前回、ビューエルのギアオイル交換の記事で「プライマリにエンジンオイルはあまり良くないかも」と書きましたが、よくよく考えると「そうでは無いのでは無いか」というより
「アリシンに対する認識が甘かった」
のでは無いかと思い至りました。
(先日の記事には修正入れてます)
ALISYNの日本総代理店でのアナウンスには下記のように紹介されています。
*********************************************************************
「アリシンProシリーズ」は「エステル+PAO」の100%化学合成油で、
メーカーサイドが製品としてのオイルに事前に添加している添加剤成分としては全体にすれば微量ながらも
ギアオイル、エンジンオイルにはどの粘度にも非常に高価な
アンチモンを添加した特許パッケージだけでなく
「特に厳選された比類のない高価な添加剤をふんだんに用いた添加剤パッケージ」がメーカーの自慢です。
***********************************************************************
ここで大文字にしたアンチモンってのを少し調べてみると、極圧剤としての役割があるようです。
(一般的なオイルにはモリブデン系の極圧剤が使われているのでしょうか。)
しかも、これはギアオイルだけでは無くてエンジンオイルにも添加されているとあります。
つまり、エンジンオイルにも極圧剤が入ってるという事になるのかな。
アリシンのエンジンオイルをバイクに入れてもクラッチが滑らないってのは国産SS(スーパースポーツ)でも証明済みなんやから、同じくアンチモンが入っているギアオイルでもクラッチは滑らないって事なんかもしれへんと思い至った訳であります。
当然、エンジンオイルとギアオイルでは添加剤の質や量の違いが有るやろけど、少なくとも馬力100ps程度でトルク10kgちょっとの車両ではクラッチが滑る気配は御座いません。
(当方のビューエルにはVPクラッチという遠心力に比例して圧着力が高まる特殊なものが付いています。これをご覧になって「試してみたら滑った」と言われましても責任は持てませんけれども。)
実際に、アリシンのギアオイルであるPROGEARシリーズは所謂ギアオイル臭さは全く有りませんし、見た目や臭い、手触りなんかもエンジンオイルであるPRODRIVEシリーズと見分けが付きません。
(ひょっとして同じものだったりして・・・笑)
そう考えると、「ハーレーEVO系エンジンのプライマリーにPROGEARを入れたらクラッチが滑るかもしれへん」なんつうのは杞憂に過ぎなかったっちゅう事になるかも。
うじうじ悩んでいたのが馬鹿馬鹿しいよな話や(笑)
ほんなら、こないだプライマリーからドレンアウトしたオイルの汚れはなんやねんって話になるねんけど、これは
ALISYNの持つ驚異的な清浄分散能力
ってのが遺憾なく仕事をした結果と考えるのが自然や。
ビューエルを入手した際に元々入ってたんは恐らく純正指定のフォーミュラー+である。
ALISYNに交換するまで何キロ走ったのか定かでは無いけど、俺の手元に来てから少なくとも300km以上走ってるにも関わらず、抜いたオイルは綺麗だった。
それが100キロも走らないでプライマリーからドレンアウトしたALISYNはご覧の通り↓
つまり、既存のギアオイルは
「全くお掃除してくれていなかった!」
という証拠でもある。
事実はまったくアベコベで、ALISYNはとても良い仕事をしてくれていたからこそ、ここまで汚れを溶かしだしてくれたのである。
それをPRODRIVEが悪者であるかのように書いてしまったのは早計でありました。
#それにしても、ミッションの内部ってこんなにも汚れるんやね。
ハリアーも数年前に交換して以来抜いてへんけど、大丈夫やろか・・・汗
PROGEARに交換してからのシフトタッチは前回記述したとおり、ギアがヌルヌル入るかのようであり、尚且つエンジンの振動が随分とまろやかになっている事から、潤滑っちゅう仕事においても存分にアリシンらしさを発揮してくれているようだ。
少なくとも、うちのBUELL X1 Lightningに積まれているEVOエンジンとALISYNの相性は良好であると言えるだろう。