
11/5 に長野の北部の山城を訪ねました。
紅葉が真っ盛りで、山城巡りに最高の季節が始まりました。
まずは小布施へ。
9時少し前に、町の東の外れにある「岩松院」の駐車場に到着。
葛飾北斎の有名な鳳凰の天井画や、福島正則の霊廟がある小布施の観光スポットの一つです。写真の背後の山が「苅田城(雁田城とも)」というお城。

寺社の裏手から遊歩道があり、数分登れば直ぐに「苅田小城」に着きます。
印象的な段付きの石垣があるので直ぐにわかります。

石垣の上からの麓の眺めは良いです。
城域は山の西側にあるため朝は日陰になりがちですね。

反対の山側の眺め。石垣の壁と説明板。
そこから上に登っていきます。
ヤセ尾根で傾斜が急なところもロープが通してあり安心です。

しばらく歩いて「苅田大城」の入口に到着。

この床板のすぐ下は絶壁で、なかなか怖いです。まだ木々の葉が残っているので下があまり見えないですが、完全に落葉したら見晴らし良すぎて怖さ倍増でしょうね。

これが噂に聞く岩壁の関門。
上端まではロッククライミングです。

ほぼ垂直に近くてルートも見切れず、安全に昇降できる自信が持てなかったので、先に進むのを諦めて引き返しました(^^;)。
ここの岩は、薄い層を積み上げたような形が特徴的。

「自然の盆栽」と勝手に命名しました(笑)。

下山の途中で。たぶん小布施の観光ストリートあたり。

小城に戻ってきました。
だいぶ陽が差すようになってきたので、石垣を。

かなり立派な総石垣の郭です。

下山途中で振り返ったところ。

いいねぇ~。

小城までなら大した登りではないのでオススメです。
次は、少し北上して中野市へ。
「高梨氏館跡」
ここは2回目の訪問なので、ささっと周って次へ。
駐車場の真っ盛りの紅葉が眼福でした。

背後の山が次の目的地のお城です。
「東山公園」
紅葉の名所で検索すると大抵出てくる所です。
土人形資料館の駐車場に停めて、鴨ヶ嶽城へ登ります。

参道を登ると、立派な観音堂があります。

御堂からの眺めもなかなか良いです。

その裏手に登山道の入口があります。

それらしい入口。
獣が下山してこないよう、鉄柵と電気柵で二重に囲まれていました。

後でわかったのですが、この写真の入口は本来の遊歩道とは別のルートで、頂上のお城まで直登する名も無きルートでした(^^;)。

明らかに道は付いていたので粛々と登っていたのですが、この社のある平坦地から道が無くなりました。

先が見えず不安になりしばらく逡巡していると、上から女性のハイカーさんが少し離れた所を軽やかに降りていくではないですか。急斜面にも関わらず・・・
これを見て勇気づけられまして、とにかく上に進むことにしました。すると直ぐに道が見えるようになり、確信を持てました。
ずっと鬱蒼とした林の中だったのがパッと明るく開けて、テンションアップです。

中野市街が一望。いやはや最高の眺めでした。

終点が「鴨ヶ嶽城」の郭。
丁度12時。ここで休憩がてらお弁当のお昼をとりました。幸せ。
さて、城内を巡りながら下山ルートへ。
こちらは反対側の眺め。

郭と堀切が尾根上に直列に並んでいます。

ここで地元の方にお会いしたのですが、しばし歓談したときに自分のたどった道が本来の遊歩道ではないことを知りました。
一般の人向けの遊歩道が北側に付いているとのことで、そちらへ向かいました。
あたりまえですが、普通の登山道ですごく歩きやすかったです(^^;)。

紅葉も綺麗。

七面山の展望所の四阿にて。

下山して別の出入り口に出ました。

一般向けだけあって、ここは鉄柵のみで電気柵は無かったです。
土人形資料館の道沿いを少し下ったところにありました。
さて、市街へ戻ります。
土人形資料館と、背後の山が先ほど登ったところ。

高梨氏館跡に戻り、車を置いて中野市街を散策しました。

「中野陣屋」
中は見学できます。企画展や膨大な馬グッズの展示がありました。

しばし周辺をぶらついて、15時前には帰路につきました。
このときはカーナビは20時前には帰宅できる見積もりでしたが甘かった。
中央道の大月以降の大渋滞で22時到着。渋滞で一気に体力消耗しますね。
これなら、現地にもっと長居して遅く出発したほうが良かったです。
Posted at 2017/11/15 23:02:59 | |
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ドライブ・城 甲信越 | 日記