本日のジョーは、ポルシェセンターに潜入しました。
ポルシェセンターというと、レクサス以上に入りにくい印象があったので今まで突入を控えてましたが、ジョー的には他人とは思えない黒フーガと青FDにお乗りの
このお方の潜入レポに感化され、突入しました。
もちろん、対応にもとても満足でした!
一番の目的はボクスターSの試乗・・・だったんですが、ついこの前に試乗車が売れてしまったらしく、今は置いてませんとのこと。
そしてなぜかケイマンも出張中・・・、ガッカリorz
そこで残された試乗車は・・・、911カレラ タルガ4のディプトロニックSという1395万円の車(汗
ベースの911カレラに、4WDと開閉可能のグラスルーフを装備したというこの車です。
興味をそそられたので、せっかくだから試乗をお願いしてみる。
スペックは、3.6リッター水平対向6DOHC24バルブ。
325ps/6800rpm、37.7kgm/4250rpm
車重は1550kg
テールがスラントしたシルエットに丸目のライト、まさしくポルシェ!
ジョー的に各部をチェック。
内装は・・・、価格の割には意外と味気ない。
個人的には半額のアウディTTの方が、ずっと質感が高かったような印象(汗
とりあえずいつものお約束で、グラスルーフを開けてもらう。
シートに座ってみてその開放感はどうだったかというと、でっかいサンルーフといった感じで、ジョー的にはさほど開放感は感じませんでした。
シートポジションをあわせ、路上に出てアクセルを踏み込む。
出足はちょっと重さを感じたが、トルクが出始めると「ブワァ====!!」とスバラシイ排気音を発し、それとともにシートに押し付けられるような心地よい加速感を味わわせてくれる。
減衰力可変ダンパーの「PASM」のオンオフを切り替えると、一瞬にして乗り心地が変わる。
コルベットやTTもそうだが、最近このテの機構を備えたスポーツカーは多いみたいだ。
(911ではオプションだが)
気になった点は、ディプトロニックは5速と少し物足りなく、ステアリングのギアチェンジボタンもパドルシフトのように使い勝手が良くなく、ウィンカーが硬い。
(MTならいいんだが、今や販売の9割はAT)
それにときどき段差などでは、グラスルーフが軋むような音も聞こえて・・・(汗
ハンドルは重いが、コーナーでのノーズの入りはとてもいい。
RRの特性か、若干ケツのロールが大きく感じ、4WDのせいか思ったよりもずっしりとした挙動で、印象的にはGT-Rに近いモノがあるかもしれない。
・・・しかし、価格を考慮に入れると、これといってズバヌケテ突出した点もあまり感じられず、だんだんと「な~んだ、案外普通じゃん!」なんて考えが湧いたりしましたが、やがてジョーは違和感に気づくのだった。
ふとメーターを見る、普通に運転しているつもりだったが、カナリの速度が出ていた。
長いストレート、時速○○○㎞でも全然余裕、速度感がない。
多分、ここから更にアクセルを踏み込んで速度を上げても、全然怖くないような気がする。
前方の信号が変わりブレーキを踏み込む、車はスムーズに止まる。
しかし、それは○○○㎞からのブレーキングだ!
それがあたかも、60㎞程度の速度からブレーキングするような感覚だったような・・・??
普通の車を普通に操る感覚でも、それを911で行ったら状況が全然違っていた!
つまりはこの車は極めて高次元なバランスを持ち、却ってそのバランスのよさが高性能さを感じにくくさせているのではないか・・・?と。
案外気づきにくいですが、ポルシェの優れている点は実はそこにあったのでは!?・・・と感じました。
だとするなら、これは恐ろしい・・・(汗
・・・お目当ての車ではありませんでしたが、ジョー的には貴重な試乗体験だったじょー。
Posted at 2007/04/22 18:45:23 | |
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