
先週のコルベットに続き、本日も萌え~なアメ車の試乗をしたジョーです。
本日の車は、フォード マスタング。
往年のモデルを髣髴とさせる今回のマスタングは、以前からとても気になってた一台だった。
実際に見ても、涎が出るほどカッコイイスタイルだ。
特に
エレノアは、ため息が出る・・・
ずっと正規導入はされなかったんですけど、最近やっとフォードジャパンでも販売が開始されましたね。
試乗車のグレードは、V8 GTクーペのAT。
スペックは4600cc V8 304ps/5750rpm、44.2kgm/4500rpm
先週のコルベットには劣るものの、かなりのハイパワー。
これも相当豪快な走りに期待できそう。
ジョーはワクワクしてきたゾ。
営業
「好きなコースを走ってきてください」
気前がいいのか、やる気がないのか、営業マンがそう言ったのでジョー一人で車に乗り込む。
キーを捻ると「ドゥン!!」とエンジンが始動。
かなり迫力のある音だ。
アイドリングも「ドドドドド」と荒々しい音を出す。
走行距離も僅か200km弱と、ほぼ新車同様のコンディション。
う~ん、これはいいぞ。
内装はレトロな造形と相まって、雰囲気はとてもいい。
ステアリング中央に配された荒馬のエンブレムなど、最高にカッコイイ。
・・・しかし、プラスチックだらけのその質感は、あまりにも荒が目立つ。
インパネもよく見ると、メッキ丸出しのアルミ調。
サイドブレーキ、ウィンカーも、もろにプラスチックで、細くてものすごくチャチい。
シフトノブにいたっては、まるでおもちゃ、「電車でGO」のコントローラーみたいだ(汗
(目立つ位置にパーティングラインまである)
カタログ写真では雰囲気だけが伝わり、とても好みのデザインでよさそうに見えたが、現物をよく観察してみるとちょっとどうかと思った。
それでも走りに対する期待がだんだん高まったところで、ゆっくりと公道に出る。
その見た目に反して、ハンドリングはシャープでなかなかいい。
比較的車の交通量が少ない道路に入り込み、とりあえずゆっくりと流してみる。
思ってたよりも遅い感じがする、・・・思い切ってアクセルを踏み込んでみた。
一気にエンジン音が大きくなり、加速していく。
これは豪快、スバラシイ排気音だ。
野太い排気音で「ゴォ===!!」って感じで走る。
これがアメリカンV8らしさというヤツか?
排気音はコルベットよりも好み。
しかし加速はスムーズなんだが、吹けあがりはモッサリと重く、思ったよりもトルク感がない。
これならVQ35DEの方がトルク感あるような気がするぞ??
だからスピード感もあまりない。
本当にスペック通り出てるのか?と疑問に感じた。(決して遅くはないが)
フェンダーにGTのエンブレムがあるから、実はV6モデルだったとなどいうオチはないはずなんだが・・・
それに足元付近からの振動も、少し気になる。
ブレーキも頼りない。
ペダルも重く、ちょっと速度が出ている状態では、気合を入れて踏み込まないとスムーズに止まれない。
しかも踏み込むたびに、助手席付近からワイヤーが伸びるような異音がする。
・・・この車だけの現象だといいんですけど(汗
サスも微妙。
足は柔らかくて最初は乗り心地がよく感じたが、うねった路面ではやたらと上下にガクガク揺れる。
ダンパーはともかくスプリングがショボイのか?入力が甘すぎ。
もう少ししっかり感がほしい。
そんなこんなでディーラーに戻る。
サスガは荒馬だけあって、今回は荒が目に付いた試乗だった(爆
予想以上におおざっぱで、はっきり言って内装や走りは期待以下だったと言わざるをえない。
これは相当好きな人ではないと「ひでぇなぁ~」と感想を漏らしてしまうかもしれない。
これで460万か!?って感じもするかもしれない(汗
乗る前の期待が大きかっただけに、ガッカリしたところも多かった・・・
・・・しかしそれでも、なぜかジョーは運転中に笑いが止まらなかった。
自然に笑顔で、ずっと運転してたと思う。
なんだか知らないけど、気分がいいんです。
走っていくうちに、細かいことはどうでもよくなってくる。
もう、気分は60'sアメリカン!(爆
よく言い表せないが、この車には強烈で独得な味があることは感じ取れた。
緻密さとは正反対の大味加減だけど、多分これこそが往年から現代に脈々と息づくマスタングらしい味なんだろう。
ガッカリ以上に、楽しめたところも大きい試乗だった。
改めて、車の魅力って単純な機械としての完成度では計れないんだな~、と感じたじょー。
しかしこのマスタングをベースにした、
GT500や
サリーンマスタングとは一体どのような乗り味なのだろうか・・・
向こうは一千万クラスの車だけに、なおさら興味は尽きない(笑
Posted at 2007/02/17 18:59:18 | |
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