場のコミニケーションは日々意識していれば、わざわざそのための活動をしなくても十分確立できると思っています。
それに仕事で必要以上のコミニケーションは求めていませんし。
また、お金のためだけにいやいや仕事をするだけの人生は寂しい、サークル活動して自らの意見を職場に反映させてやりがいを感じて仕事をしようみたいな事を言っていましたが、私はこういう価値観の押し付け(決め付け)こそが危険だと思います。
極論を言えば、お金のためにイヤイヤ仕事をしていても、凄い成果を出す人と、仕事が好きで頑張っているけど空回りして成果を出せない人とでは企業にとってありがたいのは前者だと思います。
そもそもお金のために働く事がいやいやだと考えている事自体が私には疑問に思います。
お金のために楽しく働くことだってあるのではないでしょうか?
私の価値観としては仕事のために人生を過ごすなど真っ平だと思っています。
私には生きがいと言える趣味もあり、それを楽しむ為に、そもそも生きる為にはお金が必要だから働いています。
しかしそれは仕事をイヤイヤしている事とイコールではありません。
仕事は仕事で頑張っているつもりです。
勿論嫌だと思うときもありますが、喜びを感じる時も多々あります。やっていて楽しい仕事もあります。
ただ私にとって人生の価値において仕事が第一ではないと言うだけの事です。
だから仕事を頑張ってやって定時になったらそこで仕事タイムは終わり、後はプライベートタイムを楽しみたいと考えています。
なので自分にとって自分の時間を拘束されるサークル活動は楽しいものではありません。
しかしサークル活動は会社から義務としてやれと言われていますから、組織に属している人間として当然参加しなくてはならないと考えています(それが日本の組織の現状だと思います)。
しかし前述した理念や良さを感じろと言われても難しいところがあります。
サークル活動自体を否定しているわけではありません。
良い活動もあると思いますし、自分もやる以上はやってよかったと思える活動をしたいと思って参加しています。
しかし綺麗な文句を並べてこの活動にはこんな良い意義があるんだと正当化しようとする事には否定的に感じてしまいます。
はっきり言えば、職場をよくするために自分の時間を犠牲にしてでも皆で活動しよう、組織に属している以上はそれが義務であると言ってくれた方が納得できると言うものです。
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Posted at
2008/10/28 23:14:02
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