
翌日も朝から快晴でした。
午前は本命の大垣城をメインに市内を街ぶら。
午後は岐阜の加納城から岐阜駅の方まで街ぶら。
一日中街ぶらしてしまいました(^^;)。
大垣のホテルで、観光案内所で配っているのと同じ市街散策マップを入手できたため、前日のうちに大まかなプランを立てられました。
9:30頃に「奥の細道むすびの地記念館」の駐車場に車を置いて、散策開始。

これは街中にあった案内板ですが①の左側。
ここを起点に、オレンジの線の「美濃路」という古道を巡り大垣城へ、次に左側の道を通ってぐるりと一周して駐車場まで戻りました。

駐車場の隣を流れる川は、昔の水運時代を再現した風情のある景観でした。

綺麗な町並みと紅葉に青空。
風も無く12月にしてはポカポカして、散策には最適な陽気でした。

美濃路沿いは当時の遺構は全滅していますが、要所の跡地の標柱を目当てに周りました。
「大垣宿本陣跡」
唯一観光地らしく模擬建物がありました。中はプチ博物館で入館無料。

基本、街中にぽつんと標柱が立っているだけなのですが、ここは雰囲気でていました。

大垣城の大手門跡。
ビルの間で目立たないため、なかなか見つからず苦労しました(^^;)。

「大手いこ井の泉」
街のど真中にある、飲用できる湧水です。

散策路の最北東端にある門跡の標柱。
さて、本命の「大垣城」
商店街のアーケードの隙間から、東門と天守閣が覗いていました。
日常の街から観光地へ雰囲気が一変。
天主閣はビルで遮られて、街ぶらしていても全く見えなかったので、
あれ、こんなところにあったの!?と意表を突かれました。

城内へ。

ここがベストショットかな。
天守周辺に大木が景観無視して配置されているので、アングルが限られてしまうのです。

天守内部は博物館。関ヶ原の戦い関係がメインで。

天守前の神社。
西側にある「郷土館」を見学。
大垣城の復元ジオラマがありました。拙い古図の平面図や再現CGよりも、大きく深い水堀で多重に囲まれた壮大な城だったのが良くわかりました。
戦前は国宝だったそうで、せめて現国宝の松本城や犬山城並みに本丸と堀だけでも残っていれば、もっと見ごたえあったでしょうね。

天守周辺は大垣公園になっていますが、公園から肝心の天守が見えないのはいかがなものかと(笑)。
なんとか見えた位置。中央左寄りのところに頭がちらりと。

帰路の綺麗な景観だった「四季の広場」。

12:30頃に駐車場に戻りました。
大垣は、城も含め街全体の散策が楽しめた良い所でした。
岐阜市へ移動し「加納城」へ。
現存は正方形の本丸のみで、南側の入口横が広い駐車場になっています。

昨日の黒野城と同じ構造ですが、先方は土塁で囲まれたフラットな更地なのに対して、こちらは総石垣で囲まれ、中は公園らしくなっています。

北側の入口に、より詳細な案内板と周辺地図のパンフレットがありました。

南東側。
パンフレットを見ると大垣市街と同じパターンで、街中に遺構は残っておらず要所に標柱が立つのみ。城関係ということで大手門跡に行ってみました。

パンフの信長像というのが気になって、もう少し周ってみようと思いつつ結局岐阜駅まで行ってしまいました。

信長像。
んんん、個人的には微妙な感じでした・・・
金ピカには度肝を抜かれましたが、仁王立ちのポーズが面白味に欠けるかなぁ。

個人宅に標柱。

加納城に戻ってきました。

西隣に、加納城外濠の家臣の屋敷跡。
屋敷の石垣のみ、一部の個人宅で使われて残っています。
写真の下の部分。

駐車場へ戻り、今回の旅はコンプリートです。

ほぼプラン通りに進み、お城も期待通りでした。特に最初の菩提山城は予想以上に素晴らしかったです。
15:30位。日曜ゆえ早く帰りたく、今までだとこのままハイペースで帰路につくところですが、大渋滞にハマるのは必至。前回の記事の教訓から、のんびり帰ることにしました。
まずは下道で進み春日井ICで高速へ。その後、お約束の 御殿場~厚木間 渋滞25kmの表示。
SA/PAに一つ置き位に入って休憩を取りました。
長篠設楽原PA。
初めて入りました。新東名のPAには珍しくコンビニと小さい食事処のみ。
もう少し長篠らしさがあってもいいかも。何故か負けた方の武田の家紋が散りばめられていました。
結果、酷い渋滞は避けられたうえに22時には帰宅できました。
驚いたことに、翌日全く疲れが残っておらず、足腰の筋肉痛も無く快調そのものでした。
おそらくまめに休憩したのが効いたのだと思います。