
ワイスピ3のナンバーネタは最後にします。RX-7だけは‘300’でした。R33は、見えにくいですが、400でしょう(汗)。ついでに映画のご紹介を!
あらすじ
アリゾナに暮らす、クルマだけが生きがいの高校生ショーン・ボスウェル(ルーカス・ブラック)は、ある日同じ学校のアメフト部の花形選手に因縁を付けられ、彼との派手なカーレースの末に大事故を起こし警察に補導されてしまう。ショーンはこれまでにも2度同じような騒ぎを起こし、補導され、少年院入りを見逃してもらう代わりに街を追い出されては、そのたびに母親と一緒に各地を転々としていたが、今回は母親がついに愛想を尽かし、ショーンに一人でどこかに引越するよう告げる。ショーンは、東京の米軍基地に勤務する軍人の父を頼って、カーレースをしないというルールつきで日本の高校に転校することになる。
その高校でショーンはトゥインキー(バウ・ワウ)にそそのかされて駐車場に行き、そこでドリフトに出会ったショーンは、日本の裏社会・ヤクザの組長を叔父に持つタカシ(ブライアン・ティー)に挑発され、初めてドリフト・レースにチャレンジするも、「D.K.(ドリフトキング)」の異名を持つタカシの運転テクニックに歯が立たず惨敗。タカシの仲間のハン(サン・カン)に借りた車S15シルビアをボロボロにしてしまう。初レースの結果は散々なもので、父親にもばれて叱責されるが、ハンに気に入られたショーンは、壊してしまった車の弁償もかねて借金の取り立てを手伝いながらドリフトを教わることになる。ショーンはめきめきと腕を上げ、ハンとの信頼関係を深めてゆく。その後ショーンはタカシのガールフレンドで高校の同級生であるニーラ(ナタリー・ケリー)に惹かれ、ニーラも同じ「外人」という境遇からショーンに惹かれてゆく。
だがそれに気づいたタカシはある日、ショーンに「ニーラに近付くな」と警告。さらにタカシたちの所属するヤクザが経営するパチンコ店の売り上げをハンが着服していたことが明らかになる。タカシはハンを殺すためにハンの所有する自動車工場に殴りこむ。ハンは激昂するタカシから逃げるために無謀な運転をした挙句、大事故を起こし死んでしまう。タカシに命を狙われる羽目になったショーンは、後戻りできなくなったと感じ、タカシの叔父であるヤクザの組長・カマタ(JJサニー千葉)に残った着服金を返還し謝罪をするとともに、レースによるタカシとの直接対決に勝つことを条件に許してもらうよう頼み込む。
見どころ
チューンアップされたクールなマシンに乗り、ストリートを爆走するカーアクションシリーズの第3弾。今回は海外における全日本プロドリフト選手権(D1 Grand Prix)の人気も相まって、舞台はドリフト発祥の地、日本となった。また、前2作の興行成績がアメリカより日本で好調だったことも要因の一つである。渋谷をはじめ首都高、そして峠を舞台にチューニングカーが多数疾走する。特に立体駐車場での接触ギリギリのドリフトや派手なアクション、日本独特の雰囲気に拘ったシーンの数々は見物である。(作中で警察にスピード計測をされるシーンがあるが、そのスピードガンにまで警視庁の文字が入っているという拘りよう)
日本では公道を封鎖して撮影することは認められていない。特に渋谷での派手なクラッシュ・爆破シーンを撮影する許可が下りるはずがなく、そのためロサンゼルスの街を封鎖し、そこに看板や道路標識を設置。それにあらかじめ撮影した渋谷のビル群の映像を合成し、あたかも本当に渋谷で撮影したかのような迫力のカーチェイスシーンを実現している。ドラマシーンと一部のカーアクションシーンは日本国内で撮影(新宿・目黒にてドラマシーン、カーレースシーンは鋸山登山自動車道にて撮影)。
立体駐車場でのスターター役で妻夫木聡、ドリキンこと元祖ドリフトキング土屋圭市などがカメオ出演する。
撮影には230台の車を使用した。メインのランサーエボリューションやフェアレディZ、Veilside RX-7 Fortune Model、そして脇役となる一般車両やタクシー、さらには軽トラックやクラウンのパトカーなど、雰囲気を醸し出すため、アメリカの撮影現場に日本から運び込まれた車両は約100台にも上る。
カーチェイスシーン(ドリフトシーン)のスタントを担当したのは、熊久保信重、田中一弘(本国ロケでは(en)リース・ミレン、ターナー・ファウストら)など現役D1ドライバー達である。上記のカーレースシーンでの超接近ドリフトは熊久保・田中の『チーム・オレンジ』の十八番といえる
