今日は埼玉県狭山市にある本田技研工業の埼玉製作所、いわゆる「ホンダ狭山工場」へ行ってきた。この時期、ここでは全世界向けのCR-Vを生産しているNo.1ラインと、国内向けの8車種を自由に組み合わせて生産しているNo.2ラインの二本が稼動している。
まず驚いたのは、ここにはきちんと整備された見学コースがない、と言うこと。普通に通常稼動中の生産ラインの脇を、従業員と同じように緑色に塗り分けられた安全歩道をテクテク歩いていくのだ。
本当にラインの真横なので、自動車の部品に手が届きそう、と言うか、冗談抜きで手が届く位置をどんどん歩いていく。もちろん、本当に手を触れてはいけないので、ここは大人しく係員さんの説明に従って狭い工場内をうねうねと進んでいく。
No.1ライン、No.2ラインともに概ね45~49秒で一台のクルマが組み上がる速度(1,000~1,050台/日の生産能力)で流れていて、その場所場所での作業は決して澱むことなくスムーズに流れていく。
ラインの後に見学したのは溶接ブロック。隣のプレスユニットで一枚の板から打ち抜かれた「どう見てもSETPWGNの側(がわ)です」と言う、誰が見ても分かる形のモノが通路上空を横断して溶接ユニットに運び入れられると、同じくプレスユニットからやってきた屋根と床もそれぞれ上下から運ばれてきて、ここでクルマの形ができあがる。とは言ってもまだ「組み合わせただけ」なので、上下左右からおびただしい数の溶接ロボットの腕が伸びてきて、瞬時に150箇所ものスポット溶接処理を行ってめでたくボディが組み上がる。
このボディは溶接の後に塗装ブロックを経て、今度は足回りと組み合わせるためにラインへと運ばれてくる。
国内外の他メーカと比べても非常に狭い工場で一貫生産しているため完品ストックは200台程度しか置けず、両ラインあわせて一日に2,000台ほどロールアウトするのを、出来上がったらどんどん港や販売会社へと運ばれていくらしい。
狭山工場では総生産台数のおよそ30%が国内向け、残りは輸出となる。
さて、今回の工場見学は本田技研の社員さんの紹介があって実現したもので、見学後にはその社員さんが社内を駆け回って集めてくれた記念品をいただいてきた。(この記念品は一般の見学時にはないのでご注意を)
たいへん貴重な経験ができた一日となった。
Posted at 2007/03/27 21:08:28 | |
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