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明るい話ではございません

世の中は夏休みに入り、コロナの状況ではあるものの、家族連れを道や駅で見かけるようになりました。
そのような中でも私は出勤ですT_T



そんな通勤で使用している、私の最寄駅は、発車メロディーが坂本九さんの「SUKIYAKI」になっております。

何の変哲もない発車メロディーですが、なぜこの曲が選ばれたかと言うと、昭和のスター・坂本九さんのご出身がこの街だからです。

「SUKIYAKI」が発車メロディーになっている駅は、この駅と、坂本さんの第二の故郷である茨城県のどこかの駅だけらしいです。



（画像は朝日新聞さんのものです）

今日は、坂本九さんの命日です。
一定年齢以上の方はご存じかと思われますが、36年前の今日、「日航機墜落事故」が発生してしまいました。
乗客524名中生存者4名。
坂本さんは、墜落した日航機の乗客の1名であり、この事故により亡くなられてしまいました。

当時私は、ようやく物心ついた頃だったので、坂本さんのことも、事故のことも知りませんでした。

中学の英語の時間、坂本さんの曲は世界を感動させる偉大なスターだったという勉強をしました。

就職して、交通インフラ系の仕事に携わるようになり、事故の事を深く学ぶ機会を得ました。

群馬県の墜落現場に行き、日航の安全啓発センターにも連れて行ってもらいました。

当時も今日の駅と同じように家族連れが多かったとのこと。墜落現場に点在するお花と墓標、安全啓発センターにある遺書や遺品などを見ていると、事故の大きさむごさを思い知らされ、非常に心にズンとくるものを感じたのを覚えています。

当時の様子を私の母は覚えており、夕方、家の2階の窓から、変な軌跡の飛行機雲を見た、当初墜落現場が県内だと言うことで騒ぎになったこと、事故の翌日、母の実家がある山梨県へ行くのに諏訪から中央道に乗ったら（当時は長野道が開通していなかった）、松本の陸自だと思うのですが自衛隊の車両がたくさん走ってたという話を聞きました。

重い話になりましたが、交通インフラに携わるものとして、人の「命を守る」ため、私は今後も基本とルールにしっかりと従い、判断に迷った時は考えられる最善を尽くしながら、仕事に邁進していく所存で、休み期間中も休まず出勤しています。