
嫁さんからリクエストがあった事と自分も観に行きたいと思っていた事もあり、今日は少し足を伸ばして
『京都国立近代美術館』に『藤田嗣治(ふじた つぐはる)展』を観に行ってきた。
遅い起床後、Blogを巡回し出発。
移動中に嫁さんが、
『 熊魚菴(ゆうぎょあん) たん熊 http://www.yugyoan.co.jp/ 』へ昼食の予約を入れる。彼女の中では、しっかり?今日の計画が企てられているようだ。
以前メインで乗っていたGOLF Ⅳは5速A/Tでラグジュアリー仕様のGTXだったが、100㎞/hを超えると騒音が酷くなり音楽や会話も一苦労だった。追い越し車線を走っていても道を譲ってもらえる事は稀だ。
これに対し、GSでの移動は非常に快適だ!
『静かさ』や『ハイパワーのエンジンがもたらす余裕』が、肉体的,精神的疲労の軽減に繋がる事がよくわかる。
これで、シートが横方向のサポートをしっかりしてくれれば・・・。
GOLFの標準シートが、簡素とはいえ『RECARO』で、体をしっかり支えてくれる事に慣れてしまっているからだ。
急いでいる時に追い越し車線の道を譲ってもらえる事もストレスの軽減に繋がる。今回は、あんまり道を譲ってもらえるので驚きました。(調子に乗るとオービスとゼロクラウンのお世話になってしまうのだが・・・)
『たん熊』にて上品で美味しい昼食(折角だから上のコースを頼めば良かったと後悔・・・)を頂き、さぁ藤田と思ったら更にリクエスト。友人が京都を訪れた際に行くという喫茶店に私も行きたいとの事。彼女愛用のガイドブックを手に歩いて
『イノダコーヒー http://www.inoda-coffee.co.jp/ 』へ。歩くとえらい遠いやん!尚且つ曇り空から太陽が・・・大汗かきました(T.T)。
谷崎潤一郎や長谷川一夫の写真が掲示された昔ながらの造りの店内で、苦味の強いホットコーヒーとチョコケーキを美味しく頂いた。
静かな店内に、振り子時計の音と話し声だけが聞こえる不思議な空間だったなぁ。
この後、駐車場に戻り、やっと『京都国立近代美術館』に。
県内のいくつかの美術館で藤田の作品を観た事が有るが、いずれも
藤田独特の『乳白色』で書かれた物だった。又、オカッパ頭に丸い黒ぶちメガネ、耳にはピアスといった当時としては個性的な風貌。私の藤田に対する印象は以上の二点だ。予備知識など無い。
開期が23日までということもあり、館内は人、人、人。
『なんで入場制限しないの?』というオバサンの怒声が聞こえる。お互い気を遣わずに観たいので、1階集合で嫁さんと別れた。
館内は年代順に作品が展示されている。じっくり観ようと思っても、思うように動けない・・・。
初期の作品は、『ピカソ』風や『モディリアーニ』風といったように模索しているような物が多い。
次の時代では、彼がオリジナルとして確立した『乳白色』の作品群になる。日本画の画法を取り入れたかのような細い線での輪郭と薄墨での陰影、そして、透き通るような白い肌。私の好きな作品の時代である。というか、この時代の作品しか知らなかった事に気付かされた。
その後は、メキシコ,中国,沖縄の風俗を輪郭線を使わず、色の陰影で表現した作品が並ぶ。
そして、藤田の哀しい時代。日本の優勢を伝える為、軍の命令で戦争画家として利用された。しかし、その裏では、事実を記録した絵も残したそうだ。限りない遺体の上で両軍が入り乱れて戦っている様子をダークな色使いで描き、戦争(人間)の悲惨さ,怖さを表現している。
晩年は動物や子供を描くようになる。この頃の絵は線画風でポスターやイラストのような印象だ。藤田版鳥獣戯画とでも言おうか?子供の絵を見ていると何となく『奈良美智』を思い出し、子供の表情に不気味さ,恐怖や不安を感じてしまう。
最晩年は日本を捨てフランス国籍を取得、キリスト教に入信したせいか宗教画を描くようになる。
藤田といえば『乳白色』!そう思い込んでいたが、今回の展覧会を通じて、勝手な思い込みだった事を認識した。一般的に、成功した画家の作風は変化しないと思うのだが、同じ画家が描いたとはとても思えない作品の数々だった。
興味を持たれた方は、是非、京都国立近代美術館に足を運んで見て下さい。
余談)先回の右から2番目の写真ですが、ウルトラマンに出てきた怪獣『ウー』でした。
Posted at 2006/07/10 05:58:53 | |
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