
少し前に現行型208(グレードはたぶんStyle)
の代車に乗る機会があったので新旧比較を
しました。
◆現行型208の感想
○の点:
・乗り心地がかなり洗練された。タイヤが私の
205/40/R18よりも分厚い195/55/R16である
ことを差し引いても素晴らしい。
・フロントダッシュボードがソフト表皮になり先代より
高級感が増した。
・センターアームレストが頑丈になり先代よりも高級感
が増した。
・アイシンAW 8速ATのスムーズ且つストレスの全く
ない加速感。先代後期1.2ccターボの6速ATも
かなり良かったが、1.6ccターボの先代GTiと
最大トルクはほぼ同じなので、スポーツモードでの
出足加速は遜色がない。
・シートの着座位置を先代よりも低くできる。
・安全装備の充実。
・オーディオの音質が良い。
・メーターに表示される再生中の曲名が日本語も正し
く表示される。
・リアの室内灯が追加され便利。
・ホイールが大きく見え、205のデザインを彷彿とさせ
る外観が格好良い。
△な点:
・センターコンソールの幅が広くなったのでシートが
やや外側にオフセットされたか?着座時に先代より
も囲まれ感が増してやや狭く感じる。
・前席を最適位置にした時、後席の膝前、シート高を
上げても先代よりも足下が少し狭くなったように
感じる。
・デジタルのタコメーターは見えにくい。
・Bピラーの幅が20cm位あるので、側面衝突安全性
向上と引き換えに、後席は乗降時にやや狭く感じる
・オーディオのステアリングリモコンが使い難く
なった。(Apple CarPlayの制限なのか、走行中の
安全対策なのか、ステアリングリモコンで調整でき
るのは音量調整と前後曲への送り戻しくらいで、
アルバムリストを見ながら前に戻して選曲すること
やプレイリストの表示などができなかった。)
・先代と同様、右ハンドルのため助手席前のグローブ
ボックスが狭い。
・エアコンは左右別々の温度調整ができず、快適な
室温にするため2℃くらい設定温度を下げる必要
があった。代車のグレードが最廉価のStyleの
ためか?
総評:
・輸入車を初めて買おうとしている人には品質/性能/
安全性が高くそこそこの高級感もあり良い選択だと
思います。安全装備や快適装備を重視する方は上級
グレードを選ばれた方が良いですね。また、家族が
多い方がファーストカーとして購入するのであれば
2008の方が使い勝手が良いと思います。
・先代208初期型のユーザで、オートマに不満のある
方には間違いない選択です。
・上述の”△な点”は、先代208ユーザとしてどうしても
自分のクルマをひいき目に観ていることは否めません。
人によってはどうでも良いことが多いと思います。
”Xな点”は特にありませんでした。
・価格は先代と比べ随分高くなりましたが、安全装備
の充実や円ユーロの為替レートの推移を考慮すれば
頑張った金額なのだと思います。
(それにしても輸入車は高くなりましたね。
私が先代208GTiを購入した2012年当時車両価格は
298万円で、同じ価格のトヨタ86と比較検討したも
のでしたが、その後の消費税率5%UPと現在との
為替レート差1.4倍は強烈です。今は208Allureが
トヨタ86現行モデルと同価格帯なのですね)
現行型メータ−(ホログラムで情報表示が多彩に)
先代GTiメーター
(初期型は曲名表示ができたが、日本の全角文字
(漢字や仮名文字)は正しく表示できず、
中国簡体字と共通の文字だけ表示される。)

Posted at 2023/09/10 11:02:53 | |
トラックバック(0) |
Peugeot 208 | クルマ