
2週間前になりますが、5/25(土)に明石城と周辺を散策してきました。
兵庫へは3月に日帰りドライブしてなかなか大変でしたので、今回は新幹線で。
明石城は明石駅の目前の駅近城址で、いつか電車で行ってみたいと思っていました。
大枚はたくので天気は絶対条件で、この週は週末まで連日晴天の予報でしたので決行を決め、火曜日あたりに切符を購入しました。
乗車券は 新横浜~明石ではなく姫路にすると長距離割引で割安になります。みどりの窓口のお姉さんに提案していただきました。
明石城は、公園化で野球場や競技場が建てられていることから、改変が進み遺構もそこそこだろうと期待度は低かったのですが、訪ねてびっくり。
広大なお城の主要部がほぼ完存し見応え抜群でした。特に石垣は大規模で高さもあり構造美が素晴らしかったです。お気に入りの城址の一つになりました。ここを散歩コースにできる地元の方がうらやましいです。
以下、長いです・・・
地元を始発電車で出発しました。始発なんて何年ぶりでしょうか。
6:00 新横浜駅発 8:37 西明石駅着のひかりです。
朝食。
鉄板の崎陽軒がサイズも値段もほどほどで良かったのですが、まだ入荷しておらず・・・

海側では小田原城が見られますが、ビルの間からほんの一瞬だけ。
写真は京都。東寺の五重塔が直ぐにわかります。

西明石駅から山陽本線で一駅戻り、8:50頃に目的地である明石駅に到着しました。

駅を出て目の前の道路を渡ると城域。水堀が走っています。
ちょっと自虐的なコピー。天守は築城当初から建てられませんでした。

入口から明石公園に入ると、広場をはさんで高石垣と2基の櫓がお出迎え。
明石城といえばこれがランドマークですが、逆にこれ以外に何があるのか全く知らなかったのです。

木々がだいぶ剪定され、開放的で見やすくなっていました。
基部は複雑な構成の石垣群で、とにかく美しくて感激でした。本当に来てよかったと思いましたよ。

「巽(たつみ)櫓」
このアングルがカッコイイ。
築城当時から現存する建物で、当時の他所のお城から移築されたもの。

本丸の天守台。結構面積があるので、もし建てられていたら相当立派な天守になっていたでしょうね。

天守台から望む「坤(ひつじさる)櫓」
これも伏見城からの移築建物。

5月はこの櫓が内部公開でした。通常は春と秋のみで5月を逃すと次は9月なのですが、今年は築城400周年記念で特別に通年公開です。
1階は制限無し。2、3階は1日2回で先着20名のみと狭き門で、運悪く30名程の年配集団とかち合ってしまったため、あきらめました。
先に他を周って時間を置いて中へ。
物置のように雑然としておりましたが、お城の解説パネル多数と、復元模型があり、プチ博物館になっておりました。

これを見ると、ほぼ往時の構造を残しているのがわかります。
左下の堀に沿って山陽本線と明石駅があります。
お城全体が明石公園になり、本丸の前の曲輪は更地にされて野球場や競技場が建てられましたが、中央の本丸と両隣の曲輪群すなわちお城のメインの部分はしっかり残されているのです。
稲荷曲輪から眺める天守台と坤櫓。

別角度から、左が稲荷曲輪、右が坤櫓。

中央下にあるのは日時計だそうです。

三ノ丸だった空間に庭園。
古い写真では門の周囲は板塀に囲まれていましたが、今は撤去されておりました。
11時頃。本丸周辺を歩き周りましたが、まだエリア半分残っていますので、休憩とエネルギー補給で公園内の食事処へ。

なかなかオシャレな空間。エビかつバーガーセットを。
食事後、見学再開。
このアングルがお気に入りです。

本丸の東側、二ノ丸 と 東ノ丸 の高石垣の下を進みます。

振り返って。

また振り返って。

しつこく・・・

東ノ丸に入り、東端の櫓台から。
明石海峡大橋を遠望。

東ノ丸から。高さを感じるアングル。

二ノ丸から。

一通り周って、東ノ丸入口から出てすぐの 明石市立文化博物館 を見学。
常設展に明石城関係の展示もありましたが、櫓内展示の方が情報量は勝っていましたね。

下に降りて東側の堀沿いに。

奥は明石駅。

東入口から再入城。
枡形虎口を抜けると、三ノ丸の広場。

一部は ばら園で、春ばらが見頃でした。

これで一通り周れましたので、城外の次の目的地へ向かいました。

正面入口。

堀の西側にある「織田家長屋門」。
これも移築物だそうで、新築した建物はないんかぃ、とツッコミを入れたくなりますね(^^;)。
現存したのがたまたま移築物だけだったのだと思いますが。
明石駅に戻って、山陽本線で東へ。
13:30頃に舞子駅、舞子公園に到着。

お目当ては明石海峡大橋です。

橋の科学館を見学後、少しぶらぶら。
海上ウォークのイベントで大賑わいでした。この日は気持ちよかったでしょうね~。科学館が当日エントリーの受付所で途切れることなく人の出入りが続いておりました。

明石の方を望む。
14:30頃。明石駅に戻り、駅の南側へ。

「魚の棚商店街」

鎌倉の小町通りのような観光地っぽい所かと想像していましたが、地元民向けの食材を扱う一般の商店街らしい所でした。

中途半場にお昼を取ったせいかお腹が空いたので何か食べることに。
明石焼きの店は散見されましたが、しょせん卵焼きなので、できれば海鮮丼的なものがよかったのですが、お魚系では手頃なところがなく・・・
リーズナブルなお値段だった すき焼き定食に引かれて。

暑かったので、昼間からビールもいっちゃいました。サイコーでした。

食事後、商店街で練り物など何点か仕入れて、再び明石公園へ。

公園だけあってベンチは豊富。
お城を見ながら摘まみました。写真は 鯛のちくわ。
ちくわは冷めてもおいしかったですが、タコ天はイマイチでしたね。
観光客向けやテイクアウト向けに保温されたものもあれば良いのに、と思いました。

再度バラ園。

400周年記念らしいイベントは無かったのですが、ここに形跡が。

東入口から再びお城を出て、東側のエリアを散策しました。
月照寺に移築された 明石城の切手門。
これも元は伏見城の門で、明石城に移築されたものだそうです。

さらに東に「子午線表示柱」。
そう、明石といえば日本標準時だったのですよね。

ここから、天文科学館越しに明石海峡大橋の方を展望できました。

16時過ぎてしまったので、天文科学館は見学せず。
こんな史跡も。

これで旅程は終了。
明石駅に戻りました。

帰りは17:20西明石駅発 20:22新横浜駅着のひかり。

夕食。
写真に偽りなく、お肉も御飯も美味しく、ボリュームもあり満足でした。

定刻に新横浜駅に到着しました。

片道2.5~3Hで、車の場合の半分以下。
車より費用はかかりますが、金で時間を買う が如く、帰宅後も疲れはなく翌日外出できたくらい余裕でした。