2007年09月05日
娘が教習所へ入所してはや幾日かが過ぎてます。
会話は自然と車の運転の話に・・・
初日に適正診断テストがあると言うので
大先輩として
これだけは教えておこう・・と昔話を始めました。
*私も哀しいかな?少しそのようですが
DNAの半分を引き継いだ娘はかなりの天然○ケです。
昔むかし。携帯電話がまだ箱型のショルダー衛星電話だった頃。
一人の素直な女の子が自動車免許を取ろうと教習所の門をくぐりました。
うきうきして入所式を終えた彼女でしたが
変なゲーム機のようなものに座らされ少し緊張。
アニメの画面を見ながら運転の動作を教わりました。
彼女はかなりの運動音痴だったので
現れる障害物はことごとく撃墜。
「シューティングゲームじゃない!」と教官に叱られて
真面目にやっているのになと哀しくなって・・
ちょっと不機嫌になりました。
そして本当に役に立つのか?はてな?だらけで挑んだ適性テスト。
運動テストでは、たくさんの三角や線を引かされ。
もっと不機嫌になりました。
残った性格診断テストは「周囲が敵だらけに思える」とか
意味不明のものも多く、更に不機嫌になったのですが
素直な性格だったので良く考えてからきちんと答えました。
翌日、彼女が出席簿を取りに行くとバインダーに紙が挟んでありました。
A4用紙一杯に極太赤マジックで
「至急!所長室まで!!」 ←赤丸でかこってある。
受付のお姉さんの引きつるような笑顔に何かの罠の匂いを嗅いだのですが
素直な彼女は所長室へ。
小太りで可愛い体型の所長さんは、頭の汗をハンカチで拭きながら
とても申し訳なさそうな態度で
「教習所開所以来、こんなグラフは見た事がない」
「本当は運転をお勧めしないけど」
「でも免許取ってもらうのが僕らのお仕事だから」
「免許取っても絶対に事故しないように気をつけてね」
独り言のようにぶつぶつと呟きながら
一時間半の間、彼女に優しくお説教をしました。
テストの結果はグラフ化されていて円に近いほど優良。
汗だらけの所長さんに突きつけられた彼女のテスト結果は美しい☆型でした。
「前に遅い車がいたらイラつきます」→○?×?どっちですか?
交通の流れに沿えない車が前にいたら・・・
きっと怖いしイヤだもんと考えて○をつけました。
他の設問にもぜーんぶ素直な気持ちで答えました。
だって彼女は素直だったのです。
素直に答えたら、素敵なおまけがついてくるの。。。
社会ではオトナになって答える事が大事なのよ。
昔話はここでおしまいです。
娘は大爆笑してましたが、母の経験を踏まえて
適正テストの結果は上々です。
将来の企業SPIテストもこれで楽勝でしょう。
ホント良いこと教えたわ♪
次回は、母伝説を造る:{実車編その一}を口伝しなくては。。(涙
Posted at 2007/09/05 20:38:03 | |
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