日本車
三菱・ランサーエボリューションⅨ(CT9A、2006年式)・・・ハンがショーンに与える車。ボディカラーは赤/黒。APR Performanceコーポレートデザインのバイナルグラフィックを施す。駆動方式を4WDからFRに改造、APR Performance製のブーレイ顔のワイドボディキットの装着により、外観はIXよりもVIIIに近くなっている。ホイールはRAYS製。
マツダ・RX-7-VeilSide Fortune Model(FD3S、1994年式)・・・ハンの愛車。ボディカラーはオレンジ/黒。この車は映画制作側からの要望により撮影に先行して製作、公開されていた。改造マニアの車という設定で外観はルーフ以外殆ど全て原型を留めない(なお、デザインモチーフは鎧)。
マツダ・RX-8(SE3P、2006年式)・・・ニーラの車。ボディカラーは水色/黒。VeilSideエアロ装着。ホイールはRAYS製。
日産・フェアレディZ(Z33、2002年式)・・・Veilside仕様(マットブラック塗装の上にグロスブラックのバイナル グラフィックス、ツインターボにNOSシステムを搭載し、460馬力を発生。D.K.の車)とトップシークレット仕様(金色のワイドボディの方はモリモトの車。そうでない銀色の方も登場。これらのデザインはアートファクトリー・グラフィックスの「車道」シリーズの流れを汲んでいる。ホイールはRAYS製)が登場。
日産・シルビア(S15、2001年式)・・・ボディカラーは紺/橙。パーキングでのバトルでハンがショーンに貸した車で通称「ドリフト界のモナリザ」。C-WESTエアロ装着、エンジンを2001年製のGT-Rに搭載されていたRB26DETTに換装している。ホイールはRAYS製。
アメリカ車
フォード・マスタング(1967年式)・・・濃緑色に白レーシングストライプス。D.K.との峠のバトルの時のショーンの車。エンジンをS15に搭載されていたRB26DETTに換装している。また、ホイールもS15が履いてたものと同じ。
シボレー・モンテカルロ(1970年式)・・・サーフェイサー(クリーム)色に黒プライマー地のままのボンネットという下地の状態。アメリカにいたときのショーンの車。スリックタイヤを履いている。序盤でアメフト部とこの車でレースをする。
ダッジ・バイパー(2003年式)・・・赤のコンバーチブル。アメフト部選手の車。序盤でショーンのモンテカルロと対戦。
プリマス・サテライト (1970年式、アメリカのピュアビジョン社制作のカスタムカー)・・・銀色。ドミニクの愛車で愛称はHAMMER。インジェクション仕様8200CC。最後のシーンでショーンのS15(後述)と対戦する。
日本のナンバープレートの規定が理解されないまま車両製作された為、ナンバープレートがとんでもない事になっていたりする。
例:ランエボやZ33、GT-R等は本来3ナンバー(普通乗用)が取り付けられるべきであったが、何故か4ナンバー(小型貨物)や5ナンバー(小型乗用)になっている。また、エキストラとして出てくる軽四のナンバープレートは本来は黄色(自家用)又は黒(営業用)が付くはずなのだが、白色となっている。細かい点では書体や数字ケタ数等にも間違いがある。
出演
ショーン・ボスウェル: ルーカス・ブラック
トゥインキー(日本の高校での同級生): バウ・ワウ
ニーラ: ナタリー・ケリー
D.K.(タカシ): ブライアン・ティー
ハン: サン・カン
モリモト: レオナルド・ナム
ショーンの父: ブライアン・グッドマン
カマタ組長: 千葉真一(JJサニー千葉名義での出演)
レイコ: 北川景子
ドミニク: ヴィン・ディーゼル
カメオ出演
パーキングシーンでのスターター: 妻夫木聡
カマタ組長の子分: 虎牙光揮
釣り人(峠シーンでのドリフト走行の吹き替えとしても出演): 土屋圭市
ショーンに借金を回収される刺青の男: KONISHIKI
ショーンの父親の愛人: 真木よう子
ショーンの高校の教師: 柴田理恵
1カットのみ出演: 中川翔子
波岡一喜
エキストラ 田所藍、小桜セレナ 他
ブログ一覧 | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2007/03/19 11:14:12