
一昨日6/7~8にドライブを兼ねて訪ねてきました。
エッシャーは有名なので代表作は知っていましたが、きちんと鑑賞したのは初めてかもしれません。
個展なので初期作品から有名なものまで充実した内容で、とても楽しめました。
巡回展なので7月からは愛知の豊田市で開催されますが、この美術館には一度行ってみたかったのと、大好きな北陸を応援したくて少しでも貢献できたらと思いまして。
がっつり走りたくて、富山までオール下道です。
早く着く必要は無いですし、今の時期、高速を使うとフロントが虫だらけになるのも抵抗があるのですよね(^^;)。
R20~R158~R471~R41で330km程。名古屋までと同じくらいの距離で意外に近いのです。
道程もドライブ向きで、R158以降は信号が少なくて延々と走れる道が続き最高なのです。
朝食(?)をとり、3時半頃に自宅を出発。満タンにしてR16からR20へ。
諏訪湖で渋滞に遭い抜けるのに時間を要しましたが、それ以外は平日のメリットで車は少なくスムーズで至福でした。
9時過ぎ頃にR158沿いの長野 松本市の道の駅「風穴の里」にて。

いつもは早朝に通過していたので、売店が開いている時間帯は初めてかも。
ツアーバスが止まっていて海外の人で賑わっていました。飛騨高山の方へ行くのかな。
小腹が空いたので、珍しい「わさび入り豚まん」を。
緑色の生地に練り込まれているのか、ちゃんとわさびの風味が後から来ましたね。
左のおにぎりは後で食しましたが、お米の炊き加減、握り加減、冷めても美味しい、完璧な逸品でした! 帰路にも購入してしまいました。
11時半頃に、R41沿いの富山 富山市の道の駅「細入」にて。

少し早めのお昼に、初めての富山名物「ブラックラーメン」。
黒いのは醤油味の色だそうで、色以外は普通のラーメンかな(^^;)。

外の屋台で、定番のイワナの塩焼きも。やっぱり美味しい。
12時半頃に富山市街の美術館に到着し地下駐車場に収まりました。

写真撮影可でしたので、印象的だったのを。
エッシャーの作品はてっきり描いたものだと思っていたのですが、木版やリトグラフなどの「版画」なのですね。
初期作品は木版画がメイン。信じられないくらい繊細な線で、立体的な陰影表現も見事です。

これはリトグラフだったか、とにかく細かい。

エッシャーといえばこれ。メタモルフォーゼの代表作。

こういう珍しいモチーフも。発想が面白いね。

雰囲気が良くて好きな作品。

これも定番。錯覚を利用した無限ループ系。

コレクション展も見学したのち、屋上に行ってみました。
美術館らしいデザインの遊具で子供の遊び場になっていました。

富山市街は、綺麗な箱物が多くてオシャレな街、という印象なのですが、特にここからの眺めは良かったです。
ビルと自然が調和していて海外の都市のようなイメージ。背後は立山連峰。

14時頃に美術館を出て(美術館で精算すると駐車代は2時間無料になります)、次の目的地へ。
路面電車が通っているのも特徴ですね。信号待ちで丁度いいタイミングでパシャリ。

新旧車両が混在しており、これはおそらくレトロな部類と思われ。
「富山城」の地下駐車場に収まりました。
15年ぶりの再訪です。

出入口の隣に、城門。
このお城の唯一の現存建物です。明治の廃城ラッシュで民間に移築されていたのが寄贈されて戻ってきたそうです。

城内から。赤い屋根が印象的。
両脇の石垣も、数少ない現存遺構です。

模擬天守。天守は実在しませんでした。
中は郷土博物館で、富山城の歴史をメインとした展示です。

ここにも被災の跡が。
奥の石垣は現存遺構で、巨石が組み込まれていたりで、このお城の見所の一つなのですが、立ち入り禁止になっていました(;_;)。

天守からの眺め。
正面の木にはサギが沢山いて、にぎやかでした。
市役所や富山駅の近くで都市のど真ん中なのに、大きなサギが群れているのが珍しいですね。ここで生活できるのかなぁ。食物とかどうしているんだろう?

先の立ち入り禁止の石垣。奥の屋外トイレも立ち入り禁止でした。

城内には綺麗な庭園が。
日差しが強くて暑いくらいだったのですが、丁度良い塩梅に東屋があり、朝に購入したおにぎりで休憩しました。

池の奥には、櫓風の美術館があります。

反対側から天守を。

美術館を見学後、裏手へ。
実在していない模擬ですが、いい感じに馴染んでいて天守より本物っぽいです(^^;)。

大通りに出て、

水堀と天守。
水が抜かれていて、ちょっと荒れた感じ。
奥の土橋も立ち入り禁止でした。重機が入っていたので修復や補強作業されているのでしょうね。

緑色が遺構の石垣です。これしか残っていないのです・・・

模擬とはいえ馴染んでいてカッコイイですね~。
15時半。そのまま「富山市ガラス美術館」へ散策しがてら向かいました。(駐車場が無いので)
モダンな外観。

だいぶ疲れが出てきて企画展を観る元気が無く、常設エリアへ。
本来はコレクション展を含めて200円なのですが、この日はコレクション展は休館で、100円でグラスアートガーデンのみでした。これだけだと物足りない感じでしたが、体調管理を優先で。
16時頃に駐車場に戻り、この日は終了。早めですが市内の宿へ。
翌日は富山市街の「富山県水墨美術館」へ。
9時半開館なのですが、9時頃に駐車場に収まりました。庭園は開館前も開放されているため、しばし散策。

常設展は水墨画がメインですが、企画展(無料)はジャンルにとらわれない内容のようでした。今は黒部ダム関係の写真などの展示でした。
30分くらいで観覧し終えて、帰路に着きました。往路の道程を逆に。
富山県内のR41の途中で「畠山重忠の墓」へ寄り道。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で注目された鎌倉武将です。
関東人のイメージなので、なんでここに? グーグルマップやカーナビにも登録されている謎スポットです。
車も人も居ない奥まった道なので、路駐してささっと見学。
復路も土曜日にしては渋滞がほとんど無くスムーズに進み、20時半頃に帰宅しました。
車載の平均燃費が23km/l台で、走行距離と走行可能見積もりの合計は1000km越えており、余裕で往復できました。トゥインゴは理想的な道路状況であれば、これくらいの足の長さのポテンシャルを持っているのです。
久々のロングドライブを堪能しました。今回は目的地を欲張らずセカセカしたスケジュールにしないこと、を一つの目標にしましたが、なんとかクリアできたと思います。