
4/30~5/1で岐阜の南部のお城を見てきました。
3:00頃出発し、横浜町田ICから東名に入り、途中から新東名へ。
カーナビは役に立たなくなるのでオフ。予習もあまりできなかったので、どこで降りるかは現地で適当に決めました。
印象的だったのが、SA/PAのクオリティ。
広大な敷地にモダンで綺麗な内外装の建物。
今までの(いい意味で)、土産物屋に毛が生えたようなチープ感や、地元のおばちゃんがやってる大衆食堂的なイメージは微塵も無いですねぇ。
普通の紙コップのコーヒーの自販機がなかなか見つけられなくて困りました(^^;)。
早朝だったので殆どの店は開店前でしたし渋滞は無かったですが、大きなところは既に混雑していました。
初めのうちはSA/PA巡りをするだけでも楽しそうです。
新東名を降りて、R257を北上。
道の駅で休憩しつつ、【岩村城】へ。
歴史資料館のある広い駐車場にて。
駐車場から、麓の古い町並みが望めます。
本丸の直ぐそばにも駐車場がありますが、それでは味気ないので、ここから登ってみました。
資料館で予習して、その周辺施設を堪能したのち、本丸へ出発。
道は基本的に石畳や石段できちんと整備されています。とはいえ、ちょっと歩きにくいのでちゃんとした靴は必須です。
本丸までは800mくらいで、丁度良い塩梅の距離だと思います。
100m毎に距離表示があるのが精神的に救われます。
また、要所に遺構の説明板があるのが、「山登り」ではなく「山城」であることを認識させてくれて楽しい。これは全体図と昔の絵図で構成されていて秀逸なものでした。
本丸に到着。
金山城でもあったような段付きで高さを稼ぐ石垣です。
全体に石垣しか残っていませんが、見ごたえがありました。
ポイントとして、城のメインルートから外れたところに思わぬ施設が隠れているので油断ができませんよ(^^)。
これは弁財天社。桜がまだ残っていて、ちょっとした庭園風で風情がありました。
車で城下町へ移動。古い町並みを散策しました。
写真のなまこ壁は、工事中で残念でした・・・
古い町並み。
飛騨高山や馬籠宿などの有名処よりは観光地らしさは薄いように思えましたので、好みが分かれるところですかね。
次は恵那の方へ北上して、【苗木城】へ。
ここは、城本体の遺構の充実度は、私の少ない山城歴の中ではありますが、最高峰でした!
岩村城を楽しめた人は、ここも十分楽しめると思います。
個人的には、こちらの方が好きですね。
遠山資料館にて。
ここで予習。苗木城の復元模型を見ることができます。
山肌に所狭しと石垣と建物が巡らされている様子は、山のモンサンミシェルと形容したくなります。
岩村城のような、白壁で瓦屋根の近世城郭風ではなく、色が茶色なせいか小屋のように見えるのもリアルでした。
城への駐車場に移動。
ここに至る道は一部すごい荒い岩面で、車がかわいそうなので要注意です。車高の低い車や低扁平タイヤの車は避けた方がいいかも?
この絵ですと天守へは辛そうな距離に見えますが、実際は距離も高さも大したこと無いので、岩村城よりは遥かに楽ですよ。
珍しく予防線が張られています。
まったくもって、おっしゃる通りだと思います(^^;)。
この看板の近くで城跡の見取り図をゲットできます。参考にしながら周ると楽しいです。
ここも、石の道になっています。
一部、崩落注意エリアが。
メインのエリアにて。
大矢倉の石垣から天守全貌を望む。
純粋に城を見たいなら葉が落ち切った時期が良いでしょうが、荒涼とした感じが好きではないので、新緑で葉が茂りきる前の今の時期が、私は好きです。
鮮やかな新緑のほかに、鳥の鳴き声や、草の下を這うトカゲ?など、生命の息吹が感じられるのが良いのです。顔にまとわりついてうっとおしい小バエには閉口しますけど(^^;)。
この城も、かなり細かく説明板が立っていて充実しています。
ここから先は天守へ向かう石垣がずっと連なっています。
見下ろすと怖いくらい。
天守閣の跡。
完全復元ではなく、天守台に木枠のみ組まれていて、展望台になっています。
展望台から麓が一望できます。
この眺めは、今までの城のなかでも五指に入るくらい、気に入りました。
天守台から遮るものが何も無く、まさに崖の端にいる状態なので高所感が増してスリルがあります。
転げ落ちることが可能です(^^;)。
ここの魅力は、複雑な石垣群と、所狭しと建物が建っていた跡で、それら殆どに説明板が配置されているところですかね。くまなく回ると、こんなところにも説明板があった!というようにオモチャ箱のような発見があって楽しいです。
なんというか、秘密基地のような感じ?
写真のような巨大岩の隙間に隠れるように置かれた小さな社とか。
翌5/1は、平日で岐阜市街は渋滞していそうな雰囲気でしたので、いったん北上して郊外をぐるりとドライブ。
写真は、道の駅 むげ川。
ここのモーニングが、茶わん蒸し付きで珍しいうえに安くて美味しそうだったのですが、ホテルの朝食バイキングをたらふく食べてしまったため、あきらめ・・・・
道の駅を寄り道しながら、【岐阜城】へ向かって南下。
岐阜公園の駐車場に収まり、岐阜城(左端の小さな点)とツーショット。
着いたとき(11:00頃)はガラガラでしたが、帰りのときはほぼ埋まっていました。
ロープウェイで天守を目指します。
ロープウェイを出て、しばらく石段を登っていくと天守が。
模擬天守らしいですが、華があって悪くないと思います。
残念ながら霞んでいますが、麓を360度見渡せる天守からの眺めは、噂通りで素晴らしかったです。
展望レストランで、昼食に名物らしい「どて丼」を。
麓に降りて、岐阜公園を散策。
ここは凄く綺麗に整備されたところですね。新緑と花々が綺麗でした。
次はどうしようかと、近くの【墨俣一夜城】へ。
近くに駐車場が見つからなかったのと、建物は綺麗ですがあまりにも嘘っぽいのが気になって、中には入らず、遠目にみるだけで済ませました。
帰路も新東名に乗ろうと南下しました。
で、ハタと気づいたのが、どこで乗ればいいのかわからないこと・・・・
下調べしていなかったのがここで仇になりました。
とりあえず新城あたりまで降りれば看板か何かあるだろうと、R155、R310で南下。
写真は、道の駅 瀬戸しなの。
併設の瀬戸物売り場が眼福でした。美味しそうな御土産が多くてがまんできずゲット。
買い物するとソフトクリームの無料券がもらえるサービスをしていて、その場で休憩となりました。
途中で本宮山スカイラインに寄り道したりして、新城に到着しましたが、誘導看板は無く、当て外れ。
同じ金額を払うなら絶対に新東名に乗りたかったので、とりあえず安全策で豊川ICから乗りました。
あとはひたすら地元を目指しましたが、静岡に入ると雨が降り出し、次第に視界もあやしくなるような豪雨に。休憩を兼ねて、SA/PA巡りをしながら進みました。昨日の早朝と違い、施設の全貌が見られましたが、夜も更けたせいか、場所によって賑やかなところと寂しいところに分かれておりましたね。
私は寂しいところで(^^;)、落ち着いて夕食をとりました。
22:30頃に帰宅しました。