
翌 6/3。安土メインの日。
安土城は、見事に発掘・復元されており、良い意味で裏切られました。漠然と「何も残っていなくて山だけ」というイメージを持っていたのです。
現存の豊臣・徳川期の城郭で見慣れた縄張りが展開されており、本当に近代城郭の原形なんだ、ということを実感しました。未調査や未整備の領域が多く残っているようですが、見学エリアだけでも満足できました。
施設が開館するのは9時からなので、まずは先日取りこぼした「八幡公園」へ。

秀次の館跡に通じる大手道。
この周辺にも、竹林や草木の隙間から石垣が残っているのが見られました。

最奥。私有地で筍泥棒防止のためと称して、通路が竹で通せんぼされ、ここから奥へは行けませんでした。うう残念・・・
正面が館跡で、草で埋もれていますが、なかなか立派な石垣。フレーム外の右側にも立派な石垣がありました。
さて、本命の安土へ!
まずは、安土駅の南側にある「安土城郭資料館」。

右側の建物。左は安土駅の地下通路の入口です。

天守閣の輪切り状態の巨大な模型がどーんと置かれていました。
城の説明ビデオを観ましたが、この模型を下層から上層までクローズアップ撮影して構造を解説した
ものでした。アップに十分耐えられるほど精巧に作られたものでした。


館内を見学していたら、いつの間にか閉じた状態になっておりました。電動で開閉するそうです。
熱心に見ていたから係の人が気を利かせてくれたのかな(^^)。完璧な外観で、2度楽しめました。


屏風絵の安土城。紙ではなく陶板という絵付けした焼物で、永久に色褪せしない、とのことです。

駅の地下道を抜け、北側は観光案内所やレンタサイクル屋がありました。
ここから安土城まで歩いていけそうだなぁ、と考えていましたが、サイクル屋のおじさんに30分以上
かかるよ(だから自転車使ってネ(心の声))と言われてビビってしまい止めました(^^;)。

いよいよ「安土城」へ。
大手道手前の料金所。他の城に比べてかなりお高いです。

大手道。

上からの眺め。
安土市街まで一望できます。

本丸へ続く石段。

枡形虎口。黒金門跡。
他の城でも良く見られる防御の構造。

左が二の丸の高石垣。

周りこんで上がります。

二の丸の信長廟。

本丸から天主台へ。


最高所の天主閣跡地。

天主台の石垣からの眺め。
当時の天主閣の最上階からは、360度凄い眺望だったでしょうね。

山中の石段を進み、

摠見寺跡。

ここから下り。
二王門。

山道を進む。
田園風景が綺麗。

秀吉館跡に出ます。
これで見学路を一周、となります。

異様に立派な石垣群。


駐車場に戻りました。奥の山が安土城。
無料化されておりましたが、ガイダンス施設とトイレ(右側の建物)が有料化。
ガイダンスはともかくトイレが有料なのは、ちょっとどうなんでしょうねぇ。
ここから博物館の方へ散策。
奥の建物群が目的地。「安土文芸の郷」と称した、建物と公園が集まったエリア。
背後の山は、観音寺城跡。

日差しが強烈・・・車で移動すればよかったと後悔しつつも、こんなものを発見したりして、散策も楽しいのです。

安土市街からは離れたところにあるため何も無くて、ここのレストランで昼食を済ませました。
「信長の館」
あまり興味はないので外観のみ。

「安土城考古博物館」
特別展も狙っていました。
安土駅周辺、城内、ここ、と安土城関係の箱物が多くて、少しずつ内容が被っているのですが、ここが本命ですね。
城の紹介ビデオや再現CGも必見です。

博物館らしく、敷地内に古い建築が移築されていました。内部も見学できます。
明治期の旧柳原学校

明治期の交番。
安土城に戻りました。

最後に、最初に訪ねた資料館の全体をパチリ。

16時半頃に帰路へ。
行きと同じ高速道路を使い、23時前には帰宅しました。
Posted at 2017/06/11 22:28:19 | |
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ドライブ・城 関西 | 日